宗男日記から

ムネオ日記
２００６年１２月２日(土)
　７時１５分羽田発で広島空港へ。海上タクシーで安芸津港から呉市豊浜町斎島へ向かう。テレビ朝日「銭形金太郎」収録。放送は１月１０日夜の予定。
　島には２２人しか住んでおらず、しかも一番若い人で５３歳。敬老会はここでは７５歳以上との事。お年寄りから島への愛着と若者がいない事を聞かされ、複雑な気持ちになる。島に生きる事の尊さと、親子、人間関係の重さをしみじみ知らされた思いである。
　偶然にも向かいの島が家内の出身地大崎下島で、奇妙な巡り合わせを感じながら、一日斎島で過ごす。
　１８時１５分広島発で帰京。東京在住の足寄高校同期会に顔を出す。久々に会う人もおり、高校を卒業してちょうど４０年、過ぎ去りし青春を想い出しながら、良き友人、母校、故郷に感謝してやまない。政治家という仕事に就き、中・高の仲間がいつも一心同体で行動してくれた事に改めて感謝しながら、持つべきものは友達だとつくづく感じた。
　タウンミーティングで一日１０万円―委託を受けた大手広告代理店電通が、最高で一人１０万円の日当を請求し、内閣府が支払っていた事が判明する。とんでもない官僚の「親方日の丸」的考えだ。内閣府で支払いを担当した者、責任者は、厳格に処分されるべきだ。国民の税金を何と考えているのか。理解に苦しむ。官僚には、一生懸命やった人、手抜きやミスをした者に対してきちんと信賞必罰をすべきである。それがない事が、甘えの構図を作り出す原因になっているのではないか。先のハイヤーの件と言い、やらせ的動員と言い、なっていない。何のためのタウンミーティングか考えるべきである。
鈴 木 宗 男
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