判決は直ちに効力を生じるため伊方原発は次の判決まで動かない。素直にすごいと思う。
粘り強く裁判を続けて来た原告団の皆さん、忖度せず良心で判決を出した裁判官。すごいと思う。( 黒川敦彦氏コメント)
伊方原発運転差し止め=「火砕流、到達の可能性」-3号機仮処分・広島高裁
伊方原発3号機の運転差し止めを命じた仮処分決定を、支援者らに伝える河合弘之弁護士(右)=13日午後、広島市中区の同高裁前
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017121300147&g=soc
2017.12.14
四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町、定期検査中)の運転差し止めを広島市の住民らが求めた仮処分申請の即時抗告審で、広島高裁は13日、運転差し止めを命じる決定を出した。野々上友之裁判長は「阿蘇の過去の噴火で火砕流が到達した可能性は十分小さいと評価できず、原発の立地は認められない」と判断し、来年9月末まで運転差し止めを命じた。仮処分決定は直ちに効力が生じるため、四国電は決定が覆らない限り、定期検査が終わっても運転を再開できない。四国電は異議を申し立てる方針。
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東京電力福島第1原発事故の後、高裁段階で運転差し止めを命じた司法判断は初めて。野々上裁判長は、仮処分は証拠調べの手続きに制約があり、差し止め訴訟が係争中の広島地裁が異なる判断をする可能性もあるとして、運転停止期間を来年9月30日までとした。
広島地裁は3月、原子力規制委員会が定めた新規制基準は「不合理とは言えない」と判断し、住民側の仮処分申請を却下した。
野々上裁判長も、基準地震動(想定される地震の揺れ)の策定方法など、火山以外の争点については「新規制基準は合理的」と判断した。その上で、伊方原発から約130キロ離れた阿蘇カルデラ(熊本県)で約9万年前に起きた巨大噴火を検討。四国電が伊方原発周辺で実施した地質調査やシミュレーションでは、火砕流が敷地に到達した可能性が小さいとは言えず、「原発の立地は認められない」と判断した。
伊方原発は瀬戸内海を挟んで広島市から約100キロの距離にある。3号機は昨年8月に再稼働し、定期検査のため今年10月に停止。四国電は来年1月22日の発送電再開を目指していた。
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Emi KoizumiさんFBより
広島高裁での「伊方原発3号機・運転差し止め命令決定」のニュース、非常に報道が少ないです。高裁としては初、という歴史的司法判断なのに、なぜ?(-_-#)
それでも昨日の昼のNHKニュースに続き、12/13夜の報道ステーションでは報道があったのを見ましたので、録画できなかった冒頭を除き、録画出来た「報道ステーション」中の画像で、多少順番を編集してほぼ画像のお知らせとしての投稿をさせて頂きます。 m(_ _)m
富永キャスターは、中央構造線上で大変危険、また佐田半島の付け根の佐多岬では、万一の時に5,000人が避難不能な立地であることの問題を指摘。
また、後藤解説員は、次のコメントを言われていました。
「①初めての高裁判断で、司法の拘束が強まる可能性が高い。...
②また、初めて火山の危険性、との判断が入り、火山国日本としては、存在する全ての原発について、安全見直しの対象が広がり得る。
その事に政権側は大きなショックを受けています。」
また、火山噴火予知連絡会の藤井敏嗣・前会長の解説・ご意見も報じられましたが、その専門的な見解も合わせ考え、大変大きな司法判断だった、と大きな希望を感じました。 拝
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参考リンク➡ https://headlines.yahoo.co.jp/hl…