「佐川長官喚問を」「徹底捜査を」森友学園 文書問題で抗議デモ
NHK https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180303/k10011350611000.html
3月3日 18時13分
学校法人「森友学園」への国有地売却問題をめぐって、国税庁の佐川宣寿長官の罷免などを求める抗議デモが都内で行われ、参加者たちは契約に関する財務省の内部文書が書き換えられていた疑いがあると一部で報じられたことを受け、国会での証人喚問や検察による徹底した捜査を訴えました。
この抗議デモは森友学園との交渉記録を廃棄したなどとして、財務省の前理財局長だった国税庁の佐川長官の罷免などを求めている市民団体が企画したもので、東京・霞が関の財務省前に主催者発表でおよそ1500人が集まりました。
冒頭、発起人の東京大学の醍醐聰名誉教授が、学園との契約に関する財務省の内部文書が問題発覚後に書き換えられた疑いがあるとする2日の朝日新聞の報道に触れ、事実であれば財務省の組織ぐるみの犯罪行為で許されないなどと訴えました。
このあと参加者は庁舎に向かって「ふざけた国会答弁は許さない」などとシュプレヒコールを挙げたあと、佐川長官の国会での証人喚問や検察の徹底した捜査などを求めて、およそ1.7キロにわたって行進しました。
参加した60代の男性は「きのうの国会では政府側は野党の質問に真摯(しんし)に応じていないと感じた。財務省は事実関係を正確に説明してほしい」と話していました。