異教の地「日本」 ~二つの愛する”J”のために!

言論宗教の自由が保障され、ひとりひとりの人権が尊ばれ、共に生きることを喜ぶ、愛すべき日本の地であることを願う。

【原爆・長崎】 日本人はもっと怒るべき、高校生平和大使のスピーチ見送りに! 林田 光弘氏

2017-08-20 22:16:39 | 核爆弾 広島長崎

 

 「20代目の節目なのに」 高校生平和大使の演説見送り、長崎から落胆の声 西日本新聞 ·

「20代目の節目なのに」 高校生平和大使の演説見送り、長崎から落胆の声

 スイスのジュネーブ軍縮会議で高校生平和大使による演説が今年は見送られる見通しとなったことを受け毎年、平和大使を派遣している被爆地の長崎では、大使経験者や被爆者らから「残念」「意見の違いを尊重して」などの声が上がった。

 

============================

林田 光弘氏FBより

高校生平和大使のスピーチについて

2017.820

僕の出身団体である高校生平和大使の国連でのスピーチが中止になった(させられた?)というニュースが話題となってますが、このことで僕にも「どうなってんの?」って連絡がたくさん来ています。

僕も一人一人に返事をする余裕はないので、少しだけここで解説しておきます。

僕からすると「そりゃそうだろな」という感じでそこまで大きな落胆はしていません。

政府に対する落胆は、核兵器禁止条約交渉会議に日本が参加すらしなかったとき、条約成立後署名はしないとわざわざ明言したときなど、この間に散々しました。

高校生平和大使は2013年から、外務省から「ユース非核特使」を任命されています。つまり、外務省公認の1日大使に任命されることで、各国大使しか入れない会議場内に入れる、その場でスピーチが出来ていました。

日本政府は核兵器禁止条約の交渉会議参加すら拒否したわけですから、「1日大使」である高校生から国連軍縮会議の場において「日本政府がなんで入らないのか、入ることに期待する」等々を語られるとメンツ丸つぶれなわけです。だからこそ、今回の対応は別におかしな対応ではありません。

この場を借りて釘を刺しておけば、唯一の被爆国でありながら、核兵器の非人道性を軸として成立した核兵器禁止条約に日本が入ってないことに私たち日本人はもっと怒るべきなのです。

「高校生が」とか、分かりやすく騒ぎやすいトピックで話題を大きくしてもそれは高校生たちを疲弊させるだけであり、こちらで話題を大きくするぐらいなら、禁止条約に日本政府が入る気がない態度そのものを問題にすべきなのです。

条約は間も無く来月には署名が解放され、50カ国の署名があれば発行の目処が立ちます。そのタイミングであらためて日本政府はこの条約に対してわざわざ反対の意向を語るでしょうから、その時にこそ声をあげるべきです。

河野さんが外務大臣になって、先日の2プラス2の会議のタイミングでアメリカ側のにCTBT(包括的核実験禁止条約)の批准をお願いしました。これは歓迎すべき動きであると同時に、核兵器禁止条約に対する拒否をよりロジカルに言い逃れしようとする準備とも受け取れます。

まだ、河野さんを含む、新内閣の評価をすべきタイミングとは言えませんが、慎重に見守りながら、日本こそが核兵器禁止条約を推進するリーダーになるべきだという声を届け続けていきましょう。

移動中のため雑文ですが、今思いつくのはこんな感じです。


<林田 光弘さん紹介記事>

被爆3世がつなぐ、核兵器なき世界への願い 「ヒバクシャ国際署名」リーダー25歳被爆3世、林田光弘さん ~世界で署名集め 1年で300万筆 

 

 ==============================-

https://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/352071/

「20代目の節目なのに」 高校生平和大使の演説見送り、長崎から落胆の声

 
 

 スイスのジュネーブ軍縮会議で高校生平和大使による演説が今年は見送られる見通しとなったことを受け毎年、平和大使を派遣している被爆地の長崎では、大使経験者や被爆者らから「残念」「意見の違いを尊重して」などの声が上がった。

 長崎市では19日、今年の高校生平和大使22人のうち、長崎から派遣される3人の出発式があった。彼らは演説を想定し、英語力を鍛えてこの日を迎えた。

 引率する元教師の平野伸人さん(70)=同市=は、取材に対し「正式に見送りを伝えられたわけではないので何とも言えない」と絶句。その上で「政府が反対している核兵器禁止条約を平和大使が『推進すべきだ』と主張してしまうことを、外務省側が恐れたのではないか」と推測した。議事内容次第では直前の変更もあるといい「演説ができることを期待している」。

 出発式に参加した被爆者の井原東洋一さん(81)=同市=は「条約への言及を懸念しての対応ならば、政府と市民社会の溝がもっと深まる結果になるだろう。立場に違いがあるからこそ互いを尊重する寛容さが必要だ」と懸念を示した。

 昨年、長崎の平和大使としてジュネーブ軍縮会議で演説した大学1年の永石菜々子さん(19)=東京=は「(演説の見送りに)驚いたし残念に思う。今年は核兵器のない世界に向けて前進した年で平和大使も20代目の節目。演説には絶好の舞台だと思っていたのに」と険しい表情を見せた。

 昨年も日本政府と平和大使の温度差を強く感じたという永石さんは「双方の考え方のギャップを埋めるのは難しいだろうが、頑張っている高校生が活躍できる場を途絶えさせてはいけない」と訴えた。

 

 =========================

酷すぎる。高校生平和大使の発言を阻止した日本政府。核禁止条約への言及を恐れた、汚い大人の事情。「平和な世界」を願う純粋な気持ちを土足で踏みにじる行為。20周年の節目と頑張って過去最高の署名も実現したのに…。大人として、原水禁世界大会で知り合った大勢の高校生たちに心から謝りたい。

 

 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



最新の画像もっと見る