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【爆買】米製高額武器をまた購入 / 「日米軍事同盟破産」という日刊ゲンダイの絶妙な造語 〔天木直人2017.8.20〕

2017-08-20 21:02:20 | 平和 戦争 自衛隊

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地上型イージスも新たに 2プラス2で伝達 米製高額武器また購入   (東京新聞)

2017年8月19日 朝刊

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 日本政府は十七日に米・ワシントンで開かれた外務・防衛担当閣僚による日米安全保障協議委員会(2プラス2)で、北朝鮮による弾道ミサイル発射への対応策として、米国から新たな高額武器を購入する方針を米側に伝えた。日米の防衛協力を強化すると同時に、「米国第一」を掲げて米国製品の輸出増を目指すトランプ大統領に配慮し、良好な日米関係を維持する狙いもある。(新開浩)

 小野寺五典(いつのり)防衛相は、2プラス2に続くマティス米国防長官との個別会談で、海上自衛隊のイージス艦に搭載している迎撃ミサイル「SM3」を地上配備する米国製「イージス・アショア」を新たに購入する方針を説明し、協力を求めた。

 小野寺氏は会談後、記者団に「しっかり協力する姿勢を示してもらった。先方からは歓迎の意向が示された」と語った。

 イージス・アショアは一基八百億円程度で、二基で日本全域をカバーできるとされる。日本政府は導入に向け、二〇一八年度予算に設計費を盛り込む方針だ。この他にも、レーダーに探知されにくいステルス戦闘機F35や、新型輸送機オスプレイなどの高額な武器を米国から買う計画だ。

 米国製の武器購入に拍車が掛かる背景には、トランプ氏が唱える「バイ・アメリカン(アメリカ製品を買おう)、ハイヤー・アメリカン(米国人を雇おう)」という主張がある。安倍晋三首相は二月の日米首脳会談直後の国会答弁で「米国の装備品はわが国の防衛に不可欠。結果として米国の経済や雇用にも貢献する」との持論を展開した。

 米国製の高額な武器購入の影響もあり、安倍政権の下で日本の防衛費は一七年度当初予算まで五年連続で増え、一六年度には五兆円を超えた。

 防衛費の増加は今後も続く見通しだ。2プラス2の共同発表は、一九年度から五年間の次期中期防衛力整備計画(中期防)に触れ「日本の役割を拡大し、防衛能力を強化させる」と明記。日本が一層の負担増に応じる内容を盛り込んだ。

 

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新党憲法9条http://kenpo9.com/archives/2057より転載

「日米軍事同盟破産」という日刊ゲンダイの絶妙な造語

2017年8月20日  天木 直人

 今度の2プラス2の中身は、難しい事が色々とメディアに書かれているが、その実態は、北朝鮮の危機に便乗して日本が米国からどんどんとミサイル迎撃システムを買わされたという事につきる。

...

 しかも報道を読むと、日本の方から頭を下げて売って欲しいと頼んだと言うからもう笑い話だ。

 日本国民が、1円でも安い値引き食品を求め、1円でも高い給与を求めて職を探して、生活苦に追われている時に、増税や年金削減、保険費負担増で搾り取った金を米国の武器購入につぎ込む。

 国民は戦争で犠牲になる前に生活苦で殺される。

 これが現実であるのに、大手メディアはそのことを書かない。

 書いても、難しい理屈を並べるから一般国民にはピンと来ない。

 そう思っていたら、きのうの日刊ゲンダイ(8月21日号)が書いてくれた。

 日本の末路は「日米軍事同盟破産」だと。

 言い得て妙だ。

 大手新聞がこのようなわかりやすい言葉で安倍政権の進める日米同盟強化を解説してくれたら、さすがの国民も気づくだろう。

 国民がいったん気づいたら、あの森友、加計疑惑のように、怒りは収まらず、安倍首相への不支持は減らない。

 それにしても、あの安保法の時もそうだったが、国民に何の説明もしないままに、今度の2プラス2でいきなり米国から訳の分からない武器を大量爆買いを約束した安倍首相は、一体、自国民を何と思っているのだろう。

 国会でそれを追及できない野党は何をボヤボヤしているのだろう。

 もうこの国の政治は機能していない。

 まったく新しい政治の動きが出て来なければウソだ(了)

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