(AbemaTV/『原宿アベニュー』より)https://abematimes.com/posts/3789269
2018.03.03 01:00
立憲民主党・党首の枝野幸男衆議院議員。内閣官房長官や経済産業大臣を歴任し、2017年には立憲民主等を設立。現在、野党第一党の党首を務め、草の根から暮らしを立て直す、1日も早い原発ゼロ、立憲主義の回復、選択的夫婦別姓の実現などの政策を掲げている。
そんな枝野議員を、国会議員を若者目線から取材するAbemaTV『原宿アベニュー』の「議員GO」は直撃。今回直撃するのは、元AKB48のメンバーで所属時は“憲法アイドル”と呼ばれていた内山奈月。
訪れたのは、枝野議員の事務所がある衆議院第一議員会館。内山からの取材依頼に枝野議員は「やっときたなと。なんで菅さんが先だったんだと。元AKBで憲法アイドルで、AKBと憲法っていったら私だろうと。なんでうちじゃなかったんだって思って待っていた」と話す。
“アイドル好き”として知られる枝野議員。それについては「実は『アイドルが好き』かは微妙で、カラオケが大好きでカラオケで新曲を覚えようとすると秋元さんの作った曲がいい曲が多い。最初のうちはAKBさんで、最近は乃木坂さんや欅坂さんもいい曲が多いので、歌う曲はそっちが多くなっている。グループとしてどこが好きとかってわけではない」と"楽曲推し"であることを明かした。
議員会館にも大量のCDが置いてあり、握手会も行きたいそうだが「いろんな意味でハレーションが起きそうなので」と考えやめているという。
実は元合唱部で、カラオケでアイドルソングを歌うことが趣味の枝野議員。元AKB内山の「枝野さんの歌声で踊りたい」という提案には、「本当はなかなか歌わないことになっているんだけど…」と言いつつもAKB48の「フライングゲット」のサビを披露。元AKBと立憲民主党代表の貴重なコラボが実現した。ダンスについては「ここだけは僕も覚えようと思ったんだけど、やっぱりついていけない」と意外なエピソードも明かした。
また、枝野議員の特技としてネット上で噂されているのが、与えられたテーマについてぴったり時間内でまとめられる“タイムキープ術”。時計を見れば大体合わせられるということで、実際に検証してみた。お題は「いま枝野議員が伝えたい政策」について。
「日本は少子高齢化社会ですから、高齢者の皆さんの老後の安心と子育ての安心が何よりも大切だと思っている。高齢者を支える介護職員の皆さんも保育士の皆さんも、低賃金で重労働。このためになかなか人が集まってくれない。なので、いま日本にとって一番大事なことは、介護職員の皆さんと保育士の皆さんの賃金をみんなで支えて底上げする。これが一番大事だと思っている」
結果は、29秒97。時間ぴったりにまとめ上げた。
そして、話題は立憲民主党立ち上げ時の話に。枝野議員は「政治の世界って『一寸先は闇』と昔から言われてきたけど、こんなに一寸先は闇とは思わなかった」と当時を振り返る。
立憲民主党のロゴについては「党を作ることを決めてから記者会見まで12時間くらいしかなかったので、その間にデザイナーさんがデザインをして『これでどうだ』と持ってきてくれて、一目見てOKとなった。斜めで伸びていくイメージと、それから『民』が真ん中で一番大きいというのは、やっぱり意味を込めてくれたんだと思った。それを発注したのではなくて、デザイナーさんがそういう発想でやってくれたんじゃないかな」と明かした。
結果、野党第1党となった立憲民主党。その状況を党首である枝野議員はどう捉えているのか。
「次は総理大臣を狙うのか?」、その問いに枝野議員は「野党第1党の党首が総理大臣を目指さなかったら、野党第1党の責任が果たせないと思う。僕もいろいろな評価があったけど、与党でいろいろな仕事をやらせてもらったので、今さらずっと野党の議員をやるつもりは全くない。かといって早くどのポストにつきたいとか、そういう意識はあまり強く持っちゃいけないのかなと思っている。結果としてついてくるんじゃないかって。野党第1党なんだけど、多分世の中の見え方は、まだ“神7”には入れていないと思う。前田(敦子)さんに対する大島(優子)さんくらいのポジション、まずはそのポジションをつくらなきゃいけない」とAKBを引き合いに答えた。
また、神7に入るための施策として「『いい政策をいかにわかりやすく伝えるか』『いい政策をいかに多くの人に伝えるか』という努力をどうするかということで、その努力の中身が違うだけであって、(アイドルと)一緒だと思う」と語った。