http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/article/296994より転載
政府式典に欠席、抗議集会へ 沖縄知事、対決姿勢を鮮明
沖縄県の翁長雄志知事は20日の記者会見で、政府による米軍北部訓練場(東村など)の部分返還式典が名護市で開かれる22日に、同市でのオスプレイ不時着事故に抗議する集会に出席すると表明した。式典出席のために、沖縄訪問予定の菅義偉官房長官ら日米政府関係者から会談を打診されても、拒否する意向も示した。
翁長知事は既に、訓練場の非返還区域でオスプレイが運用予定であることを理由に式典欠席を表明。沖縄では、事故後6日でオスプレイが飛行再開し政府が容認したことに反発が強まっており、政府との対決姿勢を鮮明にした。
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http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/76625
「沖縄県民も国民ではないのか」 オスプレイ再開、副知事が国に抗議
沖縄県の安慶田光男副知事は20日、県庁に川田司沖縄担当大使、沖縄防衛局の中嶋浩一郎局長を呼び、オスプレイの飛行再開に抗議した。飛行再開を容認した日本政府の対応を「米軍の考えを最優先しており、極めて県民不在と言わざるを得ない。強い憤りを感じる」と指摘し、オスプレイの即時飛行中止と配備撤回を重ねて求めた。
中嶋氏は「県民の不安が払拭(ふっしょく)できていないことにはおわび申し上げる」と陳謝した。その上で「事故の原因となった空中給油訓練は当面見合わせることになっている」として、理解を求めた。川田氏は「引き続き米側に安全確保を要請していく」と答えた。
安慶田氏は、翁長雄志知事が稲田朋美防衛相に墜落事故で抗議した際、防衛相が「国民が理解して安全だということがない限り飛行しないよう米側に申し入れている」という趣旨の説明をしたと強調。
「県民の不安は払拭されてない。沖縄県民も国民ではないのか。飛行再開は拙速と言わざるを得ない」と指摘し、県民感情を重視するよう求めた。
「沖縄はあるまじき扱いを受けている」知事会見の詳報 - 朝日新聞デジタル