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先日、バングラデシュで農業支援活動をしていた日本人が殺されてしまいました。...
そんなバングラディシュで子どもたちへの教育支援を行なっている学生NGO 『ちぇれめいえプロジェクト』からshareします。
今まで日本は「戦争をしない国」と思われていたから守られていた。
でも、戦争法が可決され、変わってしまった。
他人事ではない。
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10/3、バングラデシュから帰国した翌日に入ってきたショッキングすぎるニュースについて。
Shocking news: Japanese man shot dead in Bangladesh
66歳の日本人男性が射殺された。
北部ランプールで農業支援に関わってたそう。
亡くなった方には、
バングラで踏ん張ってた同志として心からご冥福をお祈り申し上げます。
ISILを名乗る組織が、
「ISとたたかう有志連合の一員である日本への報復」と自らの犯行であることを主張。
さらなる攻撃も予告してる。
もちろん今回も、
もっとも非難されるべきなのは人殺し。
でも、この一年ほどの間に日本が海外に送ってしまったメッセージとはなんだったのか振り返らなきゃならない。
首相が名指しで「ISILと戦う周辺各国に総額2億ドル程度支援を約束します」の演説(写真)したのはわたしがバングラデシュにいたときだった。
「テロと戦う国際社会において、日本としての役割をきぜんと果たしてゆく…」
後藤さん、湯川さんが殺害されたとき「これから日本人に指一本触れさせない」と言っていたわたしたちの首相。
そして国内の反対と不安を押し切りまくっての安全保障法制の採決。
さて、より強くて安全な国になったのか。
今回の事件も法案成立の副作用では絶対ないと言い切れるのか。
「イスラム国」とか「ISIS」って組織を日本人たちが初めて聞いて知って震撼しはじめたずっと前から、バングラデシュではIS系組織の名前は何度も出てた。
数日前のイタリア人NGO職員殺害のあと、「対象とする国として日本も名指ししていたほか、具体的な攻撃の対象として日本の外交官なども挙げている。」との報道があった。
現地の友人たちの中には、この事件の3日前に安倍首相とバングラ首相が公式会談したことも関係するのでは?と言ってる人も。
(スクショは殺害の前日に感じたことを投稿したわたし個人の意見。)
世界の警察になると言った国は、
これまでどれだけテロの標的になってきたか。
軍需産業で儲け続ける国の軍は、
昨日もアフガン北部で国境なき医師団の医療施設を爆撃して死人を出した。
日本を守るためとかいって、邦人保護の名目で武器を持った自衛隊を動かして、火に油を注ぐようになるのも目に見えてる。
アメリカが守ってくれるなんてお花畑もいいかげんやめなきゃなんない。
一方、9条を唱えるだけでも解決策にはなってない。
70年前の終戦から高度成長期を経て平和ボケしてたわたしたちは、平和が当たり前だと思ってたし、おもやり予算とかめっちゃ大金払ってるからいざとなったらアメリカが守ってくれると頭の片隅で思ってたし、まさか日本人がテロの、殺害の標的になるなんて思ってなかった。
今回のバングラデシュ3週間の滞在で、日本の安全保障法制の話や集団的自衛隊のこと、現地の人たち10人以上と話しました。
「日本の総理は、big changeをしたね。これからどうするの?」
「若者たちのデモをテレビで見たよ。反対する人はなにを思っているの?」
「日本は平和憲法をやめたの?」
「それでも自分の国くらい自分で守らなきゃね。」
いろんな意見がありました。
平和がいい、そんなの当たり前。
じゃあ、どうするのか?
どんな方法をとるのか?
日本流ってなんなのか?
日本だけ平和ならいいのか?
それを本気で話し合ってきただろうか。
日本はどうやってこの国際社会で生きてゆくのか、真剣に考えてきただろうか。
ジャーナリストの方が昨日言っていた
「1 イラク戦争は不要で大量破壊兵器は存在せず反省している
2 中東の平和と安定のため難民支援等に金と人をだす
3 日本は米国と同盟国だが平和憲法を持ち武力は行使できないしする意思もない
以上3つを首相が毎回言えば、無用なテロ被害は防げる。」
というのにわたしはうなずける。
途上国や現場で活動するNGOや現地企業や国際支援の最前線にいる日本人は、もちろんずっと前から安全に気をつけて活動してる。
けど、事態は変わった気がする。
嫌な予感しかしない。
わたしの書いたことが100%正しいなんて思わないけど、誰も100%なんてわからない。
いまわたしが感じることのすべてを書きました。
また年末からバングラデシュに戻りますが、正直前より怖いです。
でも、活動は続けます。
おとといからメッセージくださった方ありがとうございます。
大好きなバングラデシュがこんなカタチで日本の友人たちの記憶に残るのはさみしいけど、現地の友人たちは、今回のことを悲しく思い気をつけてねとメッセージを送ってきてくれてます。
偏見とか悪いイメージのみにつながらないことを願いながら。
憎しみの連鎖にならないことを祈りながら。
いのちは戻ってこないけど、
日本はまだ手遅れじゃない。
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バングラデシュ少数民族の子どもたちの教育支援 NGO ちぇれめいえプロジェクト
https://www.facebook.com/cheremeie