異教の地「日本」 ~二つの愛する”J”のために!

言論宗教の自由が保障され、ひとりひとりの人権が尊ばれ、共に生きることを喜ぶ、愛すべき日本の地であることを願う。

NHK「ニュース7」と「ニュースウオッチ9」がノーベル平和賞を完全スルーした模様 2017.12.12

2017-12-13 23:19:32 | 核爆弾 広島長崎

 NHK「ニュース7」と「ニュースウオッチ9」がノーベル平和賞を完全スルーした模様

ノーベル平和賞をICANが授賞し授賞式でサーロー節子さんがスピーチするも、NHKの看板ニュース番組が2つとも完全にスルーした模様なので記録しときます。

NAVERまとめ https://matome.naver.jp/odai/2151300740055505901

記事まとめ hiraoyogiさん

更新日: 2017年12月12日

ガイチ @gaitifuji 12月11日

CNN、BBCでは、ほぼ全文を聞くことができたサーロー節子氏の受賞スピーチを、まさかNHK19時の定時ニュースで1秒も聞くことができないとは思いもしなかった。

ガイチさんが追加

 

naoko@konahiyo  2017.12.11 21:38

NHK のNW9では今現在カズオ・イシグロのスピーチとインタビューを長尺で放送中。日本の文化や愛着、親の長崎での被爆、過去に向き合う大事さ云々やってます。平和賞やサーローさんには一言も触れず。 twitter.com/sayakafc/statu…

naoko@konahiyo  2017.12.11 19:34

NHKニュース7、広島の原爆で被爆し、多くの親族を失ったサーロー節子さんの胸を打つノーベル平和賞受賞スピーチ。 1秒も報じなかった。 なぜ。理由が知りたい。 #NHK #ニュース @nhk_news

舩田クラーセンさやか@sayakafc  2017.12.11 21:17

 

うそ・・・こちらでは繰り返し報道。世界の研究者や市民の皆さんから祝福と決意メッセージが飛び交っています。カズオ・イシグロと異なり、節子さんは、広島で生まれ、13歳で被爆し、日本で大学を出て米国に留学するまで日本で暮らしていた方。日… twitter.com/i/web/status/9…

きづのぶお@jucnag  2017.12.12 09:09

これほどあからさまに政権のご意向を忖度しておきながら、よくも公平・公正・中立な公共放送だから受信料払え、などと言えるものだ。 『NHK「ニュース7」と「ニュースウオッチ9」がノーベル平和賞を完全スルーした模様』NAVER まとめ matome.naver.jp/odai/215130074…

 

 

 ※「NHK クローズアップ現代+」で放送

2017年12月11日(月) 放送

“核廃絶”分断を越えて ~ノーベル平和賞 そして日本は~

12月10日のノーベル平和賞の授賞式。核兵器禁止条約の立役者として、被爆者のサーロー節子さんが行うスピーチに注目が集まる。一方、核廃絶を巡り核保有国中心のNPT派と、非核保有国中心の禁止条約派の対立が
クローズアップ現代+

 

ノーベル平和賞 受賞の一方で…|けさのクローズアップ

 

高瀬 「けさのクローズアップ。 こちら、ノーベル平和賞の授賞式の様子です。 核兵器禁止条約の採択に貢献したとして受賞した「ICAN(アイキャン)」。 その後押しをする活動を続けてきた、広島と長崎の被爆...
 
 
 

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【感動】ノーベル平和賞 サーロー節子さん演説全文 2017.12.11 ・・・”核兵器は必要悪でなく絶対悪”
2017-12-13 02:04:40 | 核爆弾 広島長崎

 

 

 

 

 

  


70になって、はじめて憲法をしっかり読んた。そしたら驚いた。びっくりの連続。その驚きを皆さんに伝えたい。=AERAdot. 2017.12.12

2017-12-13 03:46:34 | 憲法

「国民を支配しやすい」憲法を学んだ大工が危惧する「自民改憲草案」

2017.12.12 07:00週刊朝日
憲法改正を求める集会で安倍首相のビデオメッセージが流された=2017年5月3日(c)朝日新聞社
 
 憲法改正を求める集会で安倍首相のビデオメッセージが流された=2017年5月3日(c)朝日新聞社
 
明良佐藤(あきよし・さとう)/1943年、東京生まれ。40歳で栃木県茂木町に移住。「戦後カレンダー」は朝日新聞「天声人語」でも紹介された。著書に憲法の先進性を描いた『八月十五日のうた』(随想舎)

明良佐藤(あきよし・さとう)/1943年、東京生まれ。40歳で栃木県茂木町に移住。
「戦後カレンダー」は朝日新聞「天声人語」でも紹介された。著書に憲法の先進性を描いた『八月十五日のうた』(随想舎)

 

 改正の是非が論議されている憲法9条。その内容はいまや広く認知されているが、他の憲法をみてみると意外なことばかりだというのは、8月15日に新しい年が始まる「戦後カレンダー」を1984年からつくり続けてきた栃木県茂木町の明良(あきよし)佐藤さん(74)だ。現在の憲法は当時の日本政府がGHQ(連合国軍総司令部)から憲法案をつくるように指示されたものの、明治憲法と変わらないものを作成。そのため、GHQ側が憲法案を考案するように。それから日本政府との交渉が行なわれ、今の憲法が生まれた。しかし、専門家でない人々は何も知らないのが現実。明良さんは憲法を学ぶ必要性を指摘する。

*  *  *
 まずは三十七条二項。
刑事被告人は、すべての証人に対して審問する機会を充分に与へられ、又、公費で自己のために強制的手続により証人を求める権利を有する」


 この条文をしっかり読みましたか。ほんとにびっくり! このような条文が憲法にあったのかと、私はうなりました。

 いままでたくさんの刑事ドラマを見てきましたが、このような権利を行使する被告人を見たことがありません。多くの被告人は、検察官と弁護士のやり取りの間で小さくなっているだけです。それだけ、この憲法の中身が知らされていない。教育されていないということです。

 無実で逮捕された人が、この条文を知っていれば、必死になって証人を審問し、それでも足りなければ、あらたな証人を公費で強制的に呼び寄せます。それが冤罪を防ぐのです。いま獄にいる冤罪の人は、この条文を知ったら悔しがるでしょう。

 憲法では「こんな細かいことまで書くの」と思うほど、被告人の人権を細かく規定しています。その理由は、戦前の警察が天皇の官吏として、被告人を虫けらのように扱って、拷問による自白の強要などで人権侵害を大々的に行い、民主勢力を拘束して軍国主義を増大させたからです。

 GHQは民主化を徹底させるために、その歴史を踏まえ、最も人権侵害を起こした国家警察が二度と過ちを犯さないように、具体的に細かく最高法規たる憲法に規定して、どのような法律(下位法)ができようとも、人権侵害が起こらないようにしたのです。そして、日本側もそれを認めたのです。

 堂々と審問する被告人の姿を保障するこの条文は、新憲法が人権の革命をもたらした証しの一つです。

 つぎは二十四条一項
「婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない」

 いわゆる男女平等の条文。男女平等は当たり前。どこにもびっくりはないね、と言われそうですが、実は大ありなんです。私の体験です。

 私の名前、明良佐藤はヘンと思いませんか。欧米式のまねをしているのではありませんよ。私は旧姓小関です。この旧姓、既婚女性の方はほとんど持っていますね。男性はまったく少数、希少価値に属します。では男の私がどうして?です。結婚するとき、彼女が姓を変えたくないと言ったのです。私は、女が当然変わるものと思っていました。なぜなら、それが家父長制度の習いが根強く残る社会習慣だから、です。

 そこで困って本を読んでみたら「改姓は男女どちらかの姓を名乗る」となっている。「女が男の姓に変わる」となっていない。逆に「男が女の姓に変わってもいい」となっている。青天の霹靂(へきれき)! 法律とは保守的なもの。それがまったく逆、革命的なことを言っている! まさにびっくり。そう、ここに憲法二十四条が生きているのです。

 私は、家の跡取り息子として厳しくしつけられ、自由を束縛されたので、家父長制度に反対してきた。だから、私が改姓した。ところが困ったことに「佐藤さん」と呼ばれだし、「婿養子にいったの」とまで言われた(婿養子とは、家制度下の習い)。そこで一生変わらない親からもらった個人名・明良を通用させたいと、姓名を逆にして明良佐藤と名のった。略称は明良。すると「明良さん」と呼ばれ、通用することになる。サインは明良佐藤。

 家父長制度の習慣は、いまも根強いものがあります。その象徴が改姓。男女平等なので結婚時の改姓は、男の姓か女の姓かどちらかを選ぶ。選択の自由がある。これもGHQの強い指示があって実現した。ところが現実は、いまも96%、女性が変わっている。戦後73年目でも、この圧倒的不平等! びっくり!

 なぜ女だけが改姓を? 周りから、女が変わって当たり前、とじわりとくる。相手の家に入るという、嫁入りの意識がいまも生きている。

 これに抗するには「私は変わらない。あなたが変わって」と女性が主張を貫く力が大事。別姓が認められていれば、私もあなたも変わりたくない、だから別姓で、となる。

 しかし、最高裁判決はそれを認めなかった。男の私が改姓したように、改姓には男女平等原則が生きている。男社会で男が改姓するのは周りからのプレッシャーがあるので大変だが、これは女性がいつも感じているもの。改姓しない男は、男社会の中で、のほほんとしてしまう。だからいつまでも、男社会は変わらない。

 結婚は共に苦労を分かち合うこと。改姓することの大変さを、男も体験することで、初めて男の意識も変わる。女と男の改姓の数が同等になれば、人格の象徴である名前で革命が起これば、外から革命された家父長制度はほんとうに内から革命される。戦前から戦後のいまも、ずーっと男社会であった日本の社会が変わる。

 この長い伝統を打ち破り、男女平等を実現するには、意識革命が必要なのです。

 日本国憲法は、日本の伝統にぶっといくさびを打ち込みました。意識を変えなさい。そうでないとまた悲惨な戦争を起こします。その意識を変える道筋が憲法です。人間は一人ひとりが大切です。一人ひとりが平等です。人権を大事にしなさい。それが戦争を防ぐのです、と。

 でも、なぜ、学校で憲法を教えないのでしょう。74歳の私も学ばなかった。若者も学んでいないようです。どうやら、憲法ができて70年たったいまも、学校で子どもたちに憲法を教えていない。これこそ、びっくりの最たるものですね。

 ここまで、憲法のびっくりの一部を駆け足で話しました。気づくことは、日本の保守政権のGHQ草案に対する抵抗です。いい意味の抵抗ならいいのですが、明治憲法に近づけようと画策し、その結果、内容が人権感覚からいって後退しています。残念ながらGHQ草案のほうがすぐれている。これは、GHQによって却下された松本試案の中にある明治憲法の精神で、日本側がGHQ草案に抵抗した結果です。

 この構造は安倍首相と日本会議の人たちが、戦後レジーム(戦後憲法体制)からの脱却を掲げているのと相似しています。GHQ草案が下敷きになっている個人主義に基づく日本国憲法に対して、押しつけられたから(押しつけではないことを見ましたね)と、大幅な変更を掲げる自民改憲草案は、個人より国を優先し、家族主義をかかげ、天皇を象徴から国家元首に変更し、神社神道を重視し、戦争のできるふつうの国にして、明治憲法体制の復活をねらう姿勢が見え見えです。自民党に寄り添っている支配層にとって、いまの憲法より明らかに明治憲法のほうが国民を支配しやすいからです。

 これに抗するには、学校で文部科学省が教えない以上、主権者の力を発揮して、私たち市民が憲法の学習運動を起こすことです。憲法が示している多様な人権を皆さんに知ってもらいましょう。と同時に、いままで埋もれていた戦争の惨禍を受けてできた憲法前文の世界から差別をなくす高い理想を掘り起こして、政治に理想をかかげられる希望を見たいですね。

週刊朝日 2017年12月15日号より抜粋

 

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驚くほどの「人権感覚のなさ」 大工が知った“憲法びっくり”

2017.12.12 07:00 週刊朝日

 大工をなりわいとしてきた栃木県茂木町の明良(あきよし)佐藤さん(74)は、8月15日に新しい年が始まる「戦後カレンダー」を1984年からつくり続けてきた。敗戦の昭和20年を元年とする独自の「戦後暦」には、「日本人310万人と隣国及びアジア諸外国の2千万人の戦争犠牲者を忘れず、二度と戦争はしない」という思いが込められている。平和の礎と考える憲法9条の改正論議がかまびすしくなって、憲法について学び始めると、「憲法には初めて知る驚きがたくさんつまっていた」という。自民党が憲法改正推進本部の会合を開いて改憲に向けた議論を再開した今、学者や評論家といった専門家ではない人々が「憲法を知り、学ぶ」重要性は高まっている。明良さんに「憲法びっくり」を投稿してもらった。

1946(昭和21 )年11月3日に公布された日本国憲法の原典。翌年5月3日に施行

1946(昭和21 )年11月3日に公布された日本国憲法の原典。翌年5月3日に施行

*  *  *


 私は74になる。東京に40年。田舎に移って34年。その後半の稼ぎは大工でやってきた。

 そんな私が70になって、はじめて憲法をしっかり読んでみた。そしたら驚いた。びっくりの連続。その驚きを皆さんに伝えたい。

 まずは憲法のできるいきさつから。

 安倍首相が「GHQ(連合国軍総司令部)から押しつけられた憲法だから自分たちの自主憲法をつくろう」と盛んに言っているけど、学んでみると、はじめGHQは、自分たちで憲法をつくる気はなかった。日本を間接統治する方針だったから、日本政府に憲法案をつくるように指示した。ところが出てきた政府案(松本試案)にGHQはびっくり。「日本国は君主国とす」「天皇は君主にしてこの憲法の条規により統治権を行う」と明治憲法と似たものを出してきた。「軍国主義の除去と民主的傾向の強化、基本的人権の確立」のポツダム宣言を受諾して敗戦したのに、その受諾内容を無視したものを出してきた。

 これではとてもダメだ。GHQは急きょ方針を変更。日本政府を見限り、自分たちで憲法案をつくった。それもわずか9日間で。これもびっくり。そして吉田茂外相、松本烝治憲法担当国務相らに示した。

 それを見て吉田らはびっくり。「天皇がシンボルとは……、主権者たる国民の総意に基づくとは……」

 何から何まで納得しがたい。だが最後は受け入れた。GHQは「最高司令官は万能ではない。この案が受け入れられれば、天皇の地位は安泰になるだろう」と言う。なぜなら、天皇の戦争責任を追及すべきというソ連やオーストラリアなどが参加している極東委員会が間近に迫っている。開かれる前に新憲法案をつくって、日本は二度と戦争をしない体制になった、と極東委員会を納得させなければ、天皇が戦争犯罪人として扱われる可能性もあった。そんなことになったら、日本は混乱し、占領統治がむずかしくなることをGHQは知っていた。

 そして、GHQの意向通り、天皇の戦争責任は免責され、象徴天皇制の憲法体制で戦後の出発となった。

 安倍首相とその取り巻きたちは、この経緯を無視して「押しつけられたから、自主憲法を」と言っている。自分たちの保守政治のふがいなさから、GHQの憲法作成を招き、保守政治が最も大事にしている天皇制護持(象徴だが)のために、GHQが憲法草案をつくったことを頭に入れていない。押しつけどころか、この憲法が天皇制を護持した。この歴史を無視した態度に、改めてあぜん。

 つぎは第一条
「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であって、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く」

 この文の後半を、よーく見てください。天皇の地位は主権の存する日本国民の総意に基づく、とある。ということは、国民の総意が望まなければ、天皇の地位をなくすことができる、ということ。つまり、象徴天皇の地位を廃止することもできる、と言っている。これはびっくりではありませんか。そんなことが憲法に書いてあるなんて! 主権在民はそれだけ強いということを改めて知った。

 戦前は天皇が主権者。三権のすべて、立法、司法、行政を支配し、軍隊を支配する大権をもつ強大な存在。敗戦後、日本国憲法によって、その天皇が象徴になり、臣民、天皇の赤子といわれた国民が主権者となって、天皇の地位を総意によって左右する存在になった。まさに百八十度逆転。その意味で革命が起こった。でも、その革命はフランスのように市民が戦い取ったものではない。日本人310万人と隣国及びアジア諸外国の人々2千万人の血の犠牲によってなった。それだけに「主権者としての私」を大事にしたい。

 つぎは十条。
日本国民たる要件は、法律でこれを定める」


 この簡単な、ちょっと読んだのでは、何を言っているのかよくわからない条文。そこで調べると、この背後に、深い意味が隠されていた。

 日本国民たる要件とは、日本国籍の要件を言うそうです。そう書いてくれればいいのにね。実はこの条文はGHQ草案には入っていません。

 入っていたのは「外国人(在留外国人)は平等に法律の保護を受ける権利を有す」です。とてもわかりやすい。しかし日本側は、GHQとねばり強く交渉して、この項を削り、代わりにこのわかりにくい国民の要件を入れた。この十条、実は明治憲法十八条と同じ。びっくり! 明治憲法をひっくり返してできた新憲法の中に、明治憲法が入っているなんて! この結果、後でできた下位の国籍法によって、日本国籍を取るには、生まれた子の親が日本国民であること、という古い感覚の血統主義が入った。第三章「国民の権利及び義務」冒頭のこの条文によって、これ以下の各条項の人権の享受は、「日本国籍を有している者だけですよ」と制限が加えられた。

 その結果、長年日本で暮らす外国人の権利が、新憲法施行後、排除された。GHQ草案は「平等に法律の保護を受ける」となっていたのに。日本政府の巧妙な抵抗といい、人権感覚のなさといい、びっくりを通り越しますね。

 つぎは憲法十四条一項。
すべて国民は、法の下に平等であって、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない」

この条文をよーく見てください。後半に「門地」ということばがありますよ。門地とはなに?です。このことば、いままで人生長くやってきて、聞いたことがありません。GHQはこんなことばを知っていたか、です。

 調べてみると、案の定、交渉の過程で日本側が巧妙に入れた訳語なのです。門地を辞書で引くと「家柄、とくに高い格の門閥」となっています。GHQ草案では、ここのところは「階級又は国籍起源」となっています。つまり、「階級や国籍によって差別されない」です。

 意味は明快ですね。条文の冒頭もGHQ草案では「すべての人は法の下に平等であって」という普遍的な真理をかかげていますよ。ここでも日本側は、明治憲法の精神・家父長制の精神で抵抗をします。

 「すべての人は」を「すべて国民は」に変え、「階級」を「社会的身分」、「国籍」を前の階級に沿うような訳語「門地」にしたというわけです。その結果、この法の下の平等は、日本国民だけに適用されるものになり、「国籍によって差別されない」が、「門地によって差別されない」に変わることによって在留外国人には適用されないものになったのです。とくに在留外国人で最も多い人数の、敗戦まで日本人として、連合国軍に対して戦った在日朝鮮人・台湾人に適用されないことになったのです。文面上正しいが、実質的に差別する憲法となったのです。ほんとにびっくりです。

週刊朝日 2017年12月15日号より抜粋

 

 

 


生活保護費は最大13・7%減、母子家庭加算は平均2割カットも・・2017.12.8 / 生活保護、介護サービス削り、戦闘機F35を28機分4300億円も

2017-12-13 03:16:33 | 福祉 高齢 障がい

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生活保護費は最大13・7%減、
母子家庭に対する加算(母子加算)については平均2割カットも・・・

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生活保護見直し案

毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20171209/k00/00m/040/136000c

2017年12月8日 21時23分(最終更新 12月9日 09時20分)

 厚生労働省は8日、生活保護費に関し、食費や光熱費など生活費の受給額の見直し案を社会保障審議会の部会に示した。大都市部では減額となる世帯が多く、カット幅は最大13・7%に上る。母子家庭に対する加算(母子加算)については平均2割カットになる可能性があるとした。厚労省はカット幅の大きい世帯については減額幅の縮小や段階的な実施などの緩和措置を取ることも検討した上で2018年度から実施する。

 生活保護の生活費は最低限度の生活を営むのに必要な水準が支給され、生活保護を受けていない低所得世帯と同じ生活水準になるよう算出。5年に1度見直している。

 厚労省は、現在の受給額と低所得世帯の消費実態を比較し、統計処理の異なる2案を示した。

...

 それによると、「40代夫婦と中学生、小学生」(大都市部)の4人家族の受給水準は低所得世帯より最大13・7%高く、その分、引き下げる。共に65歳以上の夫婦の世帯も10%超のカットになる。大都市部では多くは減額になるが、地方都市では増額となるケースもある。

 一方、母子加算については、両親のいる世帯の生活水準と比較し、差額を支給する。今回の試算では、子ども1人の場合で差額は1万7000円で、現行の母子加算(平均2万1000円)は2割(4000円)高かった。

 中学生までの子どもがいる世帯に支給する児童養育加算(子どもが0~2歳の場合1万5000円、3歳以上は1万円)は、支給対象を現在の「中学生まで」から「高校生まで」に拡大するが、金額は年齢によらず一律1万円とする。

 5年前の前回見直しでは、デフレなどを考慮して平均6・5%減とし、段階的に引き下げた。【熊谷豪】

自動代替テキストはありません。

 

 【関連記事】

低所得者をも生活困難にする 厚労省が絶望的な生活保護政策  田中龍作ジャーナル 

・・・算定データが身勝手でいい加減だ。『生活保護基準部会』が抽出した低所得世帯には、何らかの理由で生活保護を受給できなかったり、追い返されたりした世帯が含まれているのだ。

 支出、収入ともに生活保護受給世帯より低くなる所から算出しているのである。
 
 こうして低所得者を貧しくしておいて、「生活扶助の金額が一般の低所得世帯の生活費を上回った」とうそぶく。トリックで生活扶助費を減らすのである。国は負のスパイラルを作り出すのに成功した。

 生活扶助は前回(2013年)も最大で10%削減されており、今回と合わせて約20%削減されることになる。皆さん、月収が2割減ったら、あなたの家庭の生活はどうなりますか?

 


 米から高額兵器爆買い 安倍政権で“防衛費リボ払い”急拡大 日刊ゲンダイ 

2017年9月7日
イージス艦、オスプレイもリボ払い(C)共同通信社
イージス艦、オスプレイもリボ払い(C)共同通信社


・・・2019年度以降に支払う後年度負担はナント5兆2250億円。来年度予算(概算要求)の5兆2551億円とは、別に、である。
今や単年度の防衛予算と同程度のツケがたまっているわけだ。足せば10兆円を大きく超える。GDPの2%になる。

 

 

 

 

 


偽りだった“拉致の安倍” 横田早紀江さんの手紙を2年無視 2017.12.12 日刊ゲンダイ

2017-12-13 02:58:46 | 外交 国際 国家

偽りだった“拉致の安倍” 横田早紀江さんの手紙を2年無視

拉致問題ヤル気なし 冷酷【安倍首相】早紀江さんの手紙 2年以上ガン無視 野党も異例の申し入れ 「乗り込んででも解決すべき問題」 
今月21日に開かれる衆参両院の拉致問題閉会中審査は、早紀江さんも出席する。もうゴマカシは許されない(日刊ゲンダイ)
https://twitter.com/Trapelus/status/940471740106342400

画像に含まれている可能性があるもの:5人

 

【関連】

希望・松原氏ら「北」合意白紙化要請(FNN)

2017.12.11- 希望・松原氏ら「北」合意白紙化要請:希望の党の松原元拉致問題担当相らは11日、安倍首相と面会し、朝鮮による拉致被害者の救出に関して、「これまでの政府の活動は失敗だった」として、朝鮮との合意の白紙化などを要請した。...

 

 

 

 


【感動・動画】ノーベル平和賞 サーロー節子さん演説全文 2017.12.11 ・・・”核兵器は必要悪でなく絶対悪”

2017-12-13 02:04:40 | 核爆弾 広島長崎

 

 

 

ノーベル平和賞 サーロー節子さん演説全文

ノーベル平和賞の授賞式で演説するサーロー節子さん=10日、オスロで(共同)

写真

  十日オスロで行われた核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN(アイキャン))へのノーベル平和賞授賞式で被爆者サーロー節子さんが行った演  説は次の通り。 

      ◇

 両陛下。ノルウェー・ノーベル賞委員会の高名なメンバーの皆さま。ここにいる、そして世界中にいる運動家の仲間たち。淑女、紳士の皆さま。

 ICANの運動を形づくる傑出した全ての人々に成り代わってベアトリス(・フィン事務局長)と共にこの賞を受け取ることは大変な栄誉です。私たちは 核兵器の時代を終わらせることができる、終わらせるのだという、かくも大きな希望を皆さま一人一人が私に与えてくれます。

▼座視しない

 被爆者は、奇跡のような偶然によって広島と長崎の原爆を生き延びました。私は被爆者の一人としてお話しします。七十年以上にわたって私たちは核兵器の廃絶に取り組んできました。

 私たちは、この恐ろしい兵器の開発と実験から危害を被った世界中の人々と連帯してきました。(核実験が行われた)ムルロア、エケル、セミパラチンスク、マラリンガ、ビキニといった長く忘れられた地の人々。土地と海を放射線にさらされ、人体実験に使われ、文化を永遠に破壊された人々と連帯してきました。

 私たちは犠牲者であることに甘んじることはありませんでした。灼熱(しゃくねつ)の終末を即座に迎えることや、世界がゆっくりと汚染されていくことに対し、手をこまねいていることは拒否しました。いわゆる大国が、無謀にも私たちを核のたそがれから核の闇夜の間際へと送り込むことを、恐怖の中で座視することは拒否しました。私たちは立ち上がりました。生き延びた体験を分かち合いました。人類と核兵器は共存できないのだと声にしました。

▼叫び声聞こえた

 きょう、この会場で皆さまには、広島と長崎で死を遂げた全ての人々の存在を感じてほしいと思います。雲霞(うんか)のような二十数万の魂を身の回りに感じていただきたいのです。一人一人に名前があったのです。誰かから愛されていたのです。彼らの死は、無駄ではなかったと確認しましょう。

 米国が最初の原爆を私が住んでいた都市、広島に投下した時、私はまだ十三歳でした。私は今もあの朝を鮮明に覚えています。八時十五分、窓からの青みを帯びた白い閃光(せんこう)に目がくらみました。体が宙に浮かぶ感覚を覚えています。

 静かな闇の中で意識を取り戻すと、倒壊した建物の中で身動きできないことに気付きました。級友たちの弱々しい叫び声が聞こえてきました。「お母さん、助けて。神さま、助けて」

 そして突然、私の左肩に手が触れるのを感じました。「諦めるな。頑張れ。助けてやる。あの隙間から光が差すのが見えるか。あそこまでできるだけ速くはっていくんだ」。誰かがこう言うのが聞こえました。はい出ると、倒壊した建物には火が付いていました。あの建物にいた級友のほとんどは生きたまま焼かれ、死にました。そこら中が途方もなく完全に破壊されているのを目にしました。

 幽霊のような人影が行列をつくり、足を引きずりながら通り過ぎていきました。人々は異様なまでに傷を負っていました。血を流し、やけどを負い、黒く焦げて、腫れ上がっていました。体の一部を失っていました。肉と皮膚が骨からぶら下がっていました。飛び出た眼球を手に受け止めている人もいました。おなかが裂けて開き、腸が外に垂れ下がっている人もいました。人間の肉体が焼けた時の嫌な悪臭が立ち込めていました。

 このようにして、私の愛する都市は一発の爆弾によって消滅したのです。住民のほとんどは非戦闘員でした。彼らは燃やされ、焼き尽くされ、炭になりました。その中には私の家族と三百五十一人の級友が含まれています。

▼愚行を許さない

 その後の数週間、数カ月間、数年間にわたって、放射線の後遺症により予測もつかないような不可解な形で何千もの人々が亡くなりました。今日に至ってもなお、放射線は人々の命を奪っています。

 広島を思い出すとき、最初に目に浮かぶのは四歳だった私のおい、英治の姿です。小さな体は溶けて、肉の塊に変わり、見分けがつかないほどでした。死によって苦しみから解放されるまで弱々しい声で水が欲しいと言い続けました。

 今この瞬間も、世界中で罪のない子どもたちが核兵器の脅威にさらされています。おいは私にとって、こうした世界の子どもたちを代表する存在となりました。核兵器はいつどんなときも、私たちが愛する全ての人々、いとおしく思う全てを危険にさらしています。私たちはこの愚行をこれ以上許してはなりません。

 苦しみと生き延びるためのいちずな闘いを通じて、そして廃虚から復興するための苦闘を通じて私たち被爆者は確信に至りました。破局をもたらすこうした兵器について、私たちは世界に警告しなければならないのです。繰り返し私たちは証言してきました。

 しかし、広島と長崎(への原爆投下)を残虐行為、戦争犯罪と見なすことをなお拒絶する人たちもいたのです。「正義の戦争」を終わらせた「良い爆弾」だったとするプロパガンダを受け入れたわけです。こうした作り話が破滅的な核軍拡競争をもたらしました。今日に至るまで核軍拡競争は続いています。

 今も九つの国が都市を灰にし、地球上の生命を破壊し、私たちの美しい世界を未来の世代が住めないようにすると脅しています。核兵器の開発は、国家が偉大さの高みに上ることを意味しません。むしろ、この上なく暗い邪悪の深みに転落することを意味するのです。こうした兵器は必要悪ではありません。絶対悪なのです。

▼終わりの始まり

 今年七月七日、世界の大多数の国々が核兵器禁止条約の採択に賛成した時、私は喜びでいっぱいになりました。私はかつて人類の最悪な側面を目撃しましたが、その日は最良の側面を目撃したのです。私たち被爆者は七十二年の間(核兵器が)禁止されることを待ち続けてきました。これを核兵器の終わりの始まりにしようではありませんか。

 責任ある指導者であれば、必ずやこの条約に署名するに違いありません。署名を拒否すれば歴史の厳しい審判を受けることになるでしょう。彼らのふるまいは大量虐殺につながるのだという現実を抽象的な理論が覆い隠すことはもはやありません。「抑止力」とは、軍縮を抑止するものなのだということはもはや明らかです。私たちはもはや恐怖のキノコ雲の下で暮らすことはありません。

 核武装した国々の当局者と、いわゆる「核の傘」の下にいる共犯者たちに言います。私たちの証言を聞きなさい。私たちの警告を心に刻みなさい。そして、自らの行為の重みを知りなさい。あなたたちはそれぞれ、人類を危険にさらす暴力の体系を構成する不可欠な要素となっているのです。私たちは悪の陳腐さを警戒しましょう。

 世界のあらゆる国の、全ての大統領と首相に懇願します。この条約に参加してください。核による滅亡の脅威を永久になくしてください。

▼光に向かって

 私は十三歳の時、くすぶるがれきの中に閉じ込められても、頑張り続けました。光に向かって進み続けました。そして生き残りました。いま私たちにとって、核禁止条約が光です。この会場にいる皆さんに、世界中で聞いている皆さんに、広島の倒壊した建物の中で耳にした呼び掛けの言葉を繰り返します。「諦めるな。頑張れ。光が見えるか。それに向かってはっていくんだ」

 今夜、燃え立つたいまつを持ってオスロの通りを行進し、核の恐怖という暗い夜から抜け出しましょう。どんな障害に直面しようとも、私たちは進み続け、頑張り、他の人たちとこの光を分かち合い続けます。この光は、かけがえのない世界を存続させるために私たちが傾ける情熱であり、誓いなのです。 (オスロ・共同)=ノーベル財団公表の公式テキストによる

 

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