こつなぎの写真ノート

身近な自然の彩りを楽しみながら

桐生川沿いのミツマタの群生地にて、2021年4月

2021-04-07 | 

今日(7日)は透明な青空のもとで、ミツマタの花にレンズを向けながら午前のひとときを過ごした。この桐生川上流沿いにある群生地は、杉林が伐採された後に生まれたものである。

 

花期としては後半に入ったために、花の群れによる彩りが部分的に残っている状態であった。

 

青空と杉林を背景にして。

 

ミツマタ、スギ、そしてサクラ。この時季、この場所ならではの組み合わせである。

 

杉林の方向から眺めた群生地。

 

少し時間をかけて、個々の花を望遠で眺めてみた

ミツマタでは、葉が出る前に花が開く。しかし、花期の後半では、花と新葉との組み合わせが見られる。

色が濃い花を選んでクローズアップする。

このものでは露出を少しアンダーにして。

花期が終わりに近づいていることを感じながら。

 

 

青空を背景にできるものを選んで。

 

 

何事にも例外がある。このような花の塊を見つけた。

 

ミツマタ(三椏):ジンチョウゲ科の落葉低木で、高さは1-2 m。枝は三本に分かれ、枝の先端で花が開く。繁殖力は旺盛であり、幼木のときから花が開く。和紙の原料としてかつて栽培されていたものが、今では群生化している場合が多い。桐生川上流部周辺では、杉林の中に小さな群れが散見される。そして、杉林などの伐採を契機として、群れが広がる。ミツマタは半日陰の場所を好むと言われている。この群生地は、午後になると日陰に入る時間帯が長くなる。対岸の杉林からの木漏れ日を浴びる時間帯もある。

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撮影: 4月7日、桐生市梅田町。 

EOS 6D、EF 70-200 mm F2.8L、開放絞り、ホワイトバランスは太陽光にて。群れの中には立ち入っていない。