こつなぎの写真ノート

身近な自然の彩りを楽しみながら

山頂を覆う笠雲、富士山のライブカメラ撮影画像から

2014-12-26 | 富士山ライブカメラ映像

インターネットで公開されている富士山のライブカメラ撮影画像は、遠く離れたの場所に住んでいる者(私)にとってたいへん興味深い。時として、この独立峰で生じる大気現象を、臨場感を持ちながら楽しむことができるからだ。

台風11号通過後の翌朝に山頂を覆った笠雲のライブカメラ撮影画像を時系列で紹介する。ここでの画像は、山中湖村観光課の公式サイトで公開された「絶景くん」を画像処理(ホワイトバランス、コントラスト、トリミングなど)したものである。

 

8月11日午前8時16分 富士山は雲に覆われているが、虹が見える。早い時間帯では大きな虹が現れた。

 

8時36分 何かが起こりそうな予感がしたので、撮影画像を時々はチェックすることにした。

 

8時43分 雲が切れて始めると同時に、大きな笠雲が現れた。



9時50分 しかし、笠雲の小さくなってしまった。これ以後は画像のチェックを止めようかと思った(苦笑)。

 

10時20分 止めなくてよかった。笠雲が再び大きくなり山頂を覆った。画像処理をすると、笠雲の中が光っている。

 

10時30分 水面は波立ち、木々が大きく揺れている。強い風が吹いているのであろう。

 

10時32分 笠雲の形が崩れ始めた。そして、笠雲は次第に消えていった。

 

感動的な笠雲の画像をリアルタイムで見たので、午後は少しばかり高揚感を持って仕事に向かうことができた。ところで、話は逸れるが、男体山(日光、独立峰、2460 m)にも笠雲がかかるらしい。ある時、金精峠でそのときを待っているカメラマンに出会ったことがある。

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悪天候の後に、これほど見事な笠雲が現れるのは珍しいと聞く。事実、マスコミが、例えば「富士山頂を笠雲覆う 珍しく台風一過に」との見出しで(中日スポーツHP、8月11日)、このときの現象を報道した。

 

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山中湖村観光課の公式サイトには、著作権上の注意として、つぎのことが記されている。

「絶景くんの撮影画像(複製)をWebページ上で紹介される場合は画面右下のロゴを削除しないでください。ライブ画像への直接リンクはNGです。」