改め Objective Technician

はぐれ技術者のやりたい放題

足が流れちゃいけない理由

2006-10-02 20:47:33 | 陸上競技
講習会で横浜国立大の伊藤先生に教えてもらって自分なりに解釈したこと。


スプリントでもバウンディングでも踏切りでも、地面を押すときに膝が大きく曲がってしまうと空気の抜けたボールのように衝撃を吸収してしまってうまく進むことができない。

接地してから地面から足が離れるまで、膝の角度を一定に保つと力が効率よく伝わって良く進むようになる。


接地の瞬間に逆足が後ろに残っていると、逆足を前に持っていくのに余計な負荷を接地している足にかけることになる。そして接地時間が余計にかかる。

接地している足に余計な負荷がかかると、その力で膝が潰れやすくなる。そして潰れた分、膝を大きく伸ばしてがんばって地面を蹴ろうとするので、接地する度に膝の角度が大きく変化するような走りになってしまう。

接地の瞬間、逆足が接地してる足より少し前に出てるくらい引き付けが速いと接地時間が短くなり、膝の角変位も少なくなる。早いタイミングで前にもってくると、体が乗り込んでいく動きになる。

以上、足が流れちゃいけない理由。がんばって蹴っても進まない理由。引き付けは速いほうがいい理由。


接地中の膝の角変位をほぼゼロできた結果、踏み切りでガッと止める感覚ではなく、上腿と下腿の角速度が一致して、足全体が剛体になり踏切りで足の回転が止まることなくきれいに抜ける感覚になる。

踏切りでは膝のバネよりも起こし回転のほうがメインになる。

膝の曲げ伸ばしをすると、ブレーキになるどころかせっかくの地面からの力を吸収してしまい高く跳べない。


ビデオ見ると助走の走り方がなんか、くねくねしてる。
たぶん、膝の屈伸がかなり大きい。


つづく

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