改め Objective Technician

はぐれ技術者のやりたい放題

AS3: Flashで画像のフーリエ解析&周波数pickup

2009-11-28 21:31:15 | 勉強
画像をフーリエ変換して,その周波数領域から少しずつ成分を取り出していくと元画像が少しずつ再構成されて浮き出て見えてくる,という Flash.





クリックすると Flash ページに飛びます




webから任意の画像をロードできるようにしたかったけど,外部から読んだ画像をビットマップで扱おうとするとセキュリティサンドボックス侵害でおこられる.

例外的にFlickrが crossdomain.xml で全てのドメインからのアクセスを許可しているので,ここの画像(もしくはswfファイルと同じドメインの画像)だったらデータに直接アクセスできる.



あと,ローカルで実行してローカルファイルを読み込みたいときはコンパイル時のオプションで

-use-network=false

とすればいい.

ラウンド 1

2009-11-24 00:31:16 | ムダ話





土曜日:AER
以前から連絡を取っていたリクルータの先輩とトーク


日曜日:酷災添路浄



人多すぎ

このあと午後に単体の説明会行ったけど、あんま意味なかったな…



月曜日:T京K業大学




就活関係ないけど、電子工作系の面白そうなイベントがあったからのぞいてきた。

ボーカロイド絡みと、Wiiリモコンを使った展示がやけに多かった。










明日からまた,1月にある学会発表の準備!





グラフ3彩色問題

2009-11-18 21:43:31 | プログラミング
けっこう昔に作った Flash アプリ.


任意のグラフを生成したあと,その3彩色問題を 3-term DNF 学習問題へ還元して解となる3-term DNF が満たす条件の例を生成する




クリックでFlashページに飛びます




補足:

グラフ3彩色問題は、次の変換によって 3-term DNF 学習問題へ還元される。
・ノード vi と変数 xi との対応: 3-term DNF f(x1, x2, …, xn) の第 c 項(c = 1, 2, 3) に xi が含まれないとき、色 c を vi へ割り当てることができる。
・全てのノードにいずれかの色が割り当てられる条件: すべての i について、xi のみが 0 で他の変数がみな 1 のとき f は充足される。(xi を含まない項が少なくとも1つ存在する)
・隣り合うノードに異なる色が割り当てられる条件: すべての枝についてその両端のノードに対応する変数 xa, xb が 0 で、他の変数がみな 1 のとき f は充足されない。(xa, xb を共に含まない項が存在しない)

Flash 物理シミュレーション その4

2009-11-16 23:18:35 | 勉強
これのさらに続き

バイトで作ってる物理シミュレーション Flash 3件



そろそろネタが苦しくなってきた。なんか面白い現象ないかな…




画像をクリックするとシミュレーションページに飛びます。


・振動子の相互作用




・共鳴




・角運動量の保存








以下は、物理じゃないけど Vision Science 関係の Flash。


・色順応の錯視




・等輝度運動




・線分の受容野




つづく

闘ってないとダメなんです

2009-11-14 18:29:40 | プログラミング
AS3とPV3Dで作ったルービックキューブに視差を付けて両眼立体視できるようにしてみた.

これは飽きない


(CLICK)











このごろずっとラボに引きこもってる状況が続いていて,なんか精神衛生上よろしくない.


1つのタスクに集中できる状況というのは一見理想的なようで,実はそうじゃないと昔から思ってる.


少なくとも僕にとっては複数タスクを同時に抱えているほうが気持ちいい.

行き詰ったらしばらく考えたあと他の作業に逃げればいいし,むしろ温めてた考えは別の仕事しててひらめくことが高頻度であるので,今の状況のままだと思考が凝り固まりそうで危ない.


なんでもいいから面白いこと探して始めよう.とりあえず走ろう.






Object Unknown

2009-11-04 00:36:29 | プログラミング
彼は FlashDevelop を起動するとおもむろにコードを書き始めた。

実験のあいだに時間ができたので、副業でやっている仕事を少し進めようと思ったのである。


少なくともその時点で彼の頭の中では完成品の動く様子が明確にイメージできていたに違いない。

しかしコーディングを進めれば進めるほど、そのイメージは虚しく次第に形を失っていった。

不思議なことに、当初の目標に対する進捗率はソースの記述量と経過時間とに反比例し、もはやコードを書いている本人でさえいったい何を作りたいのか分からない状態となっていった。


ふと我に返るといつの間にかエラーや警告が全て消えていた。きっと小人の仕業であろう。

彼はその動作を全く予想できないまま F5 キーを押下した。

コンパイルが通り FlashPlayer が立ち上がるとそこには奇妙な形のオブジェが現れ、その物体はやはり予想通りに予測不可能な挙動を示していた。



(CLICK!)



艶めかしく動き回るそのオブジェを呆然と眺めた後、しばらくして彼は「ああそうか、僕はこの数10分をムダにしたんだ」と初めて気づいたのである。



間池留出版 イサベラの「困ります、ブラウンさん(第二版)」より


年に一度あるかないか

2009-11-03 18:36:24 | 勉強
その午後この仮説をテストするため、僕は実験用のプログラムを一気に書き上げて一連の実験をしてみた。

僕の理論が正しければ、 physically 条件と illusory 条件との結果は一致するはずなのだ。

実験の結果は誤差4%で両者は一致すると出た。心理物理学の分野ではこれほど近い数値が出ることは非常にまれで、ふつうは統計的手法を用いて結果の検定をする。それがたった誤差何%と言えるぐらいならかなりの正確度だ。


僕は続けてもっと他のものについても調べてみたが、みなうまくおさまる。また次々と新しいものを試してみても、どれもこれもぴたりと合う。

僕はいささか興奮してきた。何しろ僕は今、世界中で他の誰も知らない自然の法則を一人で握っているのだ。


それぞれ異なる過程で出てきた数値が見事に一致するという事実を目前にして、僕はまるで壮大な物語を見ているかのような感動を覚えた。

そして、あぁこれは高校のときの物理実験で幾度と出合った感覚と同じだなと思い、嬉しくなった。


僕は、視覚科学の幕開けとなる発見をしたヒューベルとウィーゼルのことを思った。彼らほど画期的でないかもしれないが、先人たちの蓄積に僕もとうとう新しい知見を加えることができそうなのだ。


実験方法と結果の美しさにひとしきり酔いしれたあと、僕はこの感動を誰かに伝えたいと思い、教授のいる部屋へ一目散に駆け出した…





間池留出版 イサベラの「ご冗談でしょう、ブラウンさん(下)」より