幅跳びや三段跳び、棒高跳びの助走は最初にストライドをとって後半にピッチを上げていくのが原則。
最初からガーッと上げていくスプリントのレースみたいな走り方はふつうしない。
今の自分の助走がこれ。まず、ここから直さなきゃいかん。
助走の出だしは遅く走るのかというと、そうじゃなくてピッチを遅くするだけであって地面に伝える力はスプリントのスタートと同じくらい。
ピッチを上げていくのは、工学部生協に向かう階段みたいになればいい。
伊藤先生が解析した結果によると、横軸に時間、縦軸にスピードをとったグラフでは助走よりもスプリントのほうが早く立ち上がるが、横軸を歩数にすると2本の曲線は最初の部分でほとんど一致するらしい。
最後に足合わせについて。
何本も試技を重ねた結果、助走でどの位置が一番足跡のズレが大きいかというと、踏切りの4歩前らしい。踏切り板の位置じゃない。
なぜなら、意識的にしろ自動的にしろ、4歩前ぐらいから板が遠いか近いか判断して板に足を合わせようとするから。
つまり、4歩前までに蓄積されたズレをラスト4歩で修正してる場合がとても多い。4歩前から修正してリズムを狂わせるようじゃとても安定した跳躍は出来ない。
どうして4歩前までにズレに気付かないのか。
ジャンパーの視線の高さをh[m]とし、助走距離をL[m]とすると、目から踏切り板までの距離y[m]は走った距離x[m]に対して
y = √{h^2+(L-x)^2}
と記述される。
グラフは下図。
横軸が走った距離x[m]、縦軸が目から板までの距離y[m]
目と板との距離の変化を求めるためにyをxで微分すると
y' = (x-L)/√{h^2+(L-x)^2}
グラフは下図。
横軸が走った距離x[m]、縦軸が目から板までの距離変化y'[m]
目の板に対する速度変化を求めるためにyを2階微分すると
y" = h^2/(h^2+(L-x)^2)^1.5
グラフは下図。
横軸が走った距離x[m]、縦軸が目の板に対する速度変化y"[m]
すべてh=1.7[m]、L=32.7[m]とした。
y"-xグラフをみると、グラフが立ち上がり始めるのは踏切り板の8~9[m]前から。ラスト4歩はテンポアップしてストライドが小さくなるから大体4歩の距離。
従って、4歩前まで目の板に対する速度変化が限りなく0に近いため、歩幅のズレが分からない。
これを回避して4歩前でビシッと足を合わせてラストでリズムを崩さないためには、途中にマーカーを置いてズレを蓄積させないようにすればいい。
足合わせの段階で板にムリヤリ合わせようと、ちょこちょこ走りになったり間延びしたりするのは無意味。
4歩前でズレに気付いてもそのままいつもと同じ動きをした結果、踏み切り位置と板との誤差を助走のスタート位置で修正すればよい。
伊藤先生は、10[m]以上手前から板が遠いか近いか判断できるように慣れること、とか言ってたけど、訓練してそんなこと出来るのか?
その前に、マーカーを置いて途中でズレを解消できるように練習してみようと思う。
最初からガーッと上げていくスプリントのレースみたいな走り方はふつうしない。
今の自分の助走がこれ。まず、ここから直さなきゃいかん。
助走の出だしは遅く走るのかというと、そうじゃなくてピッチを遅くするだけであって地面に伝える力はスプリントのスタートと同じくらい。
ピッチを上げていくのは、工学部生協に向かう階段みたいになればいい。
伊藤先生が解析した結果によると、横軸に時間、縦軸にスピードをとったグラフでは助走よりもスプリントのほうが早く立ち上がるが、横軸を歩数にすると2本の曲線は最初の部分でほとんど一致するらしい。
最後に足合わせについて。
何本も試技を重ねた結果、助走でどの位置が一番足跡のズレが大きいかというと、踏切りの4歩前らしい。踏切り板の位置じゃない。
なぜなら、意識的にしろ自動的にしろ、4歩前ぐらいから板が遠いか近いか判断して板に足を合わせようとするから。
つまり、4歩前までに蓄積されたズレをラスト4歩で修正してる場合がとても多い。4歩前から修正してリズムを狂わせるようじゃとても安定した跳躍は出来ない。
どうして4歩前までにズレに気付かないのか。
ジャンパーの視線の高さをh[m]とし、助走距離をL[m]とすると、目から踏切り板までの距離y[m]は走った距離x[m]に対して
y = √{h^2+(L-x)^2}
と記述される。
グラフは下図。
横軸が走った距離x[m]、縦軸が目から板までの距離y[m]
目と板との距離の変化を求めるためにyをxで微分すると
y' = (x-L)/√{h^2+(L-x)^2}
グラフは下図。
横軸が走った距離x[m]、縦軸が目から板までの距離変化y'[m]
目の板に対する速度変化を求めるためにyを2階微分すると
y" = h^2/(h^2+(L-x)^2)^1.5
グラフは下図。
横軸が走った距離x[m]、縦軸が目の板に対する速度変化y"[m]
すべてh=1.7[m]、L=32.7[m]とした。
y"-xグラフをみると、グラフが立ち上がり始めるのは踏切り板の8~9[m]前から。ラスト4歩はテンポアップしてストライドが小さくなるから大体4歩の距離。
従って、4歩前まで目の板に対する速度変化が限りなく0に近いため、歩幅のズレが分からない。
これを回避して4歩前でビシッと足を合わせてラストでリズムを崩さないためには、途中にマーカーを置いてズレを蓄積させないようにすればいい。
足合わせの段階で板にムリヤリ合わせようと、ちょこちょこ走りになったり間延びしたりするのは無意味。
4歩前でズレに気付いてもそのままいつもと同じ動きをした結果、踏み切り位置と板との誤差を助走のスタート位置で修正すればよい。
伊藤先生は、10[m]以上手前から板が遠いか近いか判断できるように慣れること、とか言ってたけど、訓練してそんなこと出来るのか?
その前に、マーカーを置いて途中でズレを解消できるように練習してみようと思う。
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