クルマ好人雑記帳(移転しました)

速いだけがスポーツカーじゃない、小さいだけがコンパクトカーじゃない。新しいクルマの価値を模索するメモ帳です。

ヒュンダイは現代を生きられない

2008-07-31 22:19:31 | クルマ
「元にする」という言葉がある。
これはあるものをベースに多少の改善なり、変化なりを持たせ、新しいものを
創りだすことだ。(多分)
それと似たものに「真似」をするというものがある。
これは模倣、つまりあるものをトレースすることだ。(多分)

この画像を見ていただきたい。
これはヒュンダイのハッチバックモデル、130i・・・ではなくて「i30」だ。
最近日本に導入されたモデルだが、どこかがおかしい。
何かに似ている。
何に似ているかなんてことは脊髄反射レベルですぐにわかる。
一見マツダ・アクセラか!?と思った。
バッジエンジニアリング・・・。その言葉も同時に浮かんだ。
さて、このクルマ。個人的に中々カッコいいカタチをしているのではないかと思う。
それはもちろん、アクセラに似ているからだ。
Cピラーあたりなんかそっくりである。
ぜひ、見比べてもらいたい。

そしてこれがリア周り。
おっと、ここでもあのクルマが隠れている。
BMW1シリーズです。リアコンビネーションランプ周り。そして。ハッチを二つの表情に分けるボディラインまでもだ。
しかもi30という名前。これはシリーズのグレード130iと似ている。
ちなみに悲しきことにこのまねする人形車は2007年日本において、グッドデザイン賞を受賞している。冗談だろう?
ヒュンダイはこのi30から名前をi~~と付けていく予定らしい。
これはとても興味深い。北米では安価な韓国車が少しずつながら売り上げを伸ばしている。
ヒュンダイは本格的に世界をターゲットにビジネスをするつもりなのだろうか?
なぜそう思うのかというと。BMWやM・ベンツ、シトロエン、プジョーなど。大手の
ヨーロッパメーカーは車種の名前を数字やアルファベットで定着させている。
これはグレード展開が楽なのもあるだろうが、何よりも覚えやすい。
いい例としてシトロエンはC[数字]としたことで、今までのもっさりとしたシトロエンのイメージを払拭し、スポーティかつやわらかな新たなブランドイメージを開拓することに成功した。最終的にベンツのチューナーとして有名なカールソンとも手を結ぶ場面もあった。
これに続こうと考えたのだろう。

自分が一番好きなヒュンダイのモデルはTBだ。
あれは中々いい車だと思う。ただ、やはり国内ではヴィッツ、フィット、マーチの
御三家に入りたい位置を完璧にガードされてしまっている。これはヒュンダイという会社のイメージがあるからだろう。確かに、韓国車というのは日本では十分に広がっていない。しかし、最近ではヒュンダイ・ソナタをはじめとするセダン勢が個人タクシーに利用されはじめた。高級車であるグレンジャーはあの高級感があるのにも関わらず割安だ。ただし、安いといってもデザイン、そしてブランド力は日本車に到底及ばない。
ヒュンダイにとってはイメージの打破からが第一歩なのだろう。
個人的に好きなクルマはあるのだから、ぜひともヒュンダイには期待したい。
そうはいっても、日本車を喰わない程度にではあるが・・・。




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2 コメント

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Unknown (カメ吉)
2008-08-01 10:46:12
ゼストがあんなデザインでグッドデザイン賞がとれたくらいだから、結構審査が甘いのかもw

i30って、どーみてもアクセラじゃないッスかwww
それと、ヘッドライトは、デミオに似ているという印象が個人的にはあります。
返信する
カメ吉さんコメントありがとうございます (X5)
2008-08-07 16:24:55
>結構審査が甘いのかもw
マツダの影響を強く受けてますね。というより受け過ぎてますね。(笑)
ヨーロッパをターゲットにするために評価の高いマツダ車をモデルにしたのかもしれません。とにかくヒュンダイには今後に期待しましょう。
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