クルマ好人雑記帳(移転しました)

速いだけがスポーツカーじゃない、小さいだけがコンパクトカーじゃない。新しいクルマの価値を模索するメモ帳です。

閑話休題

2012-02-29 18:41:27 | 日記
そういえば、報告がまだでしたね。
もう浪人生活は終わりました。結果としては発表がまだのところがあるので詳しくは分かりませんが、もう既に合格したところがあるのでかなり安心しています。

浪人の条件が偏差値55以上のところしか受けることができないというものだったので、精神的には結構辛いものがあったのですがなんとか・・・・。

今は何かが切れたように遊びほうけているのです。高校生のときは制服や校則という視覚的、精神的な「縛り」がありました。今はそれもありません。動物のように面白そうなことだけを探している毎日です。
浪人の間に自分がやりたいこともじっくりと考えることが出来ましたし、より通俗的になることができました。(これはいいことなのです)

6年間の男子校生活でいきなり女の子もいる予備校に押し込められるのはあまり、いい気分ではありませんでしたが・・・(下ネタを大声で喋れないのは辛い)。

さてさて、ここまでの文を読み返してみると淡々と書いてありますね。でも僕の頬の筋肉は緩みっぱなしなのです。口角でダンベル上げができるほどにね。

そういえば念願の教習所にも通い始めました。とっっっっっても混んでいて実車に乗ることができるのはのはほとんど不可能です。学科ばかり受けています。初めて技能が出来るのは3月8日。おまけにシュミレーターを使っての教習です。周りを見てみるとオートマばかりでしたね。それなら少しは早く卒業してくれるでしょう。






どういうわけか最近昔のことをすごく思い出すことが多いのです。昔から僕はフラッシュバックすることが多いんですよね。小さいときのどうてもいいような日の日常会話だとか、ヨウシュヤマゴボウの液で汚してしまったTシャツの柄とかをね。大学生でも浪人生でもない時間、人間何かに属していないときは、「自分自身」に属そうとするのですね。独りぼっちになんて、なれないんだなぁ。





このブログも今月で5周年を迎えることが出来ました。ほとんど更新出来ていなかったのですが、それでもこの「使われたちり紙ブログ」に来ていただいて嬉しく思っています。

このブログの編集画面の記事一覧には草稿状態の記事がたくさん残っています。でも、そのほとんどは消費期限切れ。書きたいネタはたくさんあるんですが、中々手が付けられないでいます。



だって毎日が面白いから!






だって毎日が面白いから!




Ambitious but Rubbish...

Nakamiganai ~ホンダ・N BOX~

2012-02-25 21:31:05 | クルマ
僕は小学生まで人から「頑固だ。」といわれてきた。決して、人の言うことを聞いていなかったわけではない。ただ、中学受験をするための塾へと入塾したときから、考え方に変化が起きたのだ。
自分が考えたやり方だけではうまく成績があがらないのである。いくら勉強に時間を費やしても成績が大きく伸びることはなかった。塾の先生と面談したとき、担当の先生は僕にこういった。

「ためしに先生の言う勉強の仕方を真似してみるのはどうだろう?」
最初はあまり気が乗らなかったが、先生の言うとおりにしてみると、なんと言うことでしょう。成績は目に見えてあがっていったのだ。ここから僕はひとの意見もちゃんと取り入れるということを学んだのだ。

だが、それが通じない場合もあるらしい。

「バクマン。」という漫画がある。これは週刊少年ジャンプで連載されている漫画のひとつで、主人公達が売れっ子漫画家を目指す物語だ。なかなかリアルな内容で、「ジャンプ」や「ワンピース」など固有名詞がそのまま作中に登場する。その中で主人公達がスランプに陥ったときにファンレターの意見を参考にしようとするが、結局は失敗に終わってしまうというエピソードがある。あまりに人からの意見を取り入れすぎると、自分達の「色」がなくなってしまうらしい。つまり、個性がなくなってしまうのだ。

ホンダが威信をかけて作り上げた新型の軽自動車「N BOX」もユーザーからの意見を十分に反映させて作り上げた車だ。そのユーザーとは主に女性である。以前、テレビ東京系で放送している番組「ガイアの夜明け」でN BOXが作られるプロセス、そしてユーザーに親しまれるディーラー作りという内容で特集が組まれていた。ホンダにとって女性の意見はかなり重要らしく、多くのホンダで事務等で働く女性の意見を採用していったのだ。「ティッシュボックスを入れるケースが欲しい」「自転車を積んで子供の送迎がしたい」。なるほど、確かに僕のような男には(クルマ好きには?)気がつかないポイントばかりだ。それらの数多くの意見を取り入れた結果がこの N BOXを完成させたのだ。


というのは真っ赤な嘘だ。
2007年のロサンゼルスオートショーにおいてN BOXの原型となるホンダ ステップバスが出品されている。N BOXとほとんど違いはない。あれから3年経ったが、ホンダは何していたのかまったく持って不明だ。いや、女性の意見を聞いていたのか。
折角デザインされたリアのホイールアーチ、フェンダー部分をぶった切るように設置されたスライドドアのレール。ここからホンダのクルマに対する美意識は微塵も感じられない。N BOXのカスタムを見ればよりそれがお分かりいただけるだろう。オプションにコンドームがあってもなんの疑問も沸かない。


決して悪い車ではないだろう。発売されてから数ヶ月たつが4万5000台以上が発売され、好調な売り上げぶりである。四角い車体は見切りもいいだろうし、車内効率も最大限に使える。車内は軽自動車とは思えない広さ。後部座席を後ろまで下げればローマ教皇の気分が味わえる。エンジンも軽トールワゴンとしては申し分ないスペックだ。カスタムにはターボエンジンもラインナップされる。燃費はターボエンジンを除いてすべてのモデルでJC08モード走行において20lm/Lと好成績。

ホンダはこのN BOXを「New Next Nippon Norimono」と定義しているがこのような車をもう我々は知っている。そう、ダイハツ・タントだ。ホンダは既に存在しているものを作り上げてまったく新しいと豪語してしまったのだ。

確かに良くできた車だが、わざわざホンダのN BOXを選ぶ理由は一つもない。





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