クルマ好人雑記帳(移転しました)

速いだけがスポーツカーじゃない、小さいだけがコンパクトカーじゃない。新しいクルマの価値を模索するメモ帳です。

MiniCraft?~ミニ・クラブバン~

2013-03-10 18:36:52 | クルマ
最近になって、世界でとあるゲームが流行している。「Minecraft」と呼ばれるゲームだ。これは簡単にいえば、自分で岩や木などから素材を取り、自分で武器や道具、家などを作ることができたりすく工作ゲームのようなもの。自分自身も実際にプレイしたことがないので詳しいことがわからないので、MinecraftのWikipediaページを参照してもらいたい。このゲームの魅力であるその工作という要素は自分次第で無限大の可能性をも秘めている。地道な作業をしていけば豪邸を作ることもでき、その満足感はほかのゲームに比べて非常高いものだろうと思う。このMinecraftはその能動性の高さから北欧の一部の学校では必修科目として取り入れることも検討されているようだ。しかし、そこに一つ問題がある。豪邸を作るにしてもほかの人間よりもリードしたものを作るには「センス」が必須になってくる。適当に素材を集めていけば子供でも家を作ることは可能だが、すばらしい家を作るにはそこには秀でた感性を最大限発揮しなければならない。動画サイトなどで感性を生かした美しい「建築」を拝見することができるので興味のある方はぜひみてもらいたい。(その制作過程を知れば知るほど、プレイヤーはちゃんと職についているまともな人間なのかという疑問を持つかもしれないが。)
デザインなどにおけるセンスにおいて日本は独特の特徴を持っていると僕は個人的に思っている。僕はヨーロッパにみられるようなゴシック調のたぐいがどうも受け入れられない、あれを美しいと思うことができないのだ。しかし、日本に元来ある寺や神社、日本家屋などは決して豪勢でないにしろその謙虚かつ実用的な美しさを感じることができる。これはもはや個人的な意見でしかないが、僕にはそう感じるのだ。今や日本の町並みにそのようなものは少ない。都心にいけば、たくさんの色が看板や広告に用いられ統一感という言葉は遥か彼方に吹き飛ばされているようだ。100歩譲って、金のお饅頭を持ってくれば僕にも「うん、サイケデリックだね。」と最高の褒め言葉を出すことはできる。別にこのぐちゃぐちゃとした広告軍はアジア的だし決して嫌いというわけではないが、美しいとは思うことはできない。サイトのデザインはどうだろう。例えば日本のとある大手ネット通販企業のページデザインはクズであると言わざるをえない。目当ての品物意外の画像リンクのジャングルを精一杯スクロールしていってやっと「この商品をカートに入れる」というボタンにたどり着く。このスクロールの間にあのAmazonは購入履歴からユーザーにおすすめの商品の勧誘にしているに違いない。とんでもないやり手である。
企業にとって自社で使い商用車も一つの広告といえよう。クロネコヤマトはよい例だ。あの緑とベージュの配達トラックはどこからどうみてもクロネコヤマトだと一目でわかる。走る広告として十分効果を発揮していると思う。走る広告というと、最近はトラックの荷台コンテナの部分に広告を乗せたものがよく町中を走っている。池袋なんかで信号待ちをしていると、よく派手な音楽を流しながら「スマホで簡単!バイト探し!」とふざけたフォントで書かれたトラックをよく目にする。あれは不快だからやめたほうがいい。おまけに広告料に見合ってないだろうから。

もしもあなたがオシャレ系中小企業の経営者ならば、このクルマをおすすめする。



ミニ・クラブバンだ。元々あったミニのワゴンタイプ、クラブマンを商用化したモデルである。見た目からわかることは、サイド後ろのウィンドウがないこと。これによって会社のロゴなどを大きめに掲載することができる・・・。あとは、よくわからない。グレード構成は一つのみ。クーパーのエンジンが搭載され、ミッションはATが組み合わせられる。価格は282万円から。なるほど。・・・・・・なるほど、としか言えなくなってしまった。なぜならば、商用車に282万円は高すぎる。いろいろな諸経費込みで300万円を超えてしまう。このクルマを4台購入しただけで1000万円を超えてしまうのだ。そして問題は信頼性だ。ミニはイタリア車などと比べれば十分信頼性があるように思う。だが、トヨタと比べればその差は歴然である。あくまでファッション感覚で作られた商用車がガチなトヨタにかなうはずもない。優秀な会計士だったら、すぐに経営者にこう助言するはずだ「ミニをクビにしろ」と。とはいうもののクルマ好きとしてはこのミニの英断を歓迎したい。このジャンルで日本で購入できるのはルノーカングーぐらいだ。単純に見込みのない車種を日本に導入したことはすばらしいことだ。300万円という価格が経営に支障をきたさないならばこのミニ・クラブバンは「買い」である。クルマ自体のキャラクター性とデザインを依頼する広告デザイナーの腕によってはこのクルマは最高の看板犬として人々の目を引くことだろう。レッドブルがミニを選んだように。






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