こんな本よみましたよ

読んだ本の個人的感想を垂れ流し、勝手に★をつけます。

入門!論理学/野矢茂樹 ★★★★

2012年03月23日 | その他(本)
再び大学に4年間も通ったのに残念ですが、
(学費が無駄だったことがつぎつぎと証明されています。お父さん、お母さんごめんなさい)
論理学てどんなんやろ~ということで買ってみました。

「はじめての言語学」に引き続き、町の本屋の英雄「書原」さんで購入しました。

読みやすく、わかりやすかったです。
他の論理学の入門書はどうやら記号がたくさん出てくるらしいのですが、
記号はあまりなく、他の新書類と同様にふつうに読めます。
主に、最も「王道」な論理学の基本的事項について説明してくれているようです。
ただし、「ザ・王道」以外の体系にもときどき触れられており、
どちらをよしとするかはやはり生き方というか普段の考え方の選択であるということで、興味深かったです。

また、え!そうなの!といまさらながら判明したのは、
えらいひとがえらい考えをもつ、
この「えらい考え」はたいがいの場合、ひらめきやイメージであって、
そこに最初は論理はないということらしい。
論理はこの「えらい考え」をみんなに納得させるために
極端な言い方をしてしまえばアトヅケ的に使用されるということらしい。
ということでした。

確かに日常生活においても、
まず「あの人に洗濯を干させたい!」と直感的に?思い、
相手が洗濯をほすことがいかに有益なことであるかの説明をあとづけで考えますね!

新書の常?なのか、やはりちょいちょい謎のギャグがちりばめられています。
でもきっとそれも気分転換になると思います。




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