こんな本よみましたよ

読んだ本の個人的感想を垂れ流し、勝手に★をつけます。

【小説】「真夏の方程式」/東野圭吾 ★★

2013年05月30日 | 映画
今ドラマもやっていますガリレオシリーズの文庫最新版?のようです。

夏休みを玻璃ヶ浦にある伯母一家経営の旅館で過ごすことになった少年・恭平。一方、仕事で訪れた湯川も、その宿に宿泊することになった。翌朝、もう1人の宿泊客が死体で見つかった。その客は元刑事で、かつて玻璃ヶ浦に縁のある男を逮捕したことがあったという。これは事故か、殺人か。湯川が気づいてしまった真相とは―。 (あまぞんさまより)


そんなにえぐいシーンもなく、新幹線で読むのにぴったり!だと思います。

6/29映画が公開予定
http://www.galileo-movie.jp/index.html


【小説】「薬指の標本」/小川洋子 ★★

2013年05月27日 | 小説
サイダー工場での事故で薬指の肉片を失ってしまった主人公は、
旅先でみつけた「標本室」に再就職。
主人公の他には、きのこ、骨、音楽、とにかくなんでも標本にして保管できてしまう男性技師がひとり。
ふたりはいいかんじに。
しかし、ある日、顔の火傷の痕を標本にしてほしいという少女があらわれ。。。


というようなお話。

しっとり、不思議な雰囲気を味わう人には◯かと思います。

【小説】「向日葵の咲かない夏」/道尾秀介 ★

2013年05月24日 | 小説
アマゾンからいただいたあらすじですが↓

夏休みを迎える終業式の日。先生に頼まれ、欠席した級友の家を訪れた。きい、きい。妙な音が聞こえる。S君は首を吊って死んでいた。だがその衝撃もつかの間、彼の死体は忽然と消えてしまう。一週間後、S君はあるものに姿を変えて現れた。「僕は殺されたんだ」と訴えながら。僕は妹のミカと、彼の無念を晴らすため、事件を追いはじめた。あなたの目の前に広がる、もう一つの夏休み。

というお話。

小学生のお話だから大丈夫だろう、、、と思った私が馬鹿でした!ノー!!
とにかく気持ち悪くて、読後感が最悪です。
家には置いておきたくないので、読んだ後すぐに紙ゴミBOXに入れて、本が目につかないように他の紙ゴミで隠しました。
それくらい気持ち悪いです。
もう私は道尾さまの本は絶対に読まないと心に決めました。

がしかし。やはりそこは道尾さまです。
伏線につぐ伏線。どんでんがえしにつぐどんでんがえし。
えー!そうだったのー!という突飛なことがたくさん出てくるのですが、とてもリアルに感じさせてくるところが道尾さまです。
それがさらに気持ちわるいのです。
でも、気持ち悪いながらも、先が気になって一気に読んでしまいました。

かなり好き嫌いは分かれそうですし、いずれにせよ嫌な気持ちにはなると思いますが、
一度道尾さまワールドにはまった方はこれもはまられるのかもしれません。



【小説】「多情多恨」/尾崎紅葉 ★★★

2013年05月22日 | 小説
最愛の妻お類を亡くして、悲しみまくる柳之助。泣いてばかりいます。
その様子を見かねて親友の葉山が自宅に柳之助を住まわせることに。

喜劇っぽくて面白いは面白いのですが、展開がゆっくりめ?なのでやや眠くなることもありましたです。

でも登場人物がみんな好ましい雰囲気です。

それからやはり語彙の幅?が全然違うのでそれも面白かったです。



【小説】「夜のピクニック」/恩田陸  ★★★

2013年05月22日 | 小説
高校1~3年生まで全員が、一晩中歩き続けるという大イベント「歩行祭」。
今なら虐待!と騒がれそうですが、高校3年生にとっては高校最後の行事でもあり、
登場人物はいろいろな決心をもってのぞむ。

青春!

2005年本屋大賞受賞作品のようです。

どうでもいいのですけど、個人的には、なんとかさんが探していた父親は結局誰だったの。。。?という疑問が残りました。