【小説】「わたしが・棄てた・女」/遠藤周作 2013年09月11日 | 小説 ストーリーとしては「嫌われ松子の一生」にちょっと似ていると思います。 文通欄で出会った大学生に処女をささげたものの、捨てられ、 体関係のしごとをてんてんとしたあげく、ハンセン病に。。。? すぐに人に共感し、同情し、自己を犠牲にしてでも助けようとするこの田舎娘はさてどうなる。 というようなストーリーで、「大学生」側の話と「田舎娘」側の話がでてきます。 これまた読みやすく、面白い! 先にすすみたくて、日曜の夜にもかかわらず夜更かししてしまうほどです。
【小説】「乙女の港」/川端康成 (イラスト:中原淳一) 2013年09月05日 | 小説 ↓あまぞんさまより 舞台は昭和初期、横浜のミッションスクール。新入生の三千子に、ふたりの上級生から手紙が届く。品よく儚げな洋子と、負けず嫌いで勝気な克子。ふたりの間で揺れ動く三千子だが―昭和12年、伝説の雑誌「少女の友」に連載された本作は一大ブームを巻き起こした。少女時代特有の愛と夢、憧れとときめきに満ち満ちた、永遠の名作。雑誌初出時の中原淳一の挿絵を全点収録。 待望の文庫化!らしいです。 「~てよ」など、言ってみたくなりましてよ。
【映画】(ややネタバレです)「マン・オブ・スティール」 /★★ 2013年09月03日 | 映画 http://wwws.warnerbros.co.jp/manofsteel/index.html スーパーマンの0章みたいなお話らしいのですが、 ほぼギャグです。 心の底から敵役ゾッド将軍の死因が気になります。 あんなにビルや山を自らの頭でぶちぬいていたのに、 素手で首の骨?を折られるなんて。。。どういう。。。 首のまわりの筋肉はとてつもなく強いけど、骨はかなり骨粗しょう症が進行していて、 首の筋肉の力を抜いた瞬間にぽき。。。ということなのでしょうか。。。。 謎は多いですが、観ていて不快、ということはありません。
【小説】「女」/遠藤周作 2013年09月03日 | 小説 ↓あまぞんさまより 男の戦は弓矢で争うが、女の戦は才覚一つで、夜毎、じわじわ駒を進める―。浅井長政、柴田勝家、二人の夫を奪われ、落城の炎の中に自害を遂げたお市。そして母の怨念を胸に、秀吉に対する「血の復讐」を着々と果たす淀。母娘二代にわたる凄絶な女の戦の行方、果してその真の勝者は?病魔と闘いながら描いた、著者最後の歴史小説。 これまた読みやすいです。 文庫は(上)(下)巻にわかれています。 「女」というタイトルで、たしかにお市や茶々など戦国時代の女性が多く登場しますが、 信長、秀吉、などなど男のほうの心情も描かれており、まさに手に汗握る! 下巻は書かなければならない歴史的事実が多くなってしまったのか、 やや眠くなってしまうところもありましたが、 上巻はとてもおもしろかったです。