前回ご紹介した三浦しをんをきっかけに、「重そう、、、」と長年避けていた山崎豊子にチャレンジし、
TVドラマにもなった「白い巨塔」全5巻を読み終えました。
おたのしみ時間CPが三浦しをんのエッセイとあまり変わらない!なんということだ!
本の価格は、おたのしみ時間CPに基づいて決定されているのだろうか。。。
だとすると、この数値はどの本においても同じとなってしまい、発表の意味がないではないか!
でも、せっかくなので、とりあえず、5冊くらいは続けてみようと思います。
さて、「白い巨塔(5)」/山崎豊子(新潮文庫)ですが、
読了時間:246分
定価:590円
おたのしみ時間CP:2.40/分 (暫定2/2位)
大学病院に勤務する2人の助教授、野望ギラギラ系の財前五郎と、研究一筋清廉潔白系の里見を中心に、大学病院のどろどろが描かれていますが、なんといっても山崎豊子の取材力に脱帽です。
全5巻を読み終えた私は、レントゲン写真さえ見れば、早期の噴門癌を発見できる勢いです。
それほどまでに、まずは医学的記述が詳細です(たぶん)。
さらに、臨床的な事柄だけでなく、本作品では、大学病院内での権力抗争、地元の医師会、医療裁判、大阪の生地問屋事情、などなど、普段は接することのない分野の詳細が記述されています。
山崎豊子はもしや元医者OR弁護士OR問屋?という疑問がわきましたが、
なるほど、新聞記者出身の作家さんということでした。
その取材のプロをもって、あとがきに「書き甲斐があった」というこの作品。恐ろしいです。
また、各キャラクターが大変魅力的です。
TVドラマ放送時(2003年)は、幼さゆえに、財前を「悪い奴!」と目の敵?にしていた私ではありますが、
約10年たって彼の魅力に気づかされました!
どんな手段を使ってでも野望を実現し自信満々にみえつつも、どこかまぬけ&小心者&実は母親思い。すてきです。
それから個人的には、成金の舅財前又一のぬらぬら感にも愛嬌を感じます。
読後は、それぞれ形は違うけれども、財前&里見他医師たちがもつ一途さに感化され、仕事への熱意が高まること間違いなしです。
次は別の作家さんのものを読もうと思っていましたが、山崎豊子の「大地の子」にチャレンジしたいと思います(本日ブックオフにて入手済み)。
TVドラマにもなった「白い巨塔」全5巻を読み終えました。
おたのしみ時間CPが三浦しをんのエッセイとあまり変わらない!なんということだ!
本の価格は、おたのしみ時間CPに基づいて決定されているのだろうか。。。
だとすると、この数値はどの本においても同じとなってしまい、発表の意味がないではないか!
でも、せっかくなので、とりあえず、5冊くらいは続けてみようと思います。
さて、「白い巨塔(5)」/山崎豊子(新潮文庫)ですが、
読了時間:246分
定価:590円
おたのしみ時間CP:2.40/分 (暫定2/2位)
大学病院に勤務する2人の助教授、野望ギラギラ系の財前五郎と、研究一筋清廉潔白系の里見を中心に、大学病院のどろどろが描かれていますが、なんといっても山崎豊子の取材力に脱帽です。
全5巻を読み終えた私は、レントゲン写真さえ見れば、早期の噴門癌を発見できる勢いです。
それほどまでに、まずは医学的記述が詳細です(たぶん)。
さらに、臨床的な事柄だけでなく、本作品では、大学病院内での権力抗争、地元の医師会、医療裁判、大阪の生地問屋事情、などなど、普段は接することのない分野の詳細が記述されています。
山崎豊子はもしや元医者OR弁護士OR問屋?という疑問がわきましたが、
なるほど、新聞記者出身の作家さんということでした。
その取材のプロをもって、あとがきに「書き甲斐があった」というこの作品。恐ろしいです。
また、各キャラクターが大変魅力的です。
TVドラマ放送時(2003年)は、幼さゆえに、財前を「悪い奴!」と目の敵?にしていた私ではありますが、
約10年たって彼の魅力に気づかされました!
どんな手段を使ってでも野望を実現し自信満々にみえつつも、どこかまぬけ&小心者&実は母親思い。すてきです。
それから個人的には、成金の舅財前又一のぬらぬら感にも愛嬌を感じます。
読後は、それぞれ形は違うけれども、財前&里見他医師たちがもつ一途さに感化され、仕事への熱意が高まること間違いなしです。
次は別の作家さんのものを読もうと思っていましたが、山崎豊子の「大地の子」にチャレンジしたいと思います(本日ブックオフにて入手済み)。