いつかは富士山登ってみたいと思いながらも、実際登るとなるとそれなりにしっかりと準備しないと、そんなに気軽に登れるものでもないだろうと自分で見えない壁を立てたままずるずると、海の、波の魅力に取りつかれ、富士山に対する思いも知らず知らずに薄れていて、ほんの2週間前まではまさか今年登ろうとは夢にも思いもせずにいたけれど、@yogaさんのブログで森林ヨガと富士山登山 ‐7大陸最高峰制覇・山田淳といく 富士山&ヨガ合宿‐の企画を知った途端に『これ行く!』と思い(数年前ほどのフットワークの軽さは薄れて来たので実際の申し込みまでは自分の気持ちが冷めないか3日間待って確かめたけど)行って来た。
みんなは都内に集合してバスで来る予定だけど、僕は静岡からなので直接現地の西湖に向かった。
少し早めに着いて今年の春リニューアルオープンしたばかりの西湖いやしの里根場を見学。
ここは日本の原風景である茅葺き屋根の農村集落を再現したもの。
この中には20棟の茅葺き屋根の古民家が建てられ、それぞれの民家毎に伝統工芸の体験や、資料館、地場産品の買い物や食事などが楽しめるのだ。
時間がなかったので全部の中まで見れなかったけど、とても本格的に良く整備されていて半日~好きな人なら一日いても楽しめるんじゃないかな。
宿泊所はそのいやしの里根場の横にある東村の別館。
こちらも150年前の古民家を改装したものでとてもいい雰囲気だった。
今回は富士登山がメインだけどまずは翌日の登山に向けたウォーミングアップも兼ねたヨガクラス。
講師は今回の合宿の企画をされた今井順子先生
今回の合宿参加者はヨガ系ルートで参加された方と山系ルートで参加された方がいて、ヨガ初心者も多かったようなので、「初心者向けの軽いヨガをやりま~す。」って始まったものの中盤からは軽いアシュタンガ系のヴィンヤサでとても初心者向けとは思えないほどしっかり汗をかかせていただきました。(笑)
ヨガで汗をかいた後はみんなで近くの温泉に行き、帰ってから夕ご飯。
今回の食事などの準備は今井ファミリーがご家族総出で朝早くから夜遅くまで大変お気を使って頂きながらいろいろとして下さり、山梨名物のほうとうやマクロビご飯などをおいしく頂いた。
夕ご飯の後は今回の登山ガイドの山田淳さんによるスライドショー。
山田さんは23歳(当時世界最年少記録)で世界7大陸の最高峰を制覇したという業界では有名な登山家で、この時のおもしろい体験談をいろいろと聞かせて頂いた。
興味深かったのはキリマンジャロでも登山ツアーが確立されているので素人でも簡単に登れてしまうそうだ。
興味深くはあるけれど、やっぱり僕はキリマンジャロよりもインドネシアなどの南の島に憧れてしまう。
スライドショーの途中でとなりのいやしの里がちょうど夏祭りですぐ近くで花火が上がり始め、みんなで花火見物に急遽変更。
最近のデジカメは花火も綺麗に撮れるんですね。
ただタイミングはさっぱり分からないので、適当にシャッターを押すしかないのだけど。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
翌朝は3時前に起床、3時半出発。だいたいいつもの海行き時間なので早起きには問題ないけれど、いつものビーサン・短パン・Tシャツと違って重装備なので心のゆとりはいつもと大違いだ。
(4時30分) 富士スバルラインを通って5合目到着。
(4時50分) 登山開始。今回は河口湖口 吉田ルートで山頂を目指す。
(5時15分) 5合目でご来光。
商業ベースの一般的な富士登山は夕方から登山開始して、山小屋で仮眠して、夜中に再出発して、山頂でご来光を拝むものだけど、この早朝登山開始して5合目でご来光と言うのが今回の富士登山の最大の特徴。
これは主にガイドとして128回もの富士登山をされた山田さんの経験によって、この方が富士登山初心者には負担が軽く、遥かに登頂率が上がるそうだ。
いろいろとお話をお聞きして、自分でも体験して、富士山登るならこっちの方が自分でもいいと思った。
(8時05分) 前半はこんな岩場をてくてく登る。
(9時15分) 中盤は少し緩やかな砂利道をてくてく登る。
(9時30分) 雲よりも高くてくてく登る。
(9時45分) 8合目 富士山天拝宮。
(12時15分) あの鳥居をくぐれば山頂。あとちょっと。
(12時20分) 吉田ルート富士山頂上。やったぁー!!
山田さんによると富士登山を成功させる秘訣は天気を味方につけることと高山病対策。
天気については自然のことなのでどうにもならないけれど、雨はがまんできても雷と風はどうにもならないので小屋に避難して避けるか、途中でも断念せざるを得ない。
今回は12名の参加者で全員登頂成功、全員お鉢めぐり成功したのだけれど、山田さんも128回近くガイドして初めての快挙らしい。これはみんなのがんばりと天候にも恵まれたお陰だとのこと。
雨は一度も降らず、最初だけは少し風が強めだったけれど、晴れ過ぎもせず適度な雲もあって暑過ぎず寒過ぎず登りやすいコンディションだったようだ。
高山病対策については高山病になったら下山するしか治らないので、高山病にならないように予防することが大事でそれには、
① ゆっくり休み休み時間を掛けて登ること。
② 水分を沢山取ること。
③ 深く深呼吸を繰り返すこと。
この3つが大切とのこと。
呼吸についてはヨガで呼吸法を習っている人は実践しやすい。
水分についてはガブガブと一度に飲むよりも、ちびちびと飲んだ方が体に吸収されやすいので理想的。ずっと山でMTB乗るのから遠ざかっていたので自分で持っているのも忘れていたのだけど、
このキャメルバックの水を歩きながらちびちびと飲んでいたのでかなり楽だった。
(13時10分) お鉢めぐりで剣ケ峰と火口をバックにガイドの山田さんと『イェ~イ!!』
早朝の5合目出発時だけ長袖来たけど、あとはずっとTシャツと半袖ポロシャツの2枚だけで大丈夫だった。
(13時30分) 富士宮ルート山頂。
(14時00分) 最高峰の剣ケ峰まで最後の急傾斜登りは超キツかった。
(スタッフ写真より拝借)
(14時15分) 剣ケ峰登頂!
(14時55分) 吉田ルート山頂に戻り、山頂の山小屋。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
15時過ぎ下山開始。
ゆっくり地味に歩くとスクワットしながら歩いてるようで、それよりもストックを上手く使いながら小股でピョンピョン軽快に小走りで駆け下りた方が楽そうで、最初 だ け は軽快に下って行った。
(15時30分) こんな砂利道がくねくねくねくねうんざりするほど続く。
次第に膝が笑うどころか痛くて痛くて悲鳴を上げ始め、昔自転車を長距離乗るたびに痛む膝のことを思い出さられた。
8合目から7合目まではもう痛くて痛くてストックなしでは一歩も歩けないほど身体の限界を感じた。
先はまだまだ長いのでどうなることかと、、 下りのロープウェーがあったら多少高くても乗っちゃうのになーとほんと泣きそうだった。って言うか心の中では大泣きだった。
神様はそんなに意地悪ではなく後半は傾斜も緩やかになり少しは楽になって、6合目を過ぎて平地やちょっとした登りでは膝の痛みは感じずなんとか出発した5合目に無事に帰って来た。(18時30分)
傾斜が緩やかになって膝の痛みも和らぎ5合目が近づいてたどり着く目処が見えた時、久しぶりに身体の限界を思い知らされ、打ちのめされることで自分はまだまだ未熟者だと謙虚な気持ちの大切さを再認識させられ、そんな富士さんに『ありがとう!』と感謝の気持ちを抱きながら残りの道を歩んだ。
(18時50分) 帰りのバスに乗り込む時には、こんなに綺麗な夕焼けのご褒美だった。
朝焼け、夕焼け好きな僕には最大のごちそうだった。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
翌朝、宿の目の前には富士山がクッキリ綺麗に見えた。
あの頂点に立ったとは、、 とてもここから眺めていると夢のようだけど、、 コツコツコツコツ積み重ねれば夢も現実になるものだと教えてくれた。
この教えを大切に、忘れずに、有効に活用したいものだ。
翌朝はストレッチ系のゆるやかなヨガで疲れた身体をほぐす。
僕の痛めつけられた身体は1回のヨガだけでは回復せず、全治1週間!?ほどの筋肉痛だ(泣笑)
左からガイドの山田淳さん、ヨガ講師の今井順子さん、ご主人の今井司さん。
帰ってからスタッフの方たちの集合写真を撮り忘れてたことに気付き、反省。
手に入ったら追加掲載しますね。
最後にみんなで富士山バックに記念撮影会をして楽しい合宿は終了。
(スタッフ写真より拝借)
秋には紅葉の八ヶ岳&ヨガ合宿があったり、来春には屋久島ツアーの企画もあるそうです。
山田さんのツアーは商業ベースのふつうじゃない、とても楽しめそうなツアーなのでお勧めです。
紬さんのオフィシャルブログはこちら → 紬 -Tsumugi-
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
(今日のおまけのセッション)
Mantra Session by Renato Motha & Patricia Lobato ::: at Komyoji Temple in Kamakura
今年もヘナート&パトリシアのマントラセッションツアーやるみたいですね。
みんなは都内に集合してバスで来る予定だけど、僕は静岡からなので直接現地の西湖に向かった。
少し早めに着いて今年の春リニューアルオープンしたばかりの西湖いやしの里根場を見学。
ここは日本の原風景である茅葺き屋根の農村集落を再現したもの。
この中には20棟の茅葺き屋根の古民家が建てられ、それぞれの民家毎に伝統工芸の体験や、資料館、地場産品の買い物や食事などが楽しめるのだ。
時間がなかったので全部の中まで見れなかったけど、とても本格的に良く整備されていて半日~好きな人なら一日いても楽しめるんじゃないかな。
宿泊所はそのいやしの里根場の横にある東村の別館。
こちらも150年前の古民家を改装したものでとてもいい雰囲気だった。
今回は富士登山がメインだけどまずは翌日の登山に向けたウォーミングアップも兼ねたヨガクラス。
講師は今回の合宿の企画をされた今井順子先生
今回の合宿参加者はヨガ系ルートで参加された方と山系ルートで参加された方がいて、ヨガ初心者も多かったようなので、「初心者向けの軽いヨガをやりま~す。」って始まったものの中盤からは軽いアシュタンガ系のヴィンヤサでとても初心者向けとは思えないほどしっかり汗をかかせていただきました。(笑)
ヨガで汗をかいた後はみんなで近くの温泉に行き、帰ってから夕ご飯。
今回の食事などの準備は今井ファミリーがご家族総出で朝早くから夜遅くまで大変お気を使って頂きながらいろいろとして下さり、山梨名物のほうとうやマクロビご飯などをおいしく頂いた。
夕ご飯の後は今回の登山ガイドの山田淳さんによるスライドショー。
山田さんは23歳(当時世界最年少記録)で世界7大陸の最高峰を制覇したという業界では有名な登山家で、この時のおもしろい体験談をいろいろと聞かせて頂いた。
興味深かったのはキリマンジャロでも登山ツアーが確立されているので素人でも簡単に登れてしまうそうだ。
興味深くはあるけれど、やっぱり僕はキリマンジャロよりもインドネシアなどの南の島に憧れてしまう。
スライドショーの途中でとなりのいやしの里がちょうど夏祭りですぐ近くで花火が上がり始め、みんなで花火見物に急遽変更。
最近のデジカメは花火も綺麗に撮れるんですね。
ただタイミングはさっぱり分からないので、適当にシャッターを押すしかないのだけど。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
翌朝は3時前に起床、3時半出発。だいたいいつもの海行き時間なので早起きには問題ないけれど、いつものビーサン・短パン・Tシャツと違って重装備なので心のゆとりはいつもと大違いだ。
(4時30分) 富士スバルラインを通って5合目到着。
(4時50分) 登山開始。今回は河口湖口 吉田ルートで山頂を目指す。
(5時15分) 5合目でご来光。
商業ベースの一般的な富士登山は夕方から登山開始して、山小屋で仮眠して、夜中に再出発して、山頂でご来光を拝むものだけど、この早朝登山開始して5合目でご来光と言うのが今回の富士登山の最大の特徴。
これは主にガイドとして128回もの富士登山をされた山田さんの経験によって、この方が富士登山初心者には負担が軽く、遥かに登頂率が上がるそうだ。
いろいろとお話をお聞きして、自分でも体験して、富士山登るならこっちの方が自分でもいいと思った。
(8時05分) 前半はこんな岩場をてくてく登る。
(9時15分) 中盤は少し緩やかな砂利道をてくてく登る。
(9時30分) 雲よりも高くてくてく登る。
(9時45分) 8合目 富士山天拝宮。
(12時15分) あの鳥居をくぐれば山頂。あとちょっと。
(12時20分) 吉田ルート富士山頂上。やったぁー!!
山田さんによると富士登山を成功させる秘訣は天気を味方につけることと高山病対策。
天気については自然のことなのでどうにもならないけれど、雨はがまんできても雷と風はどうにもならないので小屋に避難して避けるか、途中でも断念せざるを得ない。
今回は12名の参加者で全員登頂成功、全員お鉢めぐり成功したのだけれど、山田さんも128回近くガイドして初めての快挙らしい。これはみんなのがんばりと天候にも恵まれたお陰だとのこと。
雨は一度も降らず、最初だけは少し風が強めだったけれど、晴れ過ぎもせず適度な雲もあって暑過ぎず寒過ぎず登りやすいコンディションだったようだ。
高山病対策については高山病になったら下山するしか治らないので、高山病にならないように予防することが大事でそれには、
① ゆっくり休み休み時間を掛けて登ること。
② 水分を沢山取ること。
③ 深く深呼吸を繰り返すこと。
この3つが大切とのこと。
呼吸についてはヨガで呼吸法を習っている人は実践しやすい。
水分についてはガブガブと一度に飲むよりも、ちびちびと飲んだ方が体に吸収されやすいので理想的。ずっと山でMTB乗るのから遠ざかっていたので自分で持っているのも忘れていたのだけど、
CAMELBAK(キャメルバック) オメガリザーバー1.5L モンベル(mont-bell) |
このキャメルバックの水を歩きながらちびちびと飲んでいたのでかなり楽だった。
(13時10分) お鉢めぐりで剣ケ峰と火口をバックにガイドの山田さんと『イェ~イ!!』
早朝の5合目出発時だけ長袖来たけど、あとはずっとTシャツと半袖ポロシャツの2枚だけで大丈夫だった。
(13時30分) 富士宮ルート山頂。
(14時00分) 最高峰の剣ケ峰まで最後の急傾斜登りは超キツかった。
(スタッフ写真より拝借)
(14時15分) 剣ケ峰登頂!
(14時55分) 吉田ルート山頂に戻り、山頂の山小屋。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
15時過ぎ下山開始。
ゆっくり地味に歩くとスクワットしながら歩いてるようで、それよりもストックを上手く使いながら小股でピョンピョン軽快に小走りで駆け下りた方が楽そうで、最初 だ け は軽快に下って行った。
(15時30分) こんな砂利道がくねくねくねくねうんざりするほど続く。
次第に膝が笑うどころか痛くて痛くて悲鳴を上げ始め、昔自転車を長距離乗るたびに痛む膝のことを思い出さられた。
8合目から7合目まではもう痛くて痛くてストックなしでは一歩も歩けないほど身体の限界を感じた。
先はまだまだ長いのでどうなることかと、、 下りのロープウェーがあったら多少高くても乗っちゃうのになーとほんと泣きそうだった。って言うか心の中では大泣きだった。
神様はそんなに意地悪ではなく後半は傾斜も緩やかになり少しは楽になって、6合目を過ぎて平地やちょっとした登りでは膝の痛みは感じずなんとか出発した5合目に無事に帰って来た。(18時30分)
傾斜が緩やかになって膝の痛みも和らぎ5合目が近づいてたどり着く目処が見えた時、久しぶりに身体の限界を思い知らされ、打ちのめされることで自分はまだまだ未熟者だと謙虚な気持ちの大切さを再認識させられ、そんな富士さんに『ありがとう!』と感謝の気持ちを抱きながら残りの道を歩んだ。
(18時50分) 帰りのバスに乗り込む時には、こんなに綺麗な夕焼けのご褒美だった。
朝焼け、夕焼け好きな僕には最大のごちそうだった。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
翌朝、宿の目の前には富士山がクッキリ綺麗に見えた。
あの頂点に立ったとは、、 とてもここから眺めていると夢のようだけど、、 コツコツコツコツ積み重ねれば夢も現実になるものだと教えてくれた。
この教えを大切に、忘れずに、有効に活用したいものだ。
翌朝はストレッチ系のゆるやかなヨガで疲れた身体をほぐす。
僕の痛めつけられた身体は1回のヨガだけでは回復せず、全治1週間!?ほどの筋肉痛だ(泣笑)
左からガイドの山田淳さん、ヨガ講師の今井順子さん、ご主人の今井司さん。
帰ってからスタッフの方たちの集合写真を撮り忘れてたことに気付き、反省。
手に入ったら追加掲載しますね。
最後にみんなで富士山バックに記念撮影会をして楽しい合宿は終了。
(スタッフ写真より拝借)
秋には紅葉の八ヶ岳&ヨガ合宿があったり、来春には屋久島ツアーの企画もあるそうです。
山田さんのツアーは商業ベースのふつうじゃない、とても楽しめそうなツアーなのでお勧めです。
紬さんのオフィシャルブログはこちら → 紬 -Tsumugi-
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
(今日のおまけのセッション)
Mantra Session by Renato Motha & Patricia Lobato ::: at Komyoji Temple in Kamakura
今年もヘナート&パトリシアのマントラセッションツアーやるみたいですね。