ミーハーのクラシック音楽鑑賞

ライブ感を交えながら独断と偏見で綴るブログ

めぐろパーシモンホールの音響は素晴らしい

2010-02-02 13:20:39 | 読響
一昨日(31日)、めぐろパーシモンホールで開かれたフレッシュ名曲コンサートを聴きに行ってきた。指揮は現田茂夫。ピアノは石井楓子(桐朋女子高等学校音楽科3年)。管弦楽は読売日本交響楽団。

【演目】(※はアンコール曲)
スメタナ/「売られた花嫁」序曲
ショパン/ピアノ協奏曲第1番
  ~休 憩~
ドヴォルザーク/交響曲第9番「新世界より」
※J.シュトラウス2世/ピチカート・ポルカ
《15時00分開演、17時00分終演》

これまでめぐろパーシモンホールへはアマオケやバレエ公演などに行ったことがあるが、プロオケのコンサートは今回が初めて。そして、初めてここの音響が実に素晴らしいことが解った。(苦笑)

プロオケが演奏すると、音響が全然違うのである。弦は引き締まった柔らかな音色、木管のまろやかな音色はダイレクトに伝わり、金管は妙なキンキンとした残響音が全く感じられない。もちろん、現田茂夫の指揮と読響の演奏が良かったからかもしれないが、ここの音響の良さには目からウロコであった。

舞台上には日本で最初という吊り下げ式音響反射板があり、座席上部には残響可変装置があり、客席の天井は音響に良いという三浦折りなっていたりと、音の響きを十二分に考慮した構造になっている。いや~、驚きである。こんな音の響きを大切にした素晴らしいホールが身近にあったとは・・・。

ただ、パーシモンホールは客席が1,200席と少ない。最寄り駅(都立大学駅)からも徒歩7分と少し歩く。そのために、現在はプロオケの公演が年1~2回しかないが、もう少し増やしてもいいのではないだろうか。あの音響はとても棄て難い、というかもったいない。今のままでは宝の持ち腐れになってしまう。