昨日(28日)サントリーホールで開かれたロンドン交響楽団の公園を聴いてきた。指揮はベルナルト・ハイティンク。ピアノはマレイ・ペライア
【演目】
モーツァルト/ピアノ協奏曲第24番ハ短調
〜休 憩〜
マーラー/交響曲第4番ト長調
独唱:アンナ・ルチア・リヒター
《19時00分開演、21時15分終演》
まず最初に元演劇制作者としての苦言から。開演前2階ロビーにはプログラムを求める長蛇の列。そりゃそうだ。たった1人だけで販売しているのだから無理に決まっている。1人で会計をしてプログラムを渡すのである。万札など出す客がいたらお釣りを出さなければならない。その間にも列が伸びていく。ほぼ満席になることが分かっているのだから、プログラム売場に1人しか配置をしない制作責任者は認識がかなり甘い。カジモトさん、次はしっかりとした配置をしてください。
1曲目。演奏は可もなく不可もなくという演奏。ただ68歳という年齢によるものなのか、なんか覇気がない。そんななかでも、私は演奏を聴きながら、第1楽章は後のブラームスに影響を与えたんだろうなあ、第2楽章はショパンかなあ、そして第3楽章はベートーヴェンかなあ、などと漠然と聴いていた。モーツァルトの交響曲は私にとって子守唄でしかないが、ピアノ協奏曲をいろいろと勉強になる。
2曲目。ハイティングはもっとキレのある小気味好い指揮をする印象があるのだが、今回はまったくそれが感じられない。なんかタルいのだ。テンポがかなりゆっくりだったからだろうか。こちらも1曲目同様に覇気が感じられない。ただ、こちらも演奏を聴きながら、この交響曲第4番は第5番や第6番の布石になった曲なんだなあと、勝手に勉強してしまった。
あと、演奏で気になったのがホルンだった。首席奏者は終演後は観客から拍手喝采をうけていたが、第1・第2楽章はまったくの不調。私は彼をかなり注視していたが、時に「あ〜、今日はダメだなあ」という表情を見せたり、ホルンを見つめて苛立ったりしていた。これまでも何度も書いてきているが、ホルンという楽器は難しい。ロンドン響という世界一流オケの首席奏者でもこういうことがあるんだなと、思わざるをえなかったが、明後日のNHK音楽祭ではしっかりと演奏してもらいたい。
【演目】
モーツァルト/ピアノ協奏曲第24番ハ短調
〜休 憩〜
マーラー/交響曲第4番ト長調
独唱:アンナ・ルチア・リヒター
《19時00分開演、21時15分終演》
まず最初に元演劇制作者としての苦言から。開演前2階ロビーにはプログラムを求める長蛇の列。そりゃそうだ。たった1人だけで販売しているのだから無理に決まっている。1人で会計をしてプログラムを渡すのである。万札など出す客がいたらお釣りを出さなければならない。その間にも列が伸びていく。ほぼ満席になることが分かっているのだから、プログラム売場に1人しか配置をしない制作責任者は認識がかなり甘い。カジモトさん、次はしっかりとした配置をしてください。
1曲目。演奏は可もなく不可もなくという演奏。ただ68歳という年齢によるものなのか、なんか覇気がない。そんななかでも、私は演奏を聴きながら、第1楽章は後のブラームスに影響を与えたんだろうなあ、第2楽章はショパンかなあ、そして第3楽章はベートーヴェンかなあ、などと漠然と聴いていた。モーツァルトの交響曲は私にとって子守唄でしかないが、ピアノ協奏曲をいろいろと勉強になる。
2曲目。ハイティングはもっとキレのある小気味好い指揮をする印象があるのだが、今回はまったくそれが感じられない。なんかタルいのだ。テンポがかなりゆっくりだったからだろうか。こちらも1曲目同様に覇気が感じられない。ただ、こちらも演奏を聴きながら、この交響曲第4番は第5番や第6番の布石になった曲なんだなあと、勝手に勉強してしまった。
あと、演奏で気になったのがホルンだった。首席奏者は終演後は観客から拍手喝采をうけていたが、第1・第2楽章はまったくの不調。私は彼をかなり注視していたが、時に「あ〜、今日はダメだなあ」という表情を見せたり、ホルンを見つめて苛立ったりしていた。これまでも何度も書いてきているが、ホルンという楽器は難しい。ロンドン響という世界一流オケの首席奏者でもこういうことがあるんだなと、思わざるをえなかったが、明後日のNHK音楽祭ではしっかりと演奏してもらいたい。