先日(2日)、サントリーホールで開かれた新日本フィルハーモニー交響楽団の第525回定期演奏会を聴きに行ってきた。指揮はダニエル・ハーディング。
【演目】
ブラームス/交響曲第2番ニ長調
~休 憩~
ブラームス/交響曲第3番ニ長調
《19時15分開演、21時00分終演》
新日本フィルはハーディングが指揮をするとチケット代が高くなる。ソリストがいるわけでもないのにS席は10,000円になる。インゴ・メッツマッハーや準・メルクルのときは8,000円なのに・・・。以前東京フィルでもチョン・ミョンフンが振る時はやはり値段が高かった。指揮者のギャラというのはそんなに違うものなのだろうか。N響の場合はマゼールだろうがチョン・ミョンフンだろうが圴一なのに。
新日本フィルの料金体系はいろいろと偏っている。今度小沢征爾が振る特別演奏会はS席が15,000円だ。ところが、すみだトリフォニーホールで開かれる「新・クラシックへの扉」シリーズはS席が4,000円だったり4500円だりする。そして、このシリーズに関しては65歳以上、学生、墨田区在住・勤者は更に安くなる。クラシックの底辺を広げるためには、こうした割引はいいことだが、その帳尻をハーディングや小沢征爾で合わせていると思うと、ちょっと苦虫を噛み潰したような気にもなる。
と、前置きが少し長くなった。本題に入りたい。
1曲目。ハーディングはブラームスを熟知している。というか、弦を妙に煽ることなく木管に気持ち主題の旋律を演奏させようとしいる。そのせいか、いつもは大きく身体を動かすコンマス(崔文洙)も少々持て余し気味。しかし、ハーディングは第4楽章になると、それまで抑えていたヴァイオリンを解放させる。ハーディングはブラ2をうまく聴かせる術を心得ている。
2曲目。1曲目が無難な演奏だったので、2曲目はもう少し冒険してほしいなあ、と思って聴き始めたが、こちらも当たり障りのない演奏。ホルンをはじめとした金管の聴かせどころは非常に大人しく、言葉に語弊があるかもしれないが、ブラームスを聴いているというよりモーツァルトといった感じ。なんか拍子抜けであった。それでもほぼ満席の客席から数多くの「ブラボー!」の声が上がっていた・・・。
【演目】
ブラームス/交響曲第2番ニ長調
~休 憩~
ブラームス/交響曲第3番ニ長調
《19時15分開演、21時00分終演》
新日本フィルはハーディングが指揮をするとチケット代が高くなる。ソリストがいるわけでもないのにS席は10,000円になる。インゴ・メッツマッハーや準・メルクルのときは8,000円なのに・・・。以前東京フィルでもチョン・ミョンフンが振る時はやはり値段が高かった。指揮者のギャラというのはそんなに違うものなのだろうか。N響の場合はマゼールだろうがチョン・ミョンフンだろうが圴一なのに。
新日本フィルの料金体系はいろいろと偏っている。今度小沢征爾が振る特別演奏会はS席が15,000円だ。ところが、すみだトリフォニーホールで開かれる「新・クラシックへの扉」シリーズはS席が4,000円だったり4500円だりする。そして、このシリーズに関しては65歳以上、学生、墨田区在住・勤者は更に安くなる。クラシックの底辺を広げるためには、こうした割引はいいことだが、その帳尻をハーディングや小沢征爾で合わせていると思うと、ちょっと苦虫を噛み潰したような気にもなる。
と、前置きが少し長くなった。本題に入りたい。
1曲目。ハーディングはブラームスを熟知している。というか、弦を妙に煽ることなく木管に気持ち主題の旋律を演奏させようとしいる。そのせいか、いつもは大きく身体を動かすコンマス(崔文洙)も少々持て余し気味。しかし、ハーディングは第4楽章になると、それまで抑えていたヴァイオリンを解放させる。ハーディングはブラ2をうまく聴かせる術を心得ている。
2曲目。1曲目が無難な演奏だったので、2曲目はもう少し冒険してほしいなあ、と思って聴き始めたが、こちらも当たり障りのない演奏。ホルンをはじめとした金管の聴かせどころは非常に大人しく、言葉に語弊があるかもしれないが、ブラームスを聴いているというよりモーツァルトといった感じ。なんか拍子抜けであった。それでもほぼ満席の客席から数多くの「ブラボー!」の声が上がっていた・・・。