昨日(27日)、サントリーホールでの読売日本交響楽団第522回名曲シリーズを聴きに行ってきた。指揮はマリン・オルソップ。ヴァイオリンはライナー・ホーネック(ウィーン・フィルコンサートマスター)。ヴィオラは鈴木康浩(読響ソロ・ヴィオラ奏者)。
マリン・オルソップは1956年アメリカ・ニューヨーク市生まれ。両親は共にニューヨーク・シティ・バレエ管弦楽団の楽団員。ジュリアード音楽院で修士・博士号を取得後、主にジャズとクラシックを融合した音楽活動を行う。そして、1993年にコロラド交響楽団の音楽監督に就任してから注目を集めるようになる。2007年からはユーリ・テミルカーノフの後を継いでボルティモア交響楽団の音楽監督に就任。アメリカのメジャー・オーケストラで初の女性指揮者による音楽監督になった。そして、昨年にはその契約が2015年まで延長された。
【演目】
モーツァルト/ヴァイオリンと管弦楽のためのロンドK.269
モーツァルト/ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲K.364
~休 憩~
ブラームス/交響曲第2番
《19時00分開演、20時55分終演》
1曲目と2曲目。この日が誕生日のモーツァルト。絶対に眠らないようにと、ロビーで珈琲を飲んでのぞんだが、1曲目からライナー・ホネックの1714年製ストラディヴァリウスの奏でる美しい音色に陥没。そのまま心地よい気分で2曲目へ突入してしまったので、こちらもほぼ陥没状態で過してしまった。
休憩時間、眠気をさますために外気で頭を冷やす。しかし、どうもすっきりしない。
3曲目。第1楽章冒頭のホルン、1番と2番、3番と4番の音色にズレというか差がありすぎる。加えて、弦の音色が重厚というよりもハリガネのように剛直。しかしながら、フルートやオーボエなど木管の音色はそれに相反するようにまろやか。これがオルソップの狙いなのだろうか。しかしながら、それらが溶け合っているように聴こえない。
第2楽章、首席ホルン(山岸博)の音色に余裕が感じられず、少し気張りすぎている。ここでも、弦の音色がまだまだ硬い。オルソップは決して大振りではないし、指示も的確のように見えるのだが・・・。
第3楽章でやっとオケが一体化したように思えたが、第4楽章になるとオルソップがテンポをあげていき、今度は指揮者とオケの距離が離れていくように思え、最後はブラームスのわりには虚ろな響きだった。そのせいかどうか解らないが、いつもの読響に比べてブラボーの数はほとんどなく、早く席を立つ人が多いように見えた。
マリン・オルソップは1956年アメリカ・ニューヨーク市生まれ。両親は共にニューヨーク・シティ・バレエ管弦楽団の楽団員。ジュリアード音楽院で修士・博士号を取得後、主にジャズとクラシックを融合した音楽活動を行う。そして、1993年にコロラド交響楽団の音楽監督に就任してから注目を集めるようになる。2007年からはユーリ・テミルカーノフの後を継いでボルティモア交響楽団の音楽監督に就任。アメリカのメジャー・オーケストラで初の女性指揮者による音楽監督になった。そして、昨年にはその契約が2015年まで延長された。
【演目】
モーツァルト/ヴァイオリンと管弦楽のためのロンドK.269
モーツァルト/ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲K.364
~休 憩~
ブラームス/交響曲第2番
《19時00分開演、20時55分終演》
1曲目と2曲目。この日が誕生日のモーツァルト。絶対に眠らないようにと、ロビーで珈琲を飲んでのぞんだが、1曲目からライナー・ホネックの1714年製ストラディヴァリウスの奏でる美しい音色に陥没。そのまま心地よい気分で2曲目へ突入してしまったので、こちらもほぼ陥没状態で過してしまった。
休憩時間、眠気をさますために外気で頭を冷やす。しかし、どうもすっきりしない。
3曲目。第1楽章冒頭のホルン、1番と2番、3番と4番の音色にズレというか差がありすぎる。加えて、弦の音色が重厚というよりもハリガネのように剛直。しかしながら、フルートやオーボエなど木管の音色はそれに相反するようにまろやか。これがオルソップの狙いなのだろうか。しかしながら、それらが溶け合っているように聴こえない。
第2楽章、首席ホルン(山岸博)の音色に余裕が感じられず、少し気張りすぎている。ここでも、弦の音色がまだまだ硬い。オルソップは決して大振りではないし、指示も的確のように見えるのだが・・・。
第3楽章でやっとオケが一体化したように思えたが、第4楽章になるとオルソップがテンポをあげていき、今度は指揮者とオケの距離が離れていくように思え、最後はブラームスのわりには虚ろな響きだった。そのせいかどうか解らないが、いつもの読響に比べてブラボーの数はほとんどなく、早く席を立つ人が多いように見えた。