一昨日(20日)サントリーホールで開かれたNHK交響楽団第1810回定期公演Bプログラム(1日目)を聴いてきた。指揮はエド・デ・ワールト。ヴァイオリンはギル・シャハム。
【演目】(※はアンコール曲)
シューマン/「マンフレッド」序曲
メンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲ホ短調
※バッハ/無伴奏パルティ―タ3番 BWV10
〜休 憩〜
ブラームス/交響曲第2番ニ長調
《19時00分開演、20時50分終演》
名曲プログラムである。そのせいかどうかわからないが客席に空席が少なく、P席センター(12席×6列)は完全に埋まっていた。10年余N響B定期に通っているが、このような光景を見たのは初めてかもしれない。(苦笑)
1曲目。先日のC定期では指揮台に椅子を置いていたエド・デ・ワールトだが、今回は無しでこのマンフレッド序曲からエンジン全開の矍鑠たる指揮ぶり。バランス感を大事にしているようで、とても端正のある響きを引き出していた。
2曲目。ギル・シャハムはこれまでに2度聴いているが、その音色の美しさと繊細さは相変わらず。得意のメンコンをお茶の子さいさいといった感じで、まるで指揮ぶりのようにして弾いていく。この人に手にかかったらどんな協奏曲も天使の歌声な音色になるのではないかと、うっとりしながら聴きいってしまった。
3曲目。エド・デ・ワールトの弦の使い方は巧妙だ。第1・第2ヴァイオリンに対してはモーツァルトのような流麗にして精微な音色を求め、ヴィオラ・チェロ・コントラバスに対してはベートーヴェンのような威厳と品格を求めているような指示を出す。そして、木管金管がその中和剤になり、ブラームスの「田園」とも呼ばれる明るく解放的な音色を作りあげていく。それにしても、N響の弦は上手い。何度も書くがN響の弦は世界のトップクラスのオケと同等の輝きがある。
【演目】(※はアンコール曲)
シューマン/「マンフレッド」序曲
メンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲ホ短調
※バッハ/無伴奏パルティ―タ3番 BWV10
〜休 憩〜
ブラームス/交響曲第2番ニ長調
《19時00分開演、20時50分終演》
名曲プログラムである。そのせいかどうかわからないが客席に空席が少なく、P席センター(12席×6列)は完全に埋まっていた。10年余N響B定期に通っているが、このような光景を見たのは初めてかもしれない。(苦笑)
1曲目。先日のC定期では指揮台に椅子を置いていたエド・デ・ワールトだが、今回は無しでこのマンフレッド序曲からエンジン全開の矍鑠たる指揮ぶり。バランス感を大事にしているようで、とても端正のある響きを引き出していた。
2曲目。ギル・シャハムはこれまでに2度聴いているが、その音色の美しさと繊細さは相変わらず。得意のメンコンをお茶の子さいさいといった感じで、まるで指揮ぶりのようにして弾いていく。この人に手にかかったらどんな協奏曲も天使の歌声な音色になるのではないかと、うっとりしながら聴きいってしまった。
3曲目。エド・デ・ワールトの弦の使い方は巧妙だ。第1・第2ヴァイオリンに対してはモーツァルトのような流麗にして精微な音色を求め、ヴィオラ・チェロ・コントラバスに対してはベートーヴェンのような威厳と品格を求めているような指示を出す。そして、木管金管がその中和剤になり、ブラームスの「田園」とも呼ばれる明るく解放的な音色を作りあげていく。それにしても、N響の弦は上手い。何度も書くがN響の弦は世界のトップクラスのオケと同等の輝きがある。