昨日(4日)、ミューザ川崎で開かれている「フェスタ・サマーミューザKAWASAKI」の新日本フィルハーモニー交響楽団の演奏会に行ってきた。指揮は井上道義。
演目(※アンコール曲)
グローフェ/組曲「グランド・キャニオン」より「日の出」「日没」
伊福部昭/管弦楽のための「日本組曲」より「七夕」「盆踊」
ドビュッシー/交響詩「海」~3つの音楽的スケッチ~
※ルロイ・アンダーソン/プリンク・プレンク・プランク
《15時00分開演、16時05分終演》
平日の昼公演。さすがに観客は少ない。その数は4~5百人。それでも、指揮の井上道義は「昔は川崎を馬鹿にしていました。しかし、今はこんなりっぱなホールがあり、昼公演にもかかわらず、これだけのお客さんが入っている」と無理のあるゴマをすっていた。(笑)
プログラムは非常に魅力的だ。アメリカ、日本、フランスの土着性・民族性音楽のオンパレードである。ただ、できれば「グランド・キャニオン」もしくは「日本組曲」どちらかは全曲を演奏してほしかった。
「グランド・キャニオン」を聴くのは初めて。まるで映画音楽のようである。グランド・キャニオンへは2度ほど行ったことがある。キャンプもして日の出も日の入りも見ている。グローフェはあの赤茶けた渓谷がグラデーションのように変色していく姿を見事に表現している。う~ん、全曲聴いてみたい。
「日本組曲」は伊福部昭の代表作のひとつ。本来は「盆踊」「七夕」「演伶(ながし)」「佞武多(ねぶた)」の4曲編成で、そもそもはピアノ組曲として作曲され、1991年に管弦楽用に編曲された。そして、井上道義&新日本フィルが初演した。つまり、老舗の演奏である。井上は「七夕」ではごく普通に指揮していたが、「盆踊」では指揮をするというより、盆踊りしたり、舟を漕いだりと、太鼓を叩いたりとパフォーマスで伊福部音楽の面白さを伝えようとしていた。グッドジョブだ。
ドビュッシーの「海」は何度も聴いているせいか、それとも昼の誘いが身体に押し寄せてきてしまったのか、贅沢な眠りの時間を過ごしてしまった。ところで、フルート首席が倉田優(読響)、ヴィオラ首席が井野邊大輔(N響)に見えたのは幻覚だったのだろうか。
演目(※アンコール曲)
グローフェ/組曲「グランド・キャニオン」より「日の出」「日没」
伊福部昭/管弦楽のための「日本組曲」より「七夕」「盆踊」
ドビュッシー/交響詩「海」~3つの音楽的スケッチ~
※ルロイ・アンダーソン/プリンク・プレンク・プランク
《15時00分開演、16時05分終演》
平日の昼公演。さすがに観客は少ない。その数は4~5百人。それでも、指揮の井上道義は「昔は川崎を馬鹿にしていました。しかし、今はこんなりっぱなホールがあり、昼公演にもかかわらず、これだけのお客さんが入っている」と無理のあるゴマをすっていた。(笑)
プログラムは非常に魅力的だ。アメリカ、日本、フランスの土着性・民族性音楽のオンパレードである。ただ、できれば「グランド・キャニオン」もしくは「日本組曲」どちらかは全曲を演奏してほしかった。
「グランド・キャニオン」を聴くのは初めて。まるで映画音楽のようである。グランド・キャニオンへは2度ほど行ったことがある。キャンプもして日の出も日の入りも見ている。グローフェはあの赤茶けた渓谷がグラデーションのように変色していく姿を見事に表現している。う~ん、全曲聴いてみたい。
「日本組曲」は伊福部昭の代表作のひとつ。本来は「盆踊」「七夕」「演伶(ながし)」「佞武多(ねぶた)」の4曲編成で、そもそもはピアノ組曲として作曲され、1991年に管弦楽用に編曲された。そして、井上道義&新日本フィルが初演した。つまり、老舗の演奏である。井上は「七夕」ではごく普通に指揮していたが、「盆踊」では指揮をするというより、盆踊りしたり、舟を漕いだりと、太鼓を叩いたりとパフォーマスで伊福部音楽の面白さを伝えようとしていた。グッドジョブだ。
ドビュッシーの「海」は何度も聴いているせいか、それとも昼の誘いが身体に押し寄せてきてしまったのか、贅沢な眠りの時間を過ごしてしまった。ところで、フルート首席が倉田優(読響)、ヴィオラ首席が井野邊大輔(N響)に見えたのは幻覚だったのだろうか。