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>「史実」と違うなどと批判される江をどう思いますか?

2011-10-05 00:50:00 | ドラマ、時代劇、歴史
大河ドラマ江について。江はいろいろ批判が多いようですが批判の内容のほとんどが史実と違う・初期では江がのだめにしか見えないなどでした。…みなさんは「史実」と違うなどと批判される江をどう思いますか?また今までの大河ドラマはすべて「史実」通りなのでしょうか?

sakopapa0308さん)

komasaram(質問回答知恵コレクション

私は「のだめカンタービレ」は全く観ていないので「江」の上野樹里を観ても「のだめ」には観えませんし、「のだめ」がどういう女の子か全く知りません。
その意味で「江がのだめに観える」と言う人は番組を批判しているつもりで応援しているだけです。
「江」のキャストは「のだめ」を観た人たちに大河ドラマも観てもらうことを狙った結果でしょうが、「のだめ」を観て「江」を観ている人はそのNHKが出した餌にまんまと釣られている格好になっています。
大河ドラマに対して「史実と違う」という批判は多いのですが、「新選組!」でも「天地人」でも終わってしまえばそういう批判はなくなり、結果は視聴率がどうだったか、DVDが何枚売れたかという「数字」だけで評価されます。
鈴木嘉一氏は「大河ドラマの50年」で「大河ドラマは歴史に興味を持ってもらう入り口であっても歴史の教科書とは限らない」と書いています。
それから民放の時代劇で「水戸黄門」はウソばっかりであって、徳川光圀は関東からほとんど出ていませんし、隠居して10年後に亡くなった光圀の旅を42年もドラマ化して、劇中では何年たっているか誰も不思議に思わないんでしょうか?
「史実」を絶対視するとあらゆる時代劇、ドラマが作れなくなります。
「今の大河は漫画だ」という意見もありますが「JIN-仁-」はその漫画の実写化(その意味では「のだめ」と同類)で、「国が燃える」の描写が抗議された問題もあります。
時代考証に関しては「おひさま」のほうがしっかりしていて、「江」の姫たちが現代的で、「おひさま」の女学生や若い奥さんたちのほうが古風に見えます。

「大河ドラマの50年」を読めばわかります。
鈴木嘉一(よしかず)氏の「大河ドラマの50年」という本についてどう思いますか?

can_yes_proofさん

>過去大河を脚本したジェームス三木は

葵 徳川三代」の脚本家ですね。秀吉没後の浅井三姉妹に関しては「葵」のほうが参考になります。

>年配者に人気が高かったわけです。

残念ながら今の大河ドラマのスタッフは年配者(お年寄り)を想定していません。大河の制作者は中高年より若者、男性より女性に受けるように番組を作っています。
高齢の視聴者はいずれ先細りしますし、男はプロ野球のシーズンには野球を見てしまうので、ドラマを作る側にとっては女性をターゲットにするほうがいいのでしょう。
今回の大河が「女子供向け」が行き過ぎてその「女子供」ですら呆れてしまうのであれば脚本家の問題ですかね。

tttxd368さん

>昔から大河ドラマを見ている方(特にお年寄り)や歴史に詳しい方からの批判は仕方ないのではないでしょうか?

スタッフは年配者からの批判を覚悟の上で台詞等を現代的にしているのでしょう。大事なのは若者に見てもらうことです。そして数字だけが結果になります。

marsayan_impactさん

>見ているドラマを真に受ける子供達に正しい歴史はどう教えるべきですか?

戦国時代や江戸時代初期を描いたドラマが「史実」と違ったからってそれで被害を受ける人はまずいませんし、社会にどういう害があるというわけでもないですね。時代劇のせいで「水戸黄門が全国行脚した」と勘違いしている人は大人でもまだ多いでしょうし、大人になって歴史観が修正されることはよくあります。大河ドラマでも民放時代劇でも関係なく、時代劇は歴史に興味を持ってもらう入口ではあっても歴史の教科書その物ではありません。本当の勉強はその教科書すらをも疑うことです。

b1308079さん

>なんというか、その時代に生きた人々の信念や息吹が感じられません。

その点では「おひさま」や「神様の女房」のような近代ドラマのほうが今と違う昔の人の価値観や息吹を感じさせる意味で、作品のレベルが上ですね。むしろ「江」に出てくる戦国の姫たちのほうが現代的に見えますし、戦国のコスプレをした人たちの現代ドラマに見えます。

i_love_japanese_historyさん

>あと「ジェームス三木云々」とおっしゃっていますが、下の回答にあるとおり、「葵」のことを指しているのでしょう。でも、私からしてみれば、あの作品は「ドラマとしては駄作」です。

そうですか。私はあれは歴史解説部分もドラマとしても面白いと思います。お珠の輿入れ、江と完の再会、完と千と秀頼が3人一緒の時のアットホームな会話など丁寧に描かれています。光圀の解説は気分転換になります。現代的反戦思想や死後の亡霊(ただし夢)はこの作品でも出てきます。秀吉没後の浅井三姉妹に関しては「」のほうがお勧めです。
「正史」は男、権力者、知識階級の立場が<創った>歴史で、それと違った物語を描くのがドラマの役割でしょう。

回答日時:2011/10/3 14:18:47
編集日時:2011/10/4 23:33:53
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