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皇紀の問題点、所詮は西暦に付随するもの

2018-06-27 09:42:00 | 西暦と元号
sha********さん
2018/6/2410:33:32
元号が云々されているが正直ややこしいし不便 天皇にまつわるならこの際皇紀に統一するのに賛成である キリスト歴にも慣れてしまっているが同じ伝説的に基づくのであるなら神武天皇の方がしっくりする気がする 今
だからこそ国会でも考えてもらいたいと思いますが如何でしょうか
補足
因みに今年はキリスト紀元(西暦)2018年 皇紀(日歴)2678年。

komasaram
皇紀は使う気になれませんね。
日本人が西暦になじみが無かった明治~大正~昭和の終戦までは別として、西暦が日本人の間で普及した今、皇紀も元号も西暦の知識を前提にしてるからです。
大化元年は西暦645年とか、元禄元年は西暦1688年とか、皇紀元年は西暦紀元前660年とか、西暦で説明するのが普通でしょう。
明治27年が光緒20年だということも、一旦「西暦1894年」にして調べないといけません。それが皇紀2554年というのも、西暦に660を足してわかることです。

皇紀は「西暦に660を足せばいいから簡単だ」と言われますが、これはつまり「西暦がわからないと皇紀がわからない」ことを意味します。
すると昔のことを元号で覚えていて西暦がわからない高齢者はどうするんでしょう?

昭和と皇紀の換算であれば、昭和15年が皇紀の「紀元2600年」なので、これが目安になります。では平成元年は皇紀で何年か、昭和元年は皇紀で何年か、大正元年は皇紀で何年か、明治元年は皇紀で何年か、慶応元年は皇紀で何年か、元治元年は皇紀で何年か、文久元年は皇紀で何年か、万延元年は皇紀で何年か、こういう問題が起きてきます。
ちなみに万延元年は皇紀2520年です。

過去の元号がそれぞれ何年前かは西暦に換算するのが確実ですが、すると247あった元号すべてと西暦の換算を覚える必要があり、それは大変で、しかも皇紀を使うとなると、過去の元号と皇紀の対応を覚える必要が出てきます。
すると、元号を西暦に直して660を足して皇紀にする必要が出てきます。

例えば中曽根康弘元首相は大正7年生まれで今年100歳だそうです。
多くの人はこれを西暦で計算するでしょう。
大正7年は西暦1918年、平成30年は西暦2018年、100年差です。
皇紀でどう計算します。
西暦2018年に660年を足して皇紀2678年にして、西暦1918年に660年を足して皇紀2578年にして、引き算して100年差を導くんでしょうか?
これなら西暦どうして、2018年から1918年を引いた方がましです。
元号だけで計算すると、大正7年から大正14年まで7年、それに昭和の63年と平成の30年を足せば100年です。

これが江戸時代になると元号が増えます。
例えば寛政12年から明治33年まで100年ですが、これは西暦で「西暦1800年から1900年まで」とすることでわかります。皇紀で計算するとしても西暦に660を足して、「皇紀2460年から皇紀2560年まで」にすべきでしょうか?

つまり元号を皇紀にするには西暦を経由する必要があります。
もちろん戦前、戦中の子供たちは西暦を知らず、元号と皇紀を暗記してたんでしょうが、今の小学生、中学生、高校生は過去の出来事を西暦で覚えているでしょう。

政府が皇紀を復活させる場合、歴史の教科書を皇紀で書くように改める必要がありますが、これは「尋常小學國史」の再現になります。例えば天正元年が皇紀2233年(室町幕府滅ぶ)、天正10年が2242年(本能寺の変)、文禄元年が皇紀2252年(第一次朝鮮出兵、文禄の役)、慶長元年が皇紀2256年(秀吉が明の使者を大阪城に招いた)という具合です。

これを今の日本人が覚えると、結局、年号を皇紀で覚えなおすことになります。この場合、元号だけで覚えている人は不利です。
例えば日露戦争を「明治37年」で覚えている人は、これを「皇紀2564年」にするのに苦労するでしょうが、「1904年」で覚えている人は何とか計算できるでしょう。

つまり歴史を元号で覚えている人より西暦で覚えている人の方が皇紀を使いやすいのです。

「寛政元年」を皇紀にするのは大変ですが、「1789年」を皇紀にすることは何とかできます。1789に660を足せば2449、寛政元年は皇紀2449年になります。フランス革命のバスチーユ監獄襲撃事件は「皇紀2449年」でいいんでしょうか?
「皇紀」は旧かなづかいで「くわうき」、今の日本語で「コーキ」ですが、これでは中国の康熙(かうき)と紛らわしくなります。

元号であれ、皇紀であれ、結局、西暦との併用になるわけで、併用すらも面倒だと思う人は皇紀など使わないでしょう。

戦後73年なので、終戦当時7歳だった人は80歳以上。
この世代は戦時中に皇紀で教育を受けたはずですが、この後期高齢者が皇紀を復活させなかったのはなぜでしょう。
ネットでは「皇紀を使おう」という意見が多いですが、皇紀で書かれた歴史教科書・参考書など書店で見当たりません。つまり皇紀派は何もしてないのです。何もできないのが実情でしょう。それは皇紀に必要性がないからでしょう。



2018/6/2713:33:17
.

kur********さん
>2018/6/2504:53:37
>元号を使っていると
>時代背景が鮮明になって理解しやすいです
>長くて50年程度
>その単位で時代が変わります
>元号から西暦への読み替えは
>ごく簡単
>昭和なら25
>平成なら88

大化から平成まで元号は247個もあります。
飛鳥時代から現代までを247通りの時代に分けて理解してる人は少ないでしょう。
元号から西暦への読み替えが「簡単」とおっしゃいますが、織田~豊臣~徳川時代初期の天正、文禄、慶長、元和、あるいは幕末の嘉永、安政、万延、文久、元治、慶応と西暦の換算を一々覚えるのは大変です。
明治の前の元号が「慶応」であることくらいは基礎教養でしょうが。

今の日本だと、元号も皇紀も結局は西暦と併用ということになります。西暦に付随した暦で、独立性にか欠けるのが元号と皇紀の問題点です。

免許証はなぜ元号か

2018-06-27 09:40:00 | 西暦と元号



元号は日本の暦(紀年法)なので、運転免許証が元号表記なのは当たり前です。免許証が日本語で書かれているのと同じで、もし外国人が元号を理解できないから西暦にするなら、日本語をやめて英語を公用語にするか、では西暦も英語も知らない人はどうするのか、という問題があります。

免許証で期限が「平成32年」「昭和35年」とある場合、「永遠に期限が来ない」「生涯使える」などとツイートしてる人がいて、まあ冗談でしょうが、本気でそう思ってる人が2年経っても5年経っても更新しないと、法律違反になるでしょうね。それは本人の自己責任、自業自得です。

「平成32年」は平成30年から2年後なので、西暦2018年から2年後の2020年になります。それなら2020年と書けばいいという意見もあるでしょうが、西暦を知らない人もいるかもしれないので元号が使われているのでしょう。
昭和から平成になった時も「昭和65年」のような期限が幻となりましたが、これは実際は平成2年のことです。

平成32年は新元号2年に相当するので、平成32年が期限の人は新元号2年、西暦2020年に更新手続きをする必要があります。

>平成に1988を、足せば西暦になります。
>あ〜!なるほど!

今まで知らなかったんですか?これは常識でしょう。
元号は日本の紀年法なので、本来、日本人なら誰でも元号を使っているべきで、西暦なんて知らないのが自然なんですが、それが逆になってしまっているんです。
平成12年は西暦2000年なので、2000年以降だと平成から12を引くと西暦の下2ケタになります。
平成32年の場合、32から12を引くと20なので、2020年です。
こういう換算は新元号になってからも必要なので覚えておく必要があります。
平成が終わったら「平成」を使わなくて済むと思ったら大間違いです。
西暦を知っている人なら、昭和60年は西暦1985年、平成7年は西暦1995年、こういうことを改元後も覚えておく必要があります。

「平成32年」のような問題はいつでも起きます。例えば「平成30年」が期限の免許証は今年までですが、不謹慎ながらもし天皇陛下が今年より前に崩御なさっていたら、「平成30年」は幻となっていたはずです。従って元号が未来を表す場合、その時には改元されてるという問題は元号が有る限り常に起きることです。

それを理由に元号を廃止しようという意見がありますが、それでは今まで247個の元号には常にそういう問題が起きるわけで、今から言ってもしょうがないでしょう。

江戸時代はもっとすごかったのをご存じでしょう。1860年の桜田門外の変は安政7年に起きて、その年に元号が「万延」になり、次の1861年に「文久」になりました。だからもし幕末の人が借金の返済期限を「安政8年」や「万延3年」にしていたとしても、これらは幻となったわけです。当時の日本人は十干十二支を使っていたでしょうが。
西暦1789年は天明9年でしたが、この年に「寛政」に改元されました。だからもし「天明10年」という表記があったらこれは「寛政2年(1790年)」のことです。

「平成32年」というのは1989年の「平成元年」から31年後のことなので、その途中で元号が変わろうとどうなろうと関係ありません。
だから平成30年(西暦2018年)は明治151年、大正107年、昭和93年でもあります。一部のカレンダーには「2018年 平成30年」の他に「大正107年 昭和93年」も表記されているようです。

元号に慣れない人はすぐ和暦の年号を西暦に換算したがるようですが、昭和と平成、平成と新元号のように、一つ違う元号同士の換算であれば西暦など使わない方がいいです。

例えば平成に63を足せば昭和になります。平成7年は昭和70年、終戦が昭和20年なので、阪神大震災の起きた平成7年は戦後50年でした。東日本大震災は平成23年、これは昭和86年に相当します。
新元号に30を足せば平成になります。逆に平成30年以降は平成から30を引けば新元号になります。平成32年は平成31年=新元号元年の翌年なので新元号2年です。

1968年生まれが2018年で50歳というのは引き算でわかります。
昭和43年生まれは平成30年で何歳か、これが面倒だという人が元号を嫌うようです。
平成元年は昭和64年なので、これは平成30年から29年前です。
平成30年から30年前は昭和63年です。
だから昭和43年生まれは昭和63年で20歳なので、それに30を足せば平成30年で50歳だとわかります。
平成生まれの人の改元後の年齢は、平成30年の時点での年齢に新元号の年数を足せばいいんです。
こういう計算方法が継承されていないことが問題です。

平成30年から50年前は昭和63年から20年前なので昭和43年です。
平成30年から100年前は大正7年です。
平成30年から150年前は明治元年です。
これぐらいになると各元号の年数を足すより西暦で計算する方が楽になってきます。
平成30年から200年前は文政元年ですが、200年前の元号を割り出す場合はさすがに西暦で「2018年から200年前は1818年、文政元年」と算出する方が楽でしょう。

mou********さん
.2018/6/2316:15:47
>日本中のシステムを変更して、その後に「西暦」が変わったらどうすんの?

別にどうもしないです。何か問題ありますか?

>実際学問上ではキリスト生誕年は元年じゃ無いんだし。

それなら西暦はキリスト教徒関係ない紀年法なので、日本で採用しても問題ありません。

>誰が仕切ってんのか分からないシステムに乗る方が危険じゃん。

それなら元号だって「誰が仕切ってんのか分からないシステム」だから危険です。

>暦を自分達の権限の届く範囲にしておくってのは、大昔から国家経営の基本だよ。
>簡単に譲り渡して良い話ではない。

いや、西暦を使う人にとっては西暦の方が「自分達の権限の届く範囲」なんです。
大体、西暦が「改元」されるって誰が決めたわけですか?それなら国連やバチカンにお願いして変えないようにしてもらえばいいでしょうし、西暦の改変は具体的に何が起きたら変わるんですか?キリストが復活するんですか?非常にバカバカしいですね。
それでもキリスト暦の方が元号なんかより2000倍は便利です。
西暦の改元など恐れる人は西暦を全く使わないで生活してるんですか?何の資料も見ないでシェークスピアの生没年を中国の元号で言ってみてください。


won********さん

2018/6/2305:13:15
>その国の年を表すのにその国の元号を使うのは極めて当たり前で極めて自然なことです。それが国としてのアイデンティティです。

これは同感ですが、問題は次です。

>西暦とはキリスト教徒やキリスト教を国教とする国が、今年はキリストが生まれて何年目かで年を表すキリスト教の暦です。キリスト教徒でもキリスト教国でない我々日本人が使わなければならない所以はありません。

この意見はおかしいですね。日本人がどうして西暦を使ってはいけないんですか?
西暦を使いたい人は西暦を使えばいい、元号を使いたい人は元号を使えばいいでしょう。
キリスト教徒でありキリスト教国である我々日本人が西暦を使うのは当然です。
神道信者でない我々日本人が元号なんか使わなければならない所以はありません。

>>実際学問上ではキリスト生誕年は元年じゃ無いんだし。
>お、面白いことを知っている人がいるな。
>そうなのよ

矛盾してますね。西暦はキリストが生まれた年を基準にした暦だから拒否する人が、今度は西暦元年がキリスト生誕の年じゃないと言っているわけですから。それなら西暦派キリストとは関係ありません。日本人が生活を西暦に一本化するのは何も問題ありません。

西暦にケチをつける人は関ヶ原の合戦から大政奉還まで267年というのを西暦抜きで計算する方法を我々に示してください。大化元年から平成30年まで1373年というのを西暦を使わずどう計算しますか?
西暦を使わず全人類に西暦を禁止して生活できますか?

もし西暦が「改元」されたら元号も面倒になります。今の日本で元号は西暦の亜流にすぎません。早い話が元号を使っている人は西暦を使っているんです。

なぜなら「平成30年」というのは「西暦1989年から30年目(29年後)」を意味するので結局、西暦が基準になっています。もし西暦が「改元」されて、ベルリンの壁崩壊の年が「1989年」から別の表記法になったら、「平成元年」の定義もそれにともなって変わるのです。西暦を知らなかったころの日本人は十干十二支を使っていたでしょうが、今の日本で元号も西暦も捨てて十干十二支で年を表しますか?
その場合、ワールドカップをやってるロシア、オリンピックをやる日本、中国はどうするんですかね?

東京五輪の「TOKYO 2020」の2020を新元号で表して世界に通用しますか?
この時までに元号だけでなく西暦も変わる可能性があると思う人は2年後の年をどう表記するつもり?

西暦がキリストの暦だから嫌がる人は、漢字も中国の文字だから拒否しますか?
逆に日本のキリスト教徒と仏教徒は元号を拒否してもいいはずです。
元号を使わない人は「天皇が即位して何年目なんて俺には関係ない」と思ってるんですから。

暇な人が西暦の「改元」の可能性などという妄想を並べても意味がありません。
もし西暦と元号の両方に似た問題があっても西暦の方が「まし」なだけの話です。
西暦の将来に不安を抱く人は、どの宗教にも属さない、元年の定義が正確で、かつ改元の可能性がゼロである中立な暦を使ってるんですか?どんなものか教えてもらいたいもんです。