なつかし&最近のアニメ雑談 - 「巨人の星 オズマ」についての記事一覧
☆東M『新巨』/オズマについて 投稿者:starr_pegasus_of_G 投稿日:2008年10月 5日(日)21時57分8秒☆
☆彡オズマはアニメで死んでおります 2006/11/ 9 0:41 [ No.1338 / 2233 ] ★
投稿者 : starr_pegasus_of_the_giants
オズマはアニメ「巨人の星」でヴェトナム戦争での負傷がもとで死んでおります。原作にないアニメ版オリヂナルの話で「かえってきたオズマ」と「オズマの死」の2話連続です。
私は当時、「オズマ」を「大妻(おおづま)」のような日本語名だと思っていました。
今でこそアメリカ球界のスカウトが日本の高校球児まで狙う時代ですが、1968年秋の巨人対Cardinalsの試合で、アメリカの選手たちは大リーグボール1号を知らず、解説者が「アメリカでは日本の野球は余り話題になっていない」、「かろうじてオウ、ナガシマが一部の野球通に知られる程度」と説明しました。
ここでCardinalsの選手として飛雄馬と初対戦したオズマは、1969年初めに再来日して中日に入団、飛雄馬の大リーグボール1号を「見えないスイング」で打ち砕きます。しかし、もともと1年間日本に借り受けた選手だったようで、オズマは大LB2号(消える魔球)に敗れたまま1970年初めに帰国します。
飛雄馬は帰国するオズマを見送ったとき、「日米野球の悲願、日米ワールドシリーズで対戦しよう」と言っていました。今ではCardinalsに田口壮選手も入団し、向こうは日本人だらけで余り日米対決という感じでなくなっています。
オズマは帰国後、「見えないスイング」で活躍したのですが、その後の日米親善試合で讀賣の対戦相手として来日したのはオズマのCardinalsではなくSan Francisco Giantsで、そこの打者だったメイズ (Mays)、マッコビー (McCovey)らはオズマから何も聞いていないのか消える魔球について「予備知識ゼロ」で、驚いて打てませんでした。
ちなみに、このときはオズマに代わって伴宙太が巨人から中日に移籍した後でした。
一方、オズマは戦意高揚のためにヴェトナム戦争に送られ、戦場で白人兵士を守るため、爆弾の破片を背中に受けて負傷していました。
飛雄馬は消える魔球を花形に打たれ、続く大LB3号で復活した後、3度目の来日をしていたオズマと再会しました。
オズマは3号と非公式に対戦し、一徹と同様、「3号は1号の応用で、バットの動きを予測するのでは」という推理をしますが勿論間違いで、本当はバットの風圧でよける球でした。オズマは打つ直前に傷が痛み、帰国します。
ところがオズマはアメリカでその背中に触身球(hit by pitch,日本で言う「死球」)を受けてしまい、車椅子の身体になって引退、故郷の貧民街で死んでいきます。
今、放送したらイラク戦争と重なって反響が凄いかもしれません。
当時の脚本家は梶原一騎にもスポンサーにも無断でこの話を作って、そのまま放送してもどこからも苦情が来なかったそうです。当時は大らかな時代で、今ではとても無理だろうとのことです。
「巨人の星」は、「戦後」民主主義の「子供の人権、自主性」、「非暴力」、「男女平等」などとは正反対の世界で、「男の生き様、男対男の勝負の世界」を描いていますが、アニメではオズマのところだけで「反戦」を描いて、つりあいをとっていたのでしょう。
梶原野球漫画で他に外国人選手といえば「侍ジャイアンツ」のウルフチーフ(阪神)とジャックス(アメリカの球団)、「新巨人の星」のロメオ南条(阪神)がいました。厳密には王貞治氏も(日本生まれですが)国籍は「中華民國」なので当時は外国人選手、今では外国人監督です。
ちなみにアニメ「新巨人の星II」最終回では星一徹も死んでおり、これもアニメオリヂナル。
逆に「侍ジャイアンツ」の番場蛮と「タイガーマスク」の伊達直人はどちらも原作の最終回で死んでおり、アニメでは最後まで健在でした。それでも原作漫画の形で続編が作られています。
それで「あしたのジョー2」の矢吹丈は……アニメも原作も同じ結末のようです。
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2006/11/ 9 15:40 [ No.1339 / 2233 ] ★
オズマVS星飛雄馬対決一覧
オズマCardinals時代
(1)まず脅威の選球眼で際どい球を2球見送り,動揺した飛雄馬の暴投でカウント0-3,次にバットを狙う大LB1号をオズマは「バット落とし作戦」で防ぎ、4球出塁。
そのあと飛雄馬が1球も投げていないうちにオズマは2塁に進塁しています。
(2)次の打席でオズマは初球場外ファウル後、2球目で「バットを投手に向かって投げる」という思い切った策をとり、球は空中でバットに当たって2飛(セカンドフライ)。
バットの方は飛雄馬が間一髪よけたため、マウンド後方に落ちました。
今では多分、ドームでやりますから、場外はありえませんね。
左門に打たれたときのように飛んできたバットを手で弾くと、指を負傷する危険性がありました。
オズマ再来日、中日時代
(3)まず大LB1号を「バットを水平に構えて球をド真中に誘い、見えないスイングで打つ」打法で満塁本塁打。これはバントの構えからヒッティングに移るバスター(buster)の応用です。飛雄馬は号泣して戦意喪失し降板。
(4)次に大LB2号=消える魔球との初対決は三振。
アナウンサー「見えないスイングが見えない魔球の前に敗れ去りました。」
オズマ半狂乱。
(5)次にオズマは一徹の指示で見えないスイングを振り回し、バットの風で「球を隠す土煙」が上がらなくなるのを恐れた捕手・森の打撃妨害により、オズマは出塁。しかし、牽制球でアウト。
初対戦での仕返しでしょうか。試合後、一徹は「消える魔球は風に弱い。」
オズマはスランプに陥り、中日との契約期限切れで帰国。
原作でのオズマVS飛雄馬の通算は5打席1安打(本塁打)で打率2割。
その後、オズマはヴェトナム戦争に出兵し負傷。
最後の対戦(アニメ版)
(6)三度目の来日で大LB3号と対戦するも、戦場での傷が痛み途中棄権。帰国後、オズマは死亡。
これを計算に入れると通算6打席1安打(本塁打)1三振1四球で、打率1割7分(6分6厘……)。
日米野球ロボットの対決は結果を見ると五分五分といったところでしょう。
オズマの代わりに中日入りした伴宙太と飛雄馬の対戦は(1)大LB2号・投飛併殺→(2)大LB3号・三振→(3)同じく3号・打球は外野を抜けるも1塁アウト。通算3打席0安打1三振で飛雄馬の完勝。これは伴のせいでなく星一徹の作戦ミスでした。
<余談>
(3)→大量リードされた段階での登板で勝敗とは関係ありませんが、飛雄馬は川上監督の登板継続命令を拒否し二軍に落ちて新魔球開発に勤めます。
それで開発した消える魔球を花形に打たれた後も、飛雄馬は勝手にマウンドを降りて球場(甲子園か大阪球場)を出て、新幹線で東京に帰ってしまいました。
これが左腕時代の飛雄馬の悪癖で、出勤日や退勤時刻を勝手に選ぶアルバイトのような投手です。
但し、今、MXTVで再放送中の「新」では飛雄馬のこの悪癖は相当、是正されており、例えば制球力が改善すると左門が飛雄馬の投球動作から球種を読んで滅多打ちにしますが、それでも飛雄馬はベンチの意向通り続投していました。飛雄馬は何故打たれたかわからなかったようですが、自分の復帰に役立った「左門メモ」を思い出せばわかりそうなものです。
「新」では4試合連続KO記録もありますが、飛雄馬の場合、KOされても次にはちゃんと仕事をするようになっただけ進歩したと言えます。
(5)→王選手のスイングの力は最大1tになったらしく、見えないスイングはそれを上回りそうで、すると森の左手は骨が粉砕されても不思議はありません。よく治ったものです。
しかし伴宙太の後頭部も、左門の猛スイングをくらって出血してもすぐ治っていましたから、「巨人の星」の捕手は身体が法外に頑丈なようです。
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☆巨人の星(再放送)[第171~172回]|帰ってきたオズマ&オズマの死 テレビドラマに夢中!☆
『巨人の星~オズマこそ、もう一人のモハメド・アリだった』
☆2018年3月、旧Yahoo!掲示板投稿 | なつかし&最近のアニメ雑談
☆『巨人の星』のオズマについて 投稿者:starr pegasus g 投稿日:2020年 5月12日(火)20時01分39秒☆
☆東M『新巨』/オズマについて 投稿者:starr_pegasus_of_G 投稿日:2008年10月 5日(日)21時57分8秒☆
☆彡オズマはアニメで死んでおります 2006/11/ 9 0:41 [ No.1338 / 2233 ] ★
投稿者 : starr_pegasus_of_the_giants
オズマはアニメ「巨人の星」でヴェトナム戦争での負傷がもとで死んでおります。原作にないアニメ版オリヂナルの話で「かえってきたオズマ」と「オズマの死」の2話連続です。
私は当時、「オズマ」を「大妻(おおづま)」のような日本語名だと思っていました。
今でこそアメリカ球界のスカウトが日本の高校球児まで狙う時代ですが、1968年秋の巨人対Cardinalsの試合で、アメリカの選手たちは大リーグボール1号を知らず、解説者が「アメリカでは日本の野球は余り話題になっていない」、「かろうじてオウ、ナガシマが一部の野球通に知られる程度」と説明しました。
ここでCardinalsの選手として飛雄馬と初対戦したオズマは、1969年初めに再来日して中日に入団、飛雄馬の大リーグボール1号を「見えないスイング」で打ち砕きます。しかし、もともと1年間日本に借り受けた選手だったようで、オズマは大LB2号(消える魔球)に敗れたまま1970年初めに帰国します。
飛雄馬は帰国するオズマを見送ったとき、「日米野球の悲願、日米ワールドシリーズで対戦しよう」と言っていました。今ではCardinalsに田口壮選手も入団し、向こうは日本人だらけで余り日米対決という感じでなくなっています。
オズマは帰国後、「見えないスイング」で活躍したのですが、その後の日米親善試合で讀賣の対戦相手として来日したのはオズマのCardinalsではなくSan Francisco Giantsで、そこの打者だったメイズ (Mays)、マッコビー (McCovey)らはオズマから何も聞いていないのか消える魔球について「予備知識ゼロ」で、驚いて打てませんでした。
ちなみに、このときはオズマに代わって伴宙太が巨人から中日に移籍した後でした。
一方、オズマは戦意高揚のためにヴェトナム戦争に送られ、戦場で白人兵士を守るため、爆弾の破片を背中に受けて負傷していました。
飛雄馬は消える魔球を花形に打たれ、続く大LB3号で復活した後、3度目の来日をしていたオズマと再会しました。
オズマは3号と非公式に対戦し、一徹と同様、「3号は1号の応用で、バットの動きを予測するのでは」という推理をしますが勿論間違いで、本当はバットの風圧でよける球でした。オズマは打つ直前に傷が痛み、帰国します。
ところがオズマはアメリカでその背中に触身球(hit by pitch,日本で言う「死球」)を受けてしまい、車椅子の身体になって引退、故郷の貧民街で死んでいきます。
今、放送したらイラク戦争と重なって反響が凄いかもしれません。
当時の脚本家は梶原一騎にもスポンサーにも無断でこの話を作って、そのまま放送してもどこからも苦情が来なかったそうです。当時は大らかな時代で、今ではとても無理だろうとのことです。
「巨人の星」は、「戦後」民主主義の「子供の人権、自主性」、「非暴力」、「男女平等」などとは正反対の世界で、「男の生き様、男対男の勝負の世界」を描いていますが、アニメではオズマのところだけで「反戦」を描いて、つりあいをとっていたのでしょう。
梶原野球漫画で他に外国人選手といえば「侍ジャイアンツ」のウルフチーフ(阪神)とジャックス(アメリカの球団)、「新巨人の星」のロメオ南条(阪神)がいました。厳密には王貞治氏も(日本生まれですが)国籍は「中華民國」なので当時は外国人選手、今では外国人監督です。
ちなみにアニメ「新巨人の星II」最終回では星一徹も死んでおり、これもアニメオリヂナル。
逆に「侍ジャイアンツ」の番場蛮と「タイガーマスク」の伊達直人はどちらも原作の最終回で死んでおり、アニメでは最後まで健在でした。それでも原作漫画の形で続編が作られています。
それで「あしたのジョー2」の矢吹丈は……アニメも原作も同じ結末のようです。
----------------------------------------------------------------
2006/11/ 9 15:40 [ No.1339 / 2233 ] ★
オズマVS星飛雄馬対決一覧
オズマCardinals時代
(1)まず脅威の選球眼で際どい球を2球見送り,動揺した飛雄馬の暴投でカウント0-3,次にバットを狙う大LB1号をオズマは「バット落とし作戦」で防ぎ、4球出塁。
そのあと飛雄馬が1球も投げていないうちにオズマは2塁に進塁しています。
(2)次の打席でオズマは初球場外ファウル後、2球目で「バットを投手に向かって投げる」という思い切った策をとり、球は空中でバットに当たって2飛(セカンドフライ)。
バットの方は飛雄馬が間一髪よけたため、マウンド後方に落ちました。
今では多分、ドームでやりますから、場外はありえませんね。
左門に打たれたときのように飛んできたバットを手で弾くと、指を負傷する危険性がありました。
オズマ再来日、中日時代
(3)まず大LB1号を「バットを水平に構えて球をド真中に誘い、見えないスイングで打つ」打法で満塁本塁打。これはバントの構えからヒッティングに移るバスター(buster)の応用です。飛雄馬は号泣して戦意喪失し降板。
(4)次に大LB2号=消える魔球との初対決は三振。
アナウンサー「見えないスイングが見えない魔球の前に敗れ去りました。」
オズマ半狂乱。
(5)次にオズマは一徹の指示で見えないスイングを振り回し、バットの風で「球を隠す土煙」が上がらなくなるのを恐れた捕手・森の打撃妨害により、オズマは出塁。しかし、牽制球でアウト。
初対戦での仕返しでしょうか。試合後、一徹は「消える魔球は風に弱い。」
オズマはスランプに陥り、中日との契約期限切れで帰国。
原作でのオズマVS飛雄馬の通算は5打席1安打(本塁打)で打率2割。
その後、オズマはヴェトナム戦争に出兵し負傷。
最後の対戦(アニメ版)
(6)三度目の来日で大LB3号と対戦するも、戦場での傷が痛み途中棄権。帰国後、オズマは死亡。
これを計算に入れると通算6打席1安打(本塁打)1三振1四球で、打率1割7分(6分6厘……)。
日米野球ロボットの対決は結果を見ると五分五分といったところでしょう。
オズマの代わりに中日入りした伴宙太と飛雄馬の対戦は(1)大LB2号・投飛併殺→(2)大LB3号・三振→(3)同じく3号・打球は外野を抜けるも1塁アウト。通算3打席0安打1三振で飛雄馬の完勝。これは伴のせいでなく星一徹の作戦ミスでした。
<余談>
(3)→大量リードされた段階での登板で勝敗とは関係ありませんが、飛雄馬は川上監督の登板継続命令を拒否し二軍に落ちて新魔球開発に勤めます。
それで開発した消える魔球を花形に打たれた後も、飛雄馬は勝手にマウンドを降りて球場(甲子園か大阪球場)を出て、新幹線で東京に帰ってしまいました。
これが左腕時代の飛雄馬の悪癖で、出勤日や退勤時刻を勝手に選ぶアルバイトのような投手です。
但し、今、MXTVで再放送中の「新」では飛雄馬のこの悪癖は相当、是正されており、例えば制球力が改善すると左門が飛雄馬の投球動作から球種を読んで滅多打ちにしますが、それでも飛雄馬はベンチの意向通り続投していました。飛雄馬は何故打たれたかわからなかったようですが、自分の復帰に役立った「左門メモ」を思い出せばわかりそうなものです。
「新」では4試合連続KO記録もありますが、飛雄馬の場合、KOされても次にはちゃんと仕事をするようになっただけ進歩したと言えます。
(5)→王選手のスイングの力は最大1tになったらしく、見えないスイングはそれを上回りそうで、すると森の左手は骨が粉砕されても不思議はありません。よく治ったものです。
しかし伴宙太の後頭部も、左門の猛スイングをくらって出血してもすぐ治っていましたから、「巨人の星」の捕手は身体が法外に頑丈なようです。
トップ > エンターテインメント > コミックとアニメーション > アニメ > 全般 > 最近みたアニメ
☆巨人の星(再放送)[第171~172回]|帰ってきたオズマ&オズマの死 テレビドラマに夢中!☆
『巨人の星~オズマこそ、もう一人のモハメド・アリだった』
☆2018年3月、旧Yahoo!掲示板投稿 | なつかし&最近のアニメ雑談
☆『巨人の星』のオズマについて 投稿者:starr pegasus g 投稿日:2020年 5月12日(火)20時01分39秒☆