gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

星飛雄馬の少年時代、星一徹に問題はあったか

2021-04-29 16:37:00 | 漫画、アニメ
<komasaram>
2010/11/20 6:31

質問&回答ページ
梶原一騎のスポ根漫画に出てきた指導方法は、現在では不適切(または違法)な行動になる?
ドラえもん」より。のび太の先生の行動は、現在では不適切な行動になる

この質問からヒントを得ました。

「巨人の星」の場合
1.飛雄馬が大リーグボール養成ギプスを人に見せないように一徹から言われていたのに、学友の赤川に見せたことがばれて一徹から何度も殴られる。
2.飛雄馬が一徹のスパルタ教育を嫌がり(アニメではギプス装着拒否)、夜の長屋の路地に放り出される。
3.飛雄馬が小5の時、冬の早朝マラソンでいつもの工事中で、近道を選んだら一徹が待ち構えていて、飛雄馬は一徹に殴られ、鼻血と泥に染まっても何度も蹴りまくられた。
血だらけで倒れている飛雄馬に向かって、一徹が「つらい遠回りを選んでこそ成長がある」
4.青雲高校で伴宙太が野球部員にグラウンド50周をやらせ、水を飲むのも禁止。飛雄馬に対してうさぎとびグラウンド1周。
5.王貞治が早実時代に受けたノックで、守っている部員がへとへとになってもノッカー(おそらく部長か監督)が打球をぶつけ、「ありがとうございます」のかけ声を言わせる。
6.長嶋茂雄が大学野球時代に受けたノックで、暗くなってもボールに石灰を塗り、長嶋の手は感覚がなくなって、素手で捕球。
7.二軍時代の星飛雄馬が受けたノックで、全身に打球を受け、手は腫れ上がり、汗が乾いて塩分になって固まるまで続けた。

「侍ジャイアンツ」の場合
長嶋が番場蛮に鉄拳制裁(アニメ)。

柔道讃歌」の場合
1.高校柔道部のコーチが部員に海岸マラソンをやらせ、一人が一人をおぶったままのマラソン。疲れて動けなくなった部員をコーチが次々と海に放り投げ、彼等が必死に浜辺にたどり着くとコーチが「動けるではないか」
2.幼い息子が喧嘩に負けて帰って来た時、母親が家に入れず、「もう一度同じ相手と喧嘩しなさい。勝って来るまで家に入れません」
3.柔道部顧問が部員の保護者一人一人に「どんな厳しい指導があっても学校に文句を言わない」という誓約書への捺印を強制する。

なお、花形の鉄球・鉄バットの特訓のように進んでやっている特訓は省きます。

log********さん

2010/11/26 2:51

「柔道讃歌」は見たことありませんが、巨人の星と侍ジャイアンツはテレビでよく見てました。

まあ両方とも、今からするととんでもない虐待的な指導法というか、無茶苦茶な特訓法
でしたね。当時はそうした内容を、さして疑問にも思わず見てましたけど・・・・。

質問者さんが挙げた特訓法の事例は、いずれもスポ根精神主義の塊りというか、理不尽
の極みみたいな指導法でしたね。特に巨人の星の1から3なんて、今の時代だったら、
虐待の疑いで児童相談所に訴えられるようなケースですよ。


あと、6)であげられた長嶋氏が大学時代に受けたノックというのは、立教大学野球部の
砂押監督のことですね。
この人は、とにかく偏執症とも思えるくらい、部員をしごきにしごき抜いたことで有名な監督
さんで、それこそ巨人の星の星一徹を地でいくようなスパルタ特訓の鬼でした。

月明かりだけがグランドを照らす夜の闇の中、ボールに石灰をまぶしてノックを続けたという、
立教大学野球部史上伝説となっている「月明かりのノック」の他にも、この監督については
スパルタ特訓にまつわるさまざまなエピソードが残っています。

たとえば、ある秋の日の夜中、9時ごろに突然砂押が部員の合宿所に現れて、
「おい外野手、全員集合だあ。これからグランドに出て守備練習をする」
当時の野球部のグランドには照明塔などないのですが、監督命令なので、仕方なく
部員たちが練習着を着てグランドに立つと、砂押が夜空に浮かぶ中秋の名月をさして、
「いいかお前たち、あのお月様を落ちてくる打球だと思って捕球しろ!」
なんとも無茶苦茶な監督命令(笑)。
外野手はグランドの思い思いの場所に散って捕球体勢に移ります。だけど相手は月だから、
当然落下してくるわけがない。
そうかといって立ちすくんでいると、砂押監督がしわがれ声で怒鳴りだす。
そこで部員たちは月を標的にして、左右の手のひらを顔の高さに持ち上げ、左右の手の
ひらが底辺、月が頂点となるような正三角形を作ります。
これぞ、立教野球部名物の一つ 「月夜の外野捕球術」

先ごろ亡くなったあの大沢親分も、立教時代にこの捕球術を叩きこまれ、氏の捕球術は
南海ホークス入団後、世間から“三角捕り”と騒がれました。

とにかく砂押氏という人物は、星一徹ばりのしごき(というより、スパルタ教育の実践者と
しては砂押の方が星一徹よりも先)で、野球部員たちを限界ギリギリまで追い詰めた。
あの長嶋茂雄氏と、同僚の杉浦忠投手(のちの南海ホークスのエース)が立教野球部
時代、本気で野球部からの脱走を考えたほど。
しかも杉浦の方は考えただけでなく、途中で本当に合宿所を脱走し、一度は自宅に逃げ
帰っています。これは杉浦の意志が弱いというのではなく、砂押の特訓が厳しすぎたから。

こんなにもスパルタだった砂押監督でしたが、部員たちは砂押のことを一様に野球の師
として敬慕し、現役時代の長嶋氏などは、のちに砂押が国鉄スワローズの監督になった
後も、自分がスランプになった時にわざわざ砂押の自宅に押しかけて打撃フォームの
アドバイスを受けにいくほど、砂押氏のことを慕っていました。


スパルタが指導者と選手の間に師弟愛を生んだ古きよき時代。
そんな古きよき時代を経験して名選手となった〝ミスタージャイアンツ〟こと長嶋氏も、
のちにアニメ『侍ジャイアンツ』の中では、主人公番場蛮に対して怒りの鉄拳制裁。
それにしても、いくらマンガとはいえ、ぶん殴られた番場蛮が壁をぶち壊すほど吹っ飛ば
されるとは・・・・一体どんだけ破壊力のあるパンチやねん!(笑)
しかもそれを喰らって平気の番場蛮ってww
まあ、古きよきスポ根荒唐無稽アニメの傑作でしたね。
さすがはスパルタ根性漫画の巨匠、梶原一騎!


知恵袋
巨人の星 成長 遠回り

星飛雄馬の少年時代△ - teacup.ブログ“AutoPage”

星飛雄馬の少年時代の回想シーン(8歳のときと11歳のとき)関連tw…令和3年4月まで
<補足2>『昭和40年男』の平成26年10月号における『巨人の星』に関する評論