◆印鑑販売:会社社長らを起訴 特定商取引法違反で東京地検
毎日新聞 2009年7月1日 21時04分
印鑑などの販売会社「新世」(東京都渋谷区)による特定商取引法違反事件で、東京地検は1日、法人としての同社と社長の田中尚樹(51)、営業部長の古沢潤一郎(40)両容疑者を同法違反(威迫・困惑)で起訴した。20~40代の販売員の女5人も略式起訴され、東京簡裁からそれぞれ罰金100万円の略式命令を受けた。東京地検によると、7人とも世界基督教統一神霊協会(統一教会)の信者と話し、起訴内容を認めているという。
起訴状などによると、田中被告らは07年10月~今年2月、JR渋谷駅近くの路上で30~60代の女性5人に声をかけ、「先祖が武家で多くの人を殺している。因縁があなたの家に降りかかっている」などと不安をあおり、「因縁を振り払うため」として印鑑を16万~120万円で売りつけたとされる。
東京地検によると、田中被告が作成したマニュアルには▽配偶者に先立たれていないか▽親族や本人が事故に遭っていないか▽配偶者の浮気や離婚経験の有無--などを相手から聞き出し、「先祖の因縁」に結び付けて印鑑購入を勧誘するパターンが詳細に決められていたという。
同社の07年度の売り上げ約2億円のうち印鑑販売による収入は約9700万円。販売員は30人程度なのに125人分の人件費を計上するなど不自然な点があり、東京地検は売り上げの一部が統一教会に流れた可能性もあるとみて捜査を継続する。
統一教会は「当法人は宗教法人であり、いかなる営利事業も行っていない。新世とは関係がない」とコメントしている。
7人とも統一教会の信者でありながら、統一教会は組織的かかわりを否定している。
販売員30名に対して125人の人件費の計上とは、国税庁も黙ってはいないだろう。
思うのだが、詐欺事件というもの大体が会社の社長が逮捕されると一件落着のように見えるが、手下がまたどこかで手をかえ品をかえて詐欺事件を起こすのはこの世界の常のようだ。
しかし、統一教会の場合、張本人の詐欺師文鮮明がいまだ逮捕されていない。
手下は逮捕されても、根本問題が解決されていないのが現状。
今統一教会は、全国の物販会社に活動の自粛を指導しているようだ。
信者の方も大変だ。売るものがなければ献金もできない。
全国に300社近くあると言われる物販会社に従事している信者の生活も危機的状況に陥るのは目に見えている。一社に10人として3千人。相当な数である。
だからと言って、文鮮明は、何100億円ともいわれる日本からの仕送りを減額することはない。
また、○○○摂理がはじまったとか言って、高額献金要請がくるのが統一教会の常。またそんな話が出てきそうな気がする。
信者の皆さんへ
霊界ってそんなに金がいるところなのかどうか、考えてほしい。お金を持つことが悪ならば、信者から集めた金を投資の財源として運用する韓国の統一教会系企業(赤字を信者の献金で補てんし、黒字に見せかける)の在り方について、真剣に考えてみてほしい。
最近脱会された若い人は、「献金と称して多額のお金を貢いでしまうが、もしそれが嘘だったら、自分のみならず、他人までもその生活のすべてを奪うことになりかねない」と思い、検証作業に入り脱会された。
最近、そのようなことで脱会されている人が多いようだ。
別に脱会を前提ということではないが、献金の使い道について、検証してみたいということであれば、家族の会の相談会にアクセスするのも一つの方法だと思う。
家族の会へのご相談は
電話:03-3350-5808(電話:月・木)13:00~16:00迄
電子メール :e-kazoku@lime.ocn.ne.jp
★統一原理問題東京地区連絡会相談会のご案内!
日時:2009年7月24日(金)13:00~16:00
場所:日本キリスト教会館4階会議室
住所:新宿区西早稲田2-3-18
電話:03-3203-4270
交通:地下鉄東西線 早稲田駅 2番出口 徒歩5分程度
主催:統一原理問題東京地区連絡会