北風と太陽・保存版 統一教会から娘を家族のオープンな話し合いで取り戻した父kokoroのブログ。

このブログは旧「北風と太陽 OCN版」の保存のみです。更新記事はniftyブログ「北風と太陽 」をご利用ください。

「体験手記」を「こころの手記」として新たな形で更新します。

2009-07-06 12:24:54 | 北風と太陽

お詫び

 

家族だけの話し合いの後、「こんなに家族で話し合えてよかった、でも信仰は続け2009_6hatake0022 たい」と言って統一教会のホームへ戻るも、自分の意思で、ホームを抜け出てきた私どもの娘サチコ。

私ども家族の体験を振り返りながら、同じ苦しみをもつ多くの家族の助言になればと思い、体験手記をこのブログを通して書きはじめ、4回にわたる投稿記事を発表してきました。

 

体験を振り返ることが、勝者であるようなおごり・・・・・・。そんなものが、「体験手記」にはあったような気がします。このブログにそんなものは必要ないということに気づかされました。

 

「体験手記」を読まれた見ず知らずの方から、コメント欄のみならず、メールをいただきました。ほとんどは脱会された元信者の方々です。

「脱会してもkokoroさんのように受け止めてくれる両親がいる人は、いいですね」という元信者のAさんのメールに代表されるように、私どもの家族関係をうらやむ声が寄せられました。

  

しかし私自身も正直言って、人が思うほど、娘との関係を修復できていないのです。そればかりか、現在にいたっても、おそらく娘にとっても、私にとっても、一言で言うと「カルト脱会後の心の不安定さ」という問題を解決できないでいるのです。

表面上の体験は書けても本当に書かなければならないことは書けていないのです。

  

娘のことを通して、私自身職場での人間関係を崩した部分がありました。そのことは、もう取り返しようがありません。しかし一方、私を、私たちの家族を温かく見守ってくれる職場の友人、知人たちとの絆をふかめることができました。

しかし、そういう絆があっても、過去を思い出そうとすると、なぜか負の部分が私の心を揺さぶるのです。

  

職場での人間関係の崩壊、牧師さんに相談した時の私自身の苦悩、家族だけの話し合いの中で、嘘も平気でいうわが子の姿・・・・・・・・。

それらひとつひとつが私にとっては思い出したくないトラウマになっているような気がします。

  

仕事に復帰し、流行歌手の歌をうたっている子供の姿をみると元気そうに見えるのですが、思考回路が幼くなり、客観的に自分を見つめることができないでいるわが子(本人はそう思っていない)にどう向き合えばよいのか。

私自身がトラウマを乗り越えないかぎり、進展は難しいと思います。

  

この問題はおそらく、カルトから脱会したお子さんをもつ多くのご家族がもつ共通の悩みではないでしょうか。

  

今の私どもの家族にとって今本当に必要なものは何か。

もう一度私自身が整理しながら、ブログを続けていきたいと思います。

4回にわたる「体験手記」について、コメントを頂いた方々には、感謝を申し上げるとともに、謝らなくてはなりません。投稿記事削除とともにコメントも自動的に消えてしまいます。ごめんなさい。

尚、「体験手記」は「こころの手記」として新たな形で出発させたいと思います。よろしくお願いします。