北風と太陽・保存版 統一教会から娘を家族のオープンな話し合いで取り戻した父kokoroのブログ。

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11/26沖縄キリスト福音センターの裁判で原告敗訴(福岡高裁 那覇支部)…社会にアピールすることが明

2009-11-29 11:02:41 | カルト

信者が自分の所属していた教会を訴える。教会の違法行為とマインドコントロールの関係が問われていると言われている。地裁では被害者の病気と教会との因果関係の立証責任が原告側に問われ敗訴となっているのだが・・・・。

 

今回の高裁の内容もおそらくそんな点にあるのだろか。内容がネットで見れないで深くはコメントできないのだが。ただ今あるものから私の思いを綴ってみたい。

  

私は労働組合の運動に25年かかわってきた。職場でのセクハラとか、パワハラという問題は当初、訴えても、訴えた本人の服装や仕事での失敗をとりあげられ泣き寝入りする人が多かった。

 

会社との交渉でも本人への精神的虐待発言が会社から出てくるようなことが多く、耐えられなくて自立神経失調症に陥る人が多かった。それでも組合はセクハラ、パワハラを放置する企業責任を追及してきた。

 

その結果、今日においては、大きな社会問題として取り上げられるようになった。

「過労死」という言葉もそうである。今から20年前の監督署の基準と今の基準では雲泥の差がある。これも労働組合が全国的に手をたづさえて頑張って聞きた成果である。この言葉は私の記憶ちがいでなければ、「カロウシ」として世界標準語?になっているはずである。 

過労死の場合は、立証責任は企業側にあるとされているのが、今日の判例である。

 

さて今回の宗教裁判、11月26日福岡高裁那覇支部の結果は、10年単位の裁判の流れの中で評価されるべきものだと思う。

 

統一教会の「青春を返せ裁判」は、1987年、札幌から始まり名古屋、岡山と元信者が統一教会を訴えた。敗訴もあったが、1997年日本で初めて宗教法人の勧誘、教化行為の違法性が広島高裁でだされ、2001年最高裁で確定した。

  

沖縄キリスト福音センターの場合、一審で「立証責任」が問われ敗訴になった時、準備不足だとか内部で動揺が起きるのは当然。

  

しかし、仲間を責めるよりは、この問題の社会性を追求し、全国的な広がりを持たせていくことの方が、今までの経緯からみて大切なのではないか。

  

参考までに、福音派教会の問題点について、以前ヨシュアさんからコメントしていたものをアップしておきます。

  

内容のない繰り返し、聖書を鸚鵡返しに連呼する大声、感情的なあおりを目的とする恣意的・主観的な思い込みの強化、倫理観をいつしかあいまいにさせてゆく単なる主観を神の意志と僭称する傲慢さ、時間をダラダラと長くかければ信仰的であるかのような「祈り」のプレゼン、これらはわたしが感じている「福音派」の姿です。

これらがあるから、いけないとわたしは判断している訳ではありません。こういう印象があるから嫌だという訳でもありません。
嫌だなと思うのは、こうでなければ信仰的でないといいはなつ人々の根っこにある傲慢さに救いのなさを視てしまうからです。
だれにでも性欲はあるでしょう。たぶん性欲があるからエロジジイなのではなく、性欲を感じてはいけないという場面をわきまえているのが社会人としてのルールであるのに、神を御名を利用して己の欲望を果たそうとするところに、究極の原罪があるのだと思います。
なんじ姦淫するなかれだけではなく、神の御名をみだりに唱えてはならないという意味が、セクハラ、パワハラを平気でする「福音派」と呼ばれる人々のなかに、充分に理解されているとは思えないということが、わたしが感じてしまう最大の問題があります。
敬虔さを装う宗教の罪です。
宗教こそ、人間の最奥の罪だと言えましょう。
だからこそ、宗教批判なき、信仰はむなしいのです。主イエスは、その『存在』そのものが宗教批判者でした。その主イエスこそが、宗教の原罪性をするどく暴いていまあう。聖書はそのような宗教批判の事実で充満しているのに。彼らは視るには視るが悟らず、聞くには聞くが聴いてはいないのでしょう。

  

カルト化する沖縄キリスト教会  のヨシュアさんのコメントより)


クリスティーナ・ハンのジュエリー展(11/27-29 アスナル金山)は統一教会 数万円のジュエリーが

2009-11-27 20:06:49 | 統一協会

最近、名古屋駅周辺で、GL文化センターと名のって、意識調査のアンケート活動している人たちを見ていると、以前に比べ服装がきちんとしてきているような感じがする。よく見ると、ペンダントを身につけている。

2009_hatake0051 

エイトさんのブログによれば、実はこのペンダントのブランドはクリスティーナ・ハンといって、まさしく母体は統一教会の霊感商法に使われている印鑑、壺にならぶ道具である。

 

最近の東京地裁の判決でも、十万円程度の印鑑セットを、これを買わないと死ぬといって強引に七十万円で売った統一教会の販売会社「新世」に対して、その統一教会がかかわった組織的違法性について断罪されたばかりである。

 

クリスティーナ・ハンの販売は名古屋の場合、毎年この時期にアスナル金山の一画を借りて行われている。統一教会の霊感商法とは知らないで誘われた人はその場の雰囲気にのまれて、お金がなくても高額のローンを組んでしまうようだ。

 

自己責任だという言い方があるかもしれないが、販売会場の中は「偽装客」、いわゆるさくらが配置されている。知人に誘われていくと、かならずさくらが出てくるようだ。偶然の出会いを装ってくるようだ。まずは、誘われてきた客へのラブシャワーからはじまる。人間ほめられれば悪い気はしない。マインドコントロールの第一段階である。

 

次は運気の話だ。以前クリスティーナ・ハンを買ったら運気が回って病気が治ったとか・・・。

そんな雰囲気に乗せられて、実際数万円程度のジュエリーを数十倍の値段で購入してしまうのだ。お金だけの被害ならまだしも、統一教会への勧誘の一歩でもあり、人生を奪われてしまう。

 

場所も名古屋市内の繁華街、金山駅の駅前で、名古屋市土地整備公社が管理しているアスナル金山という複合商業施設内で、霊感商法、宗教勧誘が行われているのである。

 

                  既に買われてしまった方へ 相談先は

 

            全国霊感商法対策弁護士連絡会             名古屋市消費生活センター 


11/28(土) 日本脱カルト協会 公開講座  IN大阪大学

2009-11-24 23:56:00 | カルト

11/28(土) 日本脱カルト協会 公開講座「大学におけるカルト予防の実際と展開」

    

日時: 平成211128日(土)13001700
場所: 大阪大学医学部保健学科講義室

     〒565-0871 吹田市山田丘1-7
会費: 資料代金として1000円のみ(学生は無料)

 参加申し込みは当日会場にて受け付けます。
12:30
開 場・受 付
13:00
13:30 「開講の挨拶」 楠山泰道(JSCPR代表理事)
       「大阪大学(開催場所)の現状」 太刀掛俊之(大阪大学)
13:30
14:30 「調査報告:各大学におけるカルト予防の実際」渡辺浪二(フェリス女学院大学)
14:30
14:50        休憩
14:50
16:00  「実践報告:カルト予防の新たな試み」 瓜生 崇(大阪大学),福岡晶子(大阪商業大学)
16:00
16:10        休憩
16:10
16:55 「ディスカッション:大学の取り組みの方向性」
       司会: 櫻井義秀(北海道大学)
       渡辺浪二(フェリス女学院大学)
       瓜生 崇(大阪大学)
       福岡晶子(大阪商業大学)
       大和谷厚(大阪大学)
16:55
17:00  「終了の挨拶」 楠山泰道(JSCPR代表理事)

  

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今年3月、櫻井義秀(北海道大学大学院教授)、大和谷厚(大阪大学大学院教授)西田公昭(静岡県立大学准教授)川島堅二(恵泉女学園大学教授)諸氏 のご努力によって大学間カルトメーリングリストが立ちあがった。

  

Gl_sohuto1 正体を隠したカルトサークルの学内の勧誘活動への対策が、全国の大学の情報交換によって開始されたばかりだが、全国に大学、短期大学を合わせると851校あるなかで、参加大学は11月の発表では70校を超えるにいたった。

  

最近になって、愛知県下から1校の参加があった。愛知淑徳大学である。

以前から、愛知淑徳大学のコミュニティーコラボレーションセンターに登録されている「市民ボランティアサークルONE」が統一教会のダミー団体であると指摘されている。

中学生や高校生を対象に大学生が体験学習のスタッフとして登録するシステムで、地域で「ヒーロースクール」を作って、集まってきた大学生を、統一教会の2デーズ、4デーズの研修会に勧誘している。目的はボランティアではなく、宗教団体しかも破壊カルトと言われる団体への勧誘である。

  

いいことをやっているから、宗教団体でもかまわない、という認識の甘さが登録団体側にあるとしたら、それこそカルトの思う壺である。

名古屋市の主催するNPO登録団体に統一教会のダミー団体が登録された問題もしかりである。名古屋市の場合は、被害について、責任をとらないとわざわざ赤字でネット上に掲示している。

  

最初から被害が出ることがわかっている破壊カルトの登録を黙認しておいて、その被害についての名古屋市の自己責任論はいかがなものか。

この名古屋市NPOセンターが設置されている同じ建屋の中に、霊感商法被害に警鐘を鳴らしている名古屋消費生活センターがあるのは、なぜか市民への皮肉にしか見えない。

  

写真は名古屋駅前のGL文化センター(統一教会ダミーサークル)の勧誘活動


ラブ・ソナタ名古屋11/26と 諸教会の信者虐待問題

2009-11-21 10:56:18 | カルト

私はクリスチャンではないので、宗派間の宗教論争にはあまり関わりたくない。

  

Photo_2 またかかわられ方も、聖書も理解してない人間が何をいっているのかと、門前払いだろう。

しかし、カルトの問題は、統一教会に入信した娘の問題に直面する中で、私にとっては避けては通れない問題となった。

  

カルトを学び、私の到達した結論は

「信ずることによって、人間の理性までも教義の天秤にかけて否定し、人間喪失の世界を生み出すものがカルト。」

  

その言葉を、統一教会に子供を奪われた家族の立場で言い直すと。「親を堕落と決めつけ、親以外の真の父母が登場し、それに総てを捧げてしまうことによって、家族関係を崩壊させるのが統一教会的カルト」。私にとってこれ以外のカルト定義はない。

  

統一教会問題に関わって、私自身青春時代に日本基督教団の名古屋市内の某教会に通い、多くの聖書の言葉を学び、また娘のことを通してヨシュア(日本基督教団牧師)さんから、あらためて聖書の言葉の素晴らしさを学んだ私にとって、統一教会の教義と信者への虐待問題を抱えるキリスト教各派の聖書解釈の異様さを感じた。

  

端的に言うと、サタンばかりがもてはやされ、信仰するものと信仰しないものの差別化である。統一教会でもそうであるが、信仰の深さについて、人間同士がとやかく言うなんていうのは、神から見れば滑稽な話である。

  

サランヘヨさんの紹介で、沖縄のキリスト教会の教会で虐待被害に遭い、周りの教会も見て見ぬふりと言うよりは、逆に虐待する教会の弁護にまわり大変な思いで自らを解放されたスイトピーさんを知ることになった。

  

一か月ほど前に、サランヘヨさんから11月26日に開催されるラブ・ソナタ名古屋について、問題ありのコメントを頂いた。

ラブ・ソナタの問題点については、キリスト教各派の虐待問題に警鐘を鳴らしている「随想 吉祥寺森から」で詳しく記されているので参考にされたいが、その記事の中にスイトピーさんが虐待に遭われた教会の名前があった。

  

たまたま名古屋での開催となり、地元住民として黙っていてはいけないと思い今日のブログとなった。

ラブソナタは全国で開催されているようだ。日本基督教団を除く、プロテスタント系?各派の教会が集まって開催されているようである。

  

その中で、大きな力を持っているのが、韓国系プロテスタント教会のオンヌリ教会で、戦前からの日韓の関係を強調して日本人に贖罪の意識をもたせ、お金を集めているようである。

統一教会のパターンである。笑ってしまいたいところだが、被害のことを考えると笑ってばかりもいられない。

  

日本国中であまりにも多くの教会が、牧師の虐待、カルト化の問題を抱えていることを知るにつれて、すこしでもその被害をなくすために、ラブソナタ名古屋11/26に警鐘を鳴らしたい。

写真は前日無料でチケット無しで入場できるワーシップナイトのポスター

  

尚、最近の啓蒙活動として、11/1311/15沖縄カルト被害者連絡会の主催で「特別セミナー」があったことを紹介しておきます。内容についてはDVDを作成し、販売されるようです。お問い合わせはswan.deer-061022@@mippi-mail.com 送信されるときは@を一つ削除してくださいとのことです。

  

      特別セミナー 「健全な教会と健全な信仰」

  
~現代のキリスト教会に起こる、様々な問題をともに考えるために~

講師紹介
 ウィリアム・ウッド (カルト研究リハビリセンター 所長)。
 パスカル・ズィヴィー (マインドコントロール研究所 所長)
 村上 密 (アッセンブリー京都教会 牧師) 
 ジャン・ドウゲン (ニューライフキリスト教会 牧師)
 高橋 誠 (那覇ホーリネス教会 牧師)




統一教会 内紛? 3男顕進(ヒョンジン)が独立宣言?

2009-11-19 01:22:11 | 兄弟の争い

 

有田さんのブログの記事に驚いた。宇宙平和連合UPF会長の文鮮明の3顕進が更迭された。

  

2009_3 詳細は不明だが、昨年3月の長男の死亡と深い関係があるような気がする。

文鮮明と今の妻の韓鶴子(ハン・ハクジャ)との間には7人の男子が生まれている。

文鮮明の高齢にともない、後継者が注目されるところだが、昨年4月に後継者は7男と発表された。

  

長男はこの発表の1か月前に死亡している。次男はすでに他界しているので、後継者が3男ではなく、なぜ7男なのか、外から見ているとわからない世界である。

  

文鮮明の家庭は、無原罪の祝福家庭といいながら、不幸の多い家族である。

長男孝進は酒と薬物に溺れ昨年死亡した。もともと問題のある人物で、その死亡についても、陰謀説がでるほどである。

  

彼の死亡後、待ってましたとばかりに、すぐに後継者を7男であると発表されたわけであるが、今振り返ってみれば、3男にとっては、トンビに油揚げを取られた気分であったであろう。

  

 

このこととの関連は不明だが、被害者家族の会のHPには、統一教会系新聞社のワシントンタイムスの重役3人が解雇され、編集局長が辞意を表明したとのこと。

  

 

統一教会が宗教上分裂する可能性を含め、今後の動向が注目される。

写真は2007年2月23日清平、天正宮博物館で写されたもの。

左ー7男 右ー3男