ＮＨＫ「ためしてガッテン－脳科学で振り込め詐欺を撃退せよ」とカルトの優しさ

統一教会のマインドコントロールに引っ掛かる人は純真な人が多いと聞く。

私の娘もそうだったのだろう。

　　

街頭での勧誘に始まり、統一教会とは知らされず２デーズから４デーズのプログラムを受講中に、彼女はネット検索で「統一教会」ということを知った。でも続けて受講し、最終日に統一教会と講師から聞かされても拒否することはなかった。

　　

１００人勧誘したら４デーズまで残るのは数人。それまでにほとんど来なくなるようだ。

でも残った数人の人に何が起こったのか。

　　

先週たまたまＮＨＫ「ためしてガッテン－脳科学で振り込め詐欺を撃退せよ」を見た。人気番組なので、みられた方も多いかもしれない。見られなかった人は、文末に番組ＨＰと再放送日を記すので、参考までに見てほしい。

　　

この番組の中に、人間がマインドコントロールされていく過程のヒントがあるように思われる。

突然の「オレオレ」の電話を受けた人が、最初は、理性が働いて変だと思いながら、聞いていくうちに、ただならぬ事態が発生していると脳が認識し始めると、理性的判断がにぶり始めるという実験が番組で紹介された。

　　

人間の一生の中で、「ただなれぬ事態」に遭遇することはめったにない。

番組ではただならぬ事態という表現だが、マインドコントロールを仕掛ける側はそれをうまく利用する。統一教会にあっては、賛美のシャワーが危機的意味ではなく、逆に今まで経験したことのないただならぬ快感として、理性を失わせるツールになっているのではないだろうか。

　　

最近ネットの相談コーナーで驚いたことがある。

大学生の相談で、自分の性格上、友達がいないなかで、たまたまカルトと言われる団体から誘われている。やさしい人が多く、自分のこともわかってくれる。友達もできそうだから、カルトと言われようが、入ってみようと思うが・・・・・・。

　　

カルトの優しさは最初だけである。

カルトの優しさは、本当の優しさではなく、人間を変えていくツールである。

たった一度の人生を

　　

人間喪失の道を選ぶのか、人間らしく生きる道を選ぶのか

　　

あなたなら、どうしますか。

　　

ＮＨＫためしてガッテンＨＰ　http://www3.nhk.or.jp/gatten/archive/2009q1/20090218.html　　

再放送時間　　〔総合〕2月25日（水）【24日深夜】 午前3時30分～4時15分

　　　　　　　〔総合〕2月25日（水） 午後4時05分～4時50分

２．１２全国責任者集会 「新世」問題で緊迫する統一教会

　　

統一教会は、無関係と主張する「新世」に捜査が入って以来、幹部への締め付けが強化されているようだ。幹部の韓国への召集もあるようだ。

　　

２月１２日の全国責任者会議での徳野会長の文書が教会のＨＰに出されていたのでコピーした。

よくもしらじらしく、物品販売が関係ないと言えたものだ。今日も日本のどこかで、統一教会の指導による印鑑販売、珍味売り等の物品販売がやられている。

この会議は千葉で開かれたようだ。外向けの会議という位置づけだろう。

「証拠を残さずにやれ」という内向けの会議は、おそらく警察の手の届かない韓国で開催されるのでは。

違法勧誘、霊感商法をとりのぞいたら、何千億円という被害をもたらしている統一教会は存在しなくなるはずだ。

物品販売で得た収益がどこに消えたのか、捜査は間もなくその核心に近づくはずだ。政治的介入がなければ・・・・・・．

　　

信者らの活動に関する事件報道について

　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　－教会指導者にたいする注意と指導ー
 
去る２月１０日、当法人信者による物品販売活動のための刑事事件について、一部報道で当該事件と当法人との関係が疑われているような報道がなされました。
   当法人信者らの関わる物品販売活動においては、これまでにもいくつかの民事・刑事上の問題が起きて、民事裁判では当法人の使用者責任が裁判上認められた判決もあります。そのような中、今般の事件は刑事事件であり、報道によれば当法人との関わりが問われているような事態であることに鑑み、改めて当法人の教会指導者として以下のような点について、当法人信者らに対しこれまで以上に指導を徹底するようにして下さい。

   1. 当法人の目的は、礼拝儀式等の行事を通して教理の伝道、及び信者らの教化・育成にあります。したがって当法人信者らに対する指導者としての責任と権限の範囲はあくまでこの目的の範囲において行われるべきものであります。そのことを理解しつつ、平和理想世界実現と真の家庭完成のために、信仰と精誠を尽くして、みことばを完成すべき我々であります。特に物品販売活動等の収益事業は、法人としての目的外のことであり、法人指導者としてそれに関わることは出来ません。従って、教会指導者が信者らの指導において、今般の報道に見られるような物品販売活動との関係において、関わりを問われるような誤解や嫌疑を受けるようなことのないように厳重に注意いたします。
   2. 当法人指導者としての務めと責任は、当法人信者らが、当法人の教理や創設者である真の父母様の教えと伝統に基づき、社会の模範となり見本となり、それが神様の理想の実現に寄与するようなものとなるように指導することです。従って、信者らが関わる様々な社会における活動において、それら活動が社会的問題や事件として疑われるようなことのないように、信仰上において正しい指導を徹底するように努めてください。
   3. 教会指導者に対する上記１，２の「注意と指導」について、今後それに違背するような事実が明らかになった場合には、当法人本部として教会指導者に対し具体的な処分等を含めた取り組みをします。

   以上３点を全国の教会指導者の皆様に通達いたします。神様のみ旨が大きく発展し、平和理想世界の創建が一日も早くなされることを祈願しつつ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２００９年２月１２日

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　世界基督教統一神霊協会　会長　徳野英治

中川昭一財務大臣の醜態記者会見の背景

統一教会は５０年に一度の大ピンチ

　　

霊感商法で新潟の「北玄」から東京の「新世」へと検察の家宅捜査が入る中で、統一教会との関係が疑われる証拠が押収されたようだ。

　　

今まで関係を否定していた統一教会は、５０年に一度の大ピンチに立たされている。

　　

安易に幹部を国内で招集することができない状況にあるようだ。韓国への召集という情報もながれている。

　　

統一教会にとって、頼みの綱は、安倍だ。安倍といえば、昨日からニュースの顔になっている中川財務大臣（見るに堪えない映像だが）と一緒に２００１年ＮＨＫの「慰安婦」を扱おうとした番組への介入が思いだされる。

　　

今回の薬物飲みすぎはたぶん本当だろう。

　　

問題は薬物に頼らざるを得なった原因だ。

　　

１００年に一度の金融危機と５０年に一度の統一教会の危機の対応に麻生内閣が揺れ動いている。

　　

推測だが、十分ありうる話だと思う。

　　

統一教会救援打開策のために、統一教会はまず安倍に救援を依頼。安倍は現閣僚でかつての盟友中川財務大臣に依頼。

　　

しかし支持率最低の麻生内閣では、問題の打開策がなかなか見いだせなかったのではないか。

そのことによって睡眠不足で薬物を飲みすぎた。もしくは精神的不安定による安定剤の飲みすぎがあったのではないか。

　　

そのことを知る麻生首相も、中川を更迭はできなかった。

中川財務大臣を追求するならば、酒を飲んででいたかどうかを問いただすよりは、彼が抱えている悩みを聞き出したい。

新世社は統一教会

印鑑買わないと、死ぬ

「新世社」に捜査のメスがはいった。

　　

日テレ　http://www.ntv.co.jp/news/128801.html

　　

有田さんのブログによれば、統一教会は全国の教区長、物販の責任者を招集した会議をもったようだ。

刑事もののドラマでよくある「天の声」で捜査打ち切りもあるように思われる。

弁連はすべての政党に「徹底究明」の申し入れをすべきだ。

〈速報〉統一教会元教区長、海外逃亡か

有田芳生さんの2009/01/31homepage情報

 

　新潟で昨年11月27日に「北玄」の関係者３人が逮捕された。押収されたパソコンから、統一教会の韓国人総会長からの指示文書まで入っていたようである。霊感商法が韓国からの指示で組織的に行われている証拠が見つかったようだ。

 

詳しくはhttp://saeaki.blog.ocn.ne.jp/arita/2009/01/post_dd2a.html

 

日本の警察が政治権力から本当に独立しているかどうか問われているときがきている。被害者、被害者家族ばかりでなく、このまま放置すれば、さらに多くの被害者が生み出されることは間違いない。その意味で、検察がきちんと宗教法人法と照らし合わせて、統一教会が「宗教」とは名ばかりの、マインドコントロールをあやつる「詐欺集団」であることを全国民の前にはっきりさせるときがきている。日本は韓国の一インチキ教祖の従属国ではないのだ。

 

統一教会には全国的に、違法勧誘からビデオセンターへと誘い込むシステムがあることは多くの人が知っている。東京では手弁当で、その告発作業をされている人たちがいる。ビデオセンターを閉鎖に追い込むほど頑張っている姿に頭がさがる。

私のブログにも名古屋駅で声を掛けられたと思われる人たちが、正体を知ろうとインターネットの検索で入って来られる。でもそれは、限界がある。ましてや、戸別訪問での霊感商法など、民間人でくいとめられるはずもない。

 

 

今回の「北玄」の事件で、検察の動きを見守りたい。