北風と太陽・保存版 統一教会から娘を家族のオープンな話し合いで取り戻した父kokoroのブログ。

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秀吉朝鮮出兵の前線基地、唐津から学ぶこと ― 名護屋城博物館(唐津)

2010-03-28 23:54:13 | 統一協会

一週間ほど前の新聞に日韓の第2期歴史共同研究の報告書の記事が載っていた。

  

Hakubutukanzenkei

従軍慰安婦問題や憲法など、教科書記述をめぐる認識の違いが浮き彫りとなったようだ。

 

日韓の歴史感の違いは、他国によって支配された歴史があるか、ないかということが大きく影響している。

 

支配したものは、その正統性を「民族主義、覇権主義」を隠して述べる。

支配されたものは、民族の旗を掲げて、支配したものに対して、理不尽さを侵略という言葉であらわす。

 

豊臣秀吉の「文禄・慶長の役」(朝鮮,明への出兵)について、報告書では意見がまとまるどころか、対立であり、意見の違いを併記するだけに終わったようだ。

 

一昨日のブログで日韓トンネルの無謀さを書いたが、トンネルの日本側起点の名前として出てきている唐津市に、佐賀県立名護屋城博物館がある。

  

そこには、秀吉の朝鮮出兵は、侵略であったという歴史認識のもとに、展示がされている。

 

理由は、過去の歴史の反省に立って、新たに韓国、中国との交流をはかる拠点にしたいという博物館自身の精神があるからだ。

もし、先の第2期歴史共同研究に唐津市から識者が参加していれば、もうすこし実りのある報告書がつくられたのではないかと思ったりするのだが。

  

ただ心配していることが一つある。

  

唐津市には、統一教会が献金集めのアドバルーンとして、日韓トンネル名護屋調査斜坑が、掘られてから四半世紀の間放置されたままになっている。

  

名護屋城博物館の貴重な歴史認識の精神が、日韓トンネル構想に利用されないことを望みたい。

  

(参考として、ブログ仲間の韓定食さんの記事を紹介させていただきます。)

  

壮大な計画をパクッた統一教会

http://plaza.rakuten.co.jp/kanteishoku800/diary/200811280000/

  

写真は、県立名護屋城博物館(佐賀県HPより)


莫大な建設費 無責任な日韓トンネル構想

2010-03-26 23:39:26 | 統一協会

 

日韓トンネル構想が、国民的議論もないまま一人歩きをしている。

3月15日放送の「やるすぎコージー」都市伝説SP「日韓トンネルの真相に迫る」で、日本と韓国の実情が特集されたようである。

日韓にまたがる水深200メートル以下の大陸棚を掘り進めて、日本側唐津と韓国側釜山の間をトンネルで結ぼうというものである。

 

この構想は韓国の閉塞的経済の打開策の一つとして出されたようである。3月に入って、韓国の李明博大統領が韓国政府レベルで2020年にむけて、検討を開始したようである。すでに、釜山の加徳島から巨済島にかけてすでに掘削工事が進んでいるようである。

  

構想自体は歴史をさかのぼれば1942年4月の満州鉄道東京支社が起点を下関としたものがあったようであるが戦局の悪化とともに消え去った。

  

今日、その総工費は8兆円とも10兆円ともいわれるもので、日本と韓国の投入資金の比率が8:2ということも独り歩きしているようである。

すでにゼネコン大林組ではトンネルの工法、対馬経由での構想が具体化されているようである。

  

日韓の旅客輸送人数は年間350万人前後に及んでいる。

日本の人口は関東、東海、近畿地方に集中している。この地方の人が韓国へ行くのに新幹線を乗り継いで、日韓トンネルを使うことは考えられない。飛行機を使うのが普通である。

  

関釜フェリーは、年間12万人ぐらいである。

だれがみても、今のままでは、日韓トンネルは旅客で採算をあげることは、難しい。

  

むしろ、日本と中国、韓国と東アジアの貿易、流通に主眼を置かないと、展望は見えてこない。

とくに、日本と中国の貿易額は2001年の資料では、日韓の3倍にも及んでいる。

おそらく今日では5倍以上の貿易額ではないだろうか。

  

ある経済学者によれば、EUのような東アジア経済共同体があるわけではないし、ルールなき資本主義もとにトンネルができれば、おそらく日本の農業はやすい中国野菜に市場を取られ壊滅的な被害を受けると予測されている。

韓国の国民も莫大な建設費を危惧している。とりわけ韓国政府の借金は諸外国に負うところが多い。

  

その意味で、統一教会の言うような、トンネルありきでこの構想を考えると、日韓共倒れのトンネルになりかねない。

税金や財政投融資でトンネルを造るからお役所仕事であり、だれも責任をとらない。

  

昨年の衆院選で、自民党のゼネコン型政治に日本国民はノーの声をあげたばかりである。

日本の年金制度が悪化した背景には、高齢者を支える国民の数が、少子高齢化にともない少なくなったという理由以外に、もうひとつ大きな原因がある。

  

それは、採算を度外視した本州四国連絡橋、地方空港の乱立、いらない河口堰、ダム建設のために、特殊法人に財政投融資の名のもとに、国民から集めた年金を、湯水のように貸し付けたからである。

  

大赤字であり、役人も政治家も責任をとらない。

  

政府が国民から預かった年金の積立、多い時には総額300兆円近いものがあったと聞いている。

民主党内閣が40兆円の国家予算で貧窮しているのに比べると、年金の積立額の大きさに驚く。財政投融資で貸し付けた年金は、結局今だ回収できてはいないだろう。

  

そして、そのツケは年金制度や健康保険制度の悪化として国民が背負っているのである。

定年退職した私は、10年前の年金受給者にくらべ半分以下の年金の給付なのである。

  

官から民という流れがある。

たとえば、統一教会と大林組が手を組んで日韓トンネル株式会社を造ったら、株を買う人はいるだろうか。おそらくいないだろう。

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09年度 霊感商法被害 37億円 資産家女性行方不明

2010-03-24 08:56:36 | 霊感商法

統一教会の霊感商法の被害相談は、昨年度だけで1100件、37億4千万円に及んだ。

21 昨年は、刑事告発が進み、新世事件の刑事裁判などがあり、統一教会の印鑑などの物販会社が閉店に追い込まれている。

しかし、高齢者の資産家女性が突然行方不明となる悪質な事件も起きているようである。

また、このブログでも紹介したが、依然として、青年信者を中心とした正体を隠した違法勧誘は、大学や、地域社会の中で偽装ボランティア活動の中で行われている。

霊感商法で、多くの若者が学業を放棄し、家族と別れ、合同結婚式へという異様な社会の流れを、政治の力で断ち切らない限り、被害は続くことは明らか。

これだけ多くの家族が統一教会の霊感商法に苦しんでいるにもかかわらず、見て見ぬふりは政治のすることではない。、

国は、責任ある選択をするべきだ。

  

新聞は、3/20赤旗


今でも続く名古屋駅前での違法勧誘 エイトさん阻止

2010-03-22 09:44:30 | 統一協会

先日、このブログに現役食口と思われる方から、次のようなコメントがあった。

2009_gl0032mail

>昔はそうだったかもしれませんが、今は違いますね~。
>最初から正々堂々と「統一教会」と宣言しています。

>それに「違法勧誘」とか「霊感商法」なんてもの、
>これだけ叩かれているのに続けるほどアホはいません。

  

昨年、私へのメール相談で、統一教会の徳野前会長が信者への指導を出した以降も、名古屋駅周辺では依然として正体を隠した街頭勧誘がやられていた事実が判明してりる。

一昨年、ある女性から私への私的メールで連れ込まれる先がGL文化センターという統一教会のビデオセンターであることがわかっていたが、今回エイトさんの名古屋駅周辺での阻止活動、GL文化センターでの調査で依然として正体を隠した伝道活動が行われていたことが判明した。http://dp.tosp.co.jp/index.php?action=blog_view_entry&topFlag=1&ocd=user&oid=5129972

  

私は信教の自由は、真実を知る権利、それが保障されない限り無意味であることをブログで書いた。これは公正な形での、宗教選別、入信への過程であると思うが、それが大きく教団の意思で阻害されているのが、統一教会の正体を隠した違法伝道である。

郷路征記弁護士の書かれた、札幌で行われた「青春を返せ」裁判の判決文の報告を引用する。http://www.glo.gr.jp/hanketu.htm

宗教教義とは知らずに受け入れてしまった者に対して、「即ち、宗教的確信は、非合理的、超自然的事柄への信仰を中核とした確信であるから、後日、事実の相違等を指摘されても、自然科学的な事柄と違って、一旦真理として受け入れてしまった以上、その思想からの離脱が困難であるばかりか、被告協会のそれのように,宗教教義からの離脱を図ること自体が罪悪であるとの教義を内包している場合には,その教義そのものがそれからの離脱を阻止する心理的に強度なくびきとなって,より一層,その教義への傾倒を断ち切り難い場合が生じるものと考えられる。」 したがって、統一協会が宗教団体であることを秘匿して勧誘することは、「その者の信仰の自由に対する重大な脅威と評価すべきものということができる。」

 また、宗教上の信仰の選択など内心の自由に対して不当な影響力を与えようとすることが、強度の違法性を持つことについて、次のように判断した。

 
 「宗教上の信仰の選択は,単なる一時的単発的な商品の購入,サービスの享受とは異なり,その者の人生そのものに決定的かつ不可逆的な影響力を及ぼす可能性を秘めた誠に重大なものであって,そのような内心の自由に関わる重大な意思決定に不当な影響力を行使しようとする行為は,自らの生き方を主体的に追求し決定する自由を妨げるものとして,許されないといわなけれならない。」

最初から統一教会であるという真実を知ることを意図的に阻害され、文鮮明師をメシアと信じてしまった人は、「今僕は幸せなんだからいいじゃないですか」とエイトさんに答えている。

  

  写真は名古屋駅笹島交差点から東へ100メートルほど行ったところにある名駅ファーストビル(写真中央の屋根が三角のビル)統一教会のビデオセンター「GL文化センター」は2Fにある。