<o:p></o:p>
10月18日、世日クラブの講演会で御用学者の藤家洋一が講演したようだ。<o:p></o:p>
彼は2001年1月から2004年の1月まで内閣府の原子力委員会の委員長を務め、2001年決定された「発電用軽水型原子炉施設に関する安全設計審査指針」の作成に深くかかわった人物である。
<o:p></o:p>
東日本大震災の津波による東京電力福島第1原発事故において、外部電源が津波に襲われ機能せず、停止した原子炉を冷却できず放射線物質が拡散した。<o:p></o:p>
未だ原子炉は冷温停止にいたることなく、放射能で汚染された町や村の生活はその展望を未だ見いだせない状況である。
<o:p></o:p>
今回の津波被害について、当初マスコミで「想定を上回る」という言葉が独り歩きした。<o:p></o:p>
しかし、今はそれを口にする輩は、過去に原発推進に深くかかわった政治家や学者たちである。責任逃れである。
<o:p></o:p>
今日、過去の震災・津波の検証が始まっている。<o:p></o:p>
外部電源がもっと高い位置にあったら、外部電源があらゆることを想定して2重3重のバックアップができていたら、こんな事故にはならなかったという見方が主流となってきていると私は感じている。
<o:p></o:p>
藤家たちが作成した「発電用軽水型原子炉施設に関する安全設計審査指針」の指針27に<o:p></o:p>
は長期の電源喪失について「想定しなくてもよい」と書かれている。<o:p></o:p>
参照 http://www.nsc.go.jp/shinsashishin/pdf/1/si002.pdf
<o:p></o:p>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・<o:p></o:p>
指針27.電源喪失に対する設計上の考慮<o:p></o:p>
長期間にわたる全交流動力電源喪失は、送電線の復旧又は非常用交流電源設備の<o:p></o:p>
修復が期待できるので考慮する必要はない。<o:p></o:p>
非常用交流電源設備の信頼度が、系統構成又は運用(常に稼働状態にしておくこ<o:p></o:p>
となど)により、十分高い場合においては、設計上全交流動力電源喪失を想定しな<o:p></o:p>
くてもよい。<o:p></o:p>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・<o:p></o:p>
3月に襲った津波は、外部電源を襲った。電源喪失が発生したのだ。<o:p></o:p>
もしこの指針で、自然災害による電源喪失について考慮されていたならば、今回の事態は避けられた可能性は高い。<o:p></o:p>
その意味で、電源喪失について、想定しなくてもよいと決定した当時の原子力員会の長である藤家の責任は問われなければならない。<o:p></o:p>
世日クラブの講演会では、触れられなかったようだ。<o:p></o:p>
参照 世界日報を愛する統一教会員 2011/10/29<o:p></o:p>
http://blogs.yahoo.co.jp/chubu_seiwabu/7280956.html<o:p></o:p>
<o:p> </o:p>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・<o:p></o:p>
東日本大震災・・・・福島原発放射能放出は、想定外の天災だったのか<o:p></o:p>
http://blog.goo.ne.jp/kokoro2442/d/20110315<o:p></o:p>
5年前に津波原発事故は予見されていた・・・・無視された115年前の三陸大津波<o:p></o:p>
http://blog.goo.ne.jp/kokoro2442/d/20110322<o:p></o:p>
<o:p> </o:p>