「拉致監禁・強制改宗に反対する被害者の会」が主催する国会請願デモが12月3日に、東京で予定されている。
子供が悪(違法勧誘、霊感商法)に染まりつつあるのに、そこに立ちはだかる親の子を思う気持ちは、誰も否定できない。
拉致や監禁や強制改宗が本当にあるのならば、それは許されないことだが、後藤氏の件は検察審査会で不起訴相当と判断され、後藤氏の体重の不可思議な増加問題も浮上し、例の後藤氏が痩せこけて映し出された写真の時期的整合性について、写真を撮った米本氏も、写された後藤氏も応えきれていない。
6日間で病院食で12kg以上の体重増加について肯定するのはいいが、根拠を全国民にわかりやすく説明すべきだ。
私はあの写真は「作為ある写真」の可能性が高いと考えている。
説得に伴って、食事を取らせない家族など聞いたことがない。
本人が断食するか、摂食障害でないかぎり、・・・・。
(摂食障害については体験者の手記をこの記事の後に載せました。後藤氏が引きこもりであったという情報もあり、それに伴う摂食障害をあったのではないかという可能性もあり、一心病院で治療したのは摂食障害であったということであるならば、長期入院も説明のつくところです。脱水症状では2.3日の加療で済むとのことです。私の知人も今はよくなりましたが、摂食障害でした。)
この集会デモについて、本日の有田氏の記事、「やや日刊カルト新聞」でも取り上げられている。
http://saeaki.blog.ocn.ne.jp/arita/2010/12/post_f01f.html
http://dailycult.blogspot.com/2010/12/1233000.html
注目は、国会でどこの党のどの議員がその請願を受け付けるかというところに焦点が合わされている。
有田氏の記事中には統一教会の内部文書まで公開されている。
韓国統一教主導の集会であることが明らかとなった。
私も先のブログ記事で、のこのこ献金欲しさに国会議員が出てくるようなことがあれば、次期選挙で青山丘(国民新党)と同じように国民の手痛い洗礼を食らうだろうと書いた。
もし出てくる議員がいれば、その議員に問いたい。
「もしご自分のお子さんが統一教会に入信し、違法勧誘、霊感商法に手を染めはじめたら、あなたは説得しないのですか」
「後藤氏が病院食と治療で6日間で12kg以上体重が増加したことについて、国民に説明できますか」
受け取る議員がだれかということも然ることながら、私にはもう一つ集会について、危惧するところがある。
本当は集会責任者が危惧するところなのだろうが、長い平和運動、労働運動の経験から本能的に思考回路が働いてしまう。
思い出すのは70年代の集会とデモである。
とりわけ社会党系集会は大変であった。さらに沖縄返還で社会党、共産党が共闘で集会を打つものならば、会場周辺は右翼の街宣車でうまり、左翼暴力集団の会場入り口での妨害活動、会場内での暴力沙汰もあった。
そんなことを思い出す中で、おそらく当日、統一教会から分派した中山グループ等は必ず現れるだろう。
野外音楽堂だから、どこからも入ろうと思えば入れる。正体を隠すことぐらいは簡単なことだ。
同じ信仰を持つものの集まりということもあり、会場で親しくなる戦法が取られるのは目に見えている。
彼らは、今年ネットで現役食口のブログで紹介された名古屋での統一教会のイベント会場近くでビラまき勧誘活動をしていたようだ。
そういうこともあって、統一協会はイベントや地方での「拉致監禁」デモの日程などの公表を控え始めたようだ。
でも今回ばかりは、そうは行かない。何が起きても不思議ではない。
また分裂騒動の渦中での全国から集まる大集会であり、顕進派の動向も見逃せない。
その意味で会場内は、平静を装いながら、緊張は隠せないだろう。
ひょっとしたら、連絡が取れなくなっているお子さんを捜しに来られる親御さんの姿も・・・・。
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体重は40キログラム以上も増減!
5年間も苦しめられた「地獄の摂食障害」の日々
DIAMOND ONLINより http://diamond.jp/articles/-/10187
地獄のような「引きこもり」の日々を送りながら、ひょんなきっかけから、アーティストとして“社会復帰”できた人もいる。
前々回の当連載で紹介した、イラストレーターのKacco(カッコ)さん(43歳)。「引きこもり」や心の病などをカミングアウトした人たちが所属するプロダクション「K-BOX」の主宰者だ。
仕事中に突然、目まいや吐き気…入院するも「摂食障害」で体重は激減
Kaccoさんが引きこもったのは、28歳のとき。阪神・淡路大震災や地下鉄サリン事件などが起きて、日本が漠然とした不安感に包まれていた95年頃のことだ。
転職を繰り返した末、宅建の資格を取り、不動産関係の会社に勤めていたKaccoさんは、仕事中、目まいや吐き気、頭痛などに襲われるようになった。
いまから振り返れば、そうした症状は、小さい頃から抱えていた。しかし、症状の出るスパンがだんだんと短くなってきて、ついには週に何度も現れるようになるなど、仕事どころではなくなってしまったのだ。
そこで、内科で診てもらったものの、原因はわからずじまい。神経内科へ行ってみても、「どこも異常がない」といわれた。
その後、紹介された脳外科に検査入院。仕事も辞めた。しかし、原因はやはりわからなかった。
病院の食事は、食べては嘔吐の繰り返し。入院生活は長くなった。
そのうち、食べ物に対する恐怖感が強くなり、食事を運ぶ台車の音がゴロゴロと聞こえてくると、鳥肌が立った。そして、動悸がしたり、気分が悪くなって倒れたりした。やがて、点滴で対応できる限界まで、体重が落ちた。
結局、Kaccoさんが紹介された先は、大きな病院の精神科。まず「摂食障害」と診断され、次に「そううつ病」や「パニック障害」などともいわれた。