昨年10月6日韓国SBS放送「ニュース追跡」で「統一教会拉致監禁事件・きよみ13年ぶりの帰郷」が放送された。
放送前に、ネットで漏れてくる情報、宣伝用の映像などから偏向番組であることが明らかになり、私もブログで記事にし、メールで中止を求めた。
SBS は、10.6偏向番組<ニュース追跡>の即中止を・・・問われる韓国マスメディアの」客観性
http://blog.goo.ne.jp/kokoro2442/d/20101005
偏向性以上に問題なのは、SBS取材クルーの日本の一人の牧師を騙し打ちといっても過言ではない、編集の仕方である。彼の発言を捻じ曲げた番組作りは、韓国ジャーナリズムの威信を傷つけた。
ニュース追跡の番組責任者は放送後、抗議に対して、最初の番組企画と違ったものになったことを認めたようだ。
ただ、いまだ日本の牧師に対する謝罪はない。
SBS のこのような偏向性、横暴ぶりについて、韓国ではどのようにとらえられているのだろうと思い調べてみた。
SBS の問題に触れた記事が3つほどあったので皆さんに読んでいただけたらと思い列記した。
③番目のクリスチャントゥデイの記事は、新しい記事なので、サランヘヨさんに翻訳をお願いした。
① [ニュースウェイ]2010.10.05
SBS ニュース追跡、「統一教会が拉致監禁」(?)・・無効な人気予告キーワード
http://www.newsway.kr/news/quickViewArticleView.html?idxno=92134
② [ニュースパワー]2010.10.7
SBS ニュース追跡、統一教会の広報を担う
http://www.newspower.co.kr/sub_read.html?uid=16407§ion=sc3§ion2=
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③ 【クリスチャントゥデイ 】2011.4.09
教会言論会“SBS局は,特定宗教に好意的 ”
http://www.christiantoday.co.kr/view.htm?id=245833
韓国キリスト教総会 金権選挙を扱った“現状21”(SBS局番組)関連して公正性要請
局が4月5日午後9時、“現状21”という放送の中で、韓国キリスト教総会の金権選挙を扱った“10党5落”という放送をした事と関連し、教会言論会が8日、“キリスト教に敵対的なSBS局、特定宗教に好意的だ”と明らかにした。
SBS
教会言論会が“キリスト教の中で起きてはいけない問題であり、キリスト教界の暗闇の部分に鞭を打つ内容もあった”と言いながらも、“しかし、この放送が示唆するところは大きい。韓国キリスト教総会の金権選挙問題が浮上する同時期の3月8日、仏教ドットコムには衝撃的な記事が載った”という点を指摘した。
教会言論会によると、インターネット“主権放送”に出演した仏教界の某人事が、政治権と仏教界の癒着に関して、昨年初にこれを暴露して我々社会を騒がせた金某氏にキリスト教問題をはぐらかして、再び仏教界の内部問題を暴露したのだ。
その記事によると、2007年の選挙の時、MBキャンプに380余名の僧呂らが顧問として参加し、選挙後に感謝状を受けたが、公的領域に仏教界が“宗教的偏向”を働きかけていることは、仏教界の力のなさを表した。
また、金氏は仏教界が宗教としての自省と刷新も注文した。彼は、“テンプルステイの予算が通過されなかった後、曹渓宗の自省と刷新の必要性を訴えた。しかし、曹渓宗が自省と刷新のために、何を反省するのか明らかにしなければならない”とも話した。
彼は“キリスト教が、イ・グァンソン韓国キリスト教総会前会長の金権選挙を良心宣言したように曹渓宗も良心宣言をしなければならない。総務院長選挙に70~80億ウォンが入り、住職選挙に20~30億ウォン、総会員選挙に5億ウォンが入ったという話がある”と言い、慣行的な金権選挙の姿を告発した。
教会言論会は“もちろん、このような暴露を根拠とした報道内容が正確性を持つには、様々な検証過程や当事者らの良心宣言と同じ証拠がなければならないが、韓国を代表する宗教界で、とんでもない金権選挙があったという言及だけでも、国民は襲撃を受けるのに充分だった”、“しかし、このような事実に対して、SBS局はもちろん、一般のどのマスコミも報道することはなかった”と話した。
教会言論会は続けて“そうならばその間SBSがキリスト教と関連して報道した番組に問題がないのか”と反問した後“SBS局が2008年から現在まで約3年間、キリスト教と関連した放送内容は総計7回”と言い、“2008年6月と7月の期間に4部作で放送した“神の道、人間の道”をはじめとして、2010年1月から5月まで放送した“済衆院(チェジュウォン:李朝時代最初の近代的な国立病院)”というドラマ、2010年バンクーバー冬季オリンピックでスケート決戦を中継する途中、キリスト教的な発言をしたことに対して、仏教界が抗議したというニュースがあった。
また、2010年“ニュース追跡”で統一教信者の拉致事件がキリスト教牧師が背後にいると扱われたこと、同年12月12日、“ニュースプラス”でキリスト教の民営刑務所を扱ったこと、2011年2月13日8時のニュースで“曹渓寺、土地を踏む”という問題を報道した事と今回の韓国キリスト教総会の金権選挙に対する事など”と指摘した。
教会言論会は“こういう報道でSBSは大部分キリスト教を否定したり批判することに焦点を合わせたものだが、“ただ、“済衆院”というドラマでは韓国キリスト教の布教初期の医療布教に対して肯定的な見解を持つようにした”と評価した。 韓国 クリスチャントゥデイより 翻訳引用:サランヘヨ)
“反面、仏教関連の報道では、キリスト教より多い11回の放送があったが、仏教紹介、仏教国紹介、仏様の来られた日の特集など、大部分が肯定的であったり、広報性に重点が置かれている”、“このような形でSBS局が宗教の差別報道を日常行うならば、特定の宗教にだけ偏向的だという誤解から抜け出すのが難しくなる”と教会言論会は指摘した。
教会言論会は“国民の財産の電波は誰も差別しない”、“ これを使うSBS局も本当に公正な放送をしているという信頼感を見せなければいけない”と話した。
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