【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

「弱虫太郎の解散先送りは選挙情勢悪化のせいだ」安住淳さんが分析

2008年10月31日 20時26分40秒 | 第170臨時会(2008年9月~12月)麻生兵糧攻め

 民主党国対委員長代理の安住淳(あずみ・じゅん)さんが、麻生首相の解散先送りの理由を選挙区情勢分析が悪化しているからだと解説しました。

 メールマガジン「安住淳国会通信334号」に記しました。

 「ガソリン税の暫定税率撤廃」など第169通常国会を完勝した安住さん。民主党は例年秋に人事異動をしていますが、今秋は3選した小沢代表が解散が近いと見込んで、引き続き同じ体制で執行部を運営しています。

 国対は激務ですから、2年目に入ると大変なのではないでしょうか。

 「自作自演の総裁選」
 「このまま突っ込めば終わったのに麻生首相は、運よく金融危機という救命ボートに助けられた」
 「決断できない首相」
 「弱虫太郎」
 「一歩間違えばすべてを失って自民党は消滅しかねない」

 と小気味よい言葉が並びました。

 ◇

              「断末魔のあがき
 
 国会には、どんよりとした空気が漂っている。 みんな選挙のモードでやって
きたから、突然の先送りに戸惑っているのが正直なところだ。 この2ヶ月を振
り返ると、とにかく自民党の目論見がことごとく崩れた政局であった。
 自作自演の総裁選挙とその余勢をかっての解散総選挙というシナリオ。 
しかし、国民は踊らず冷静な判断を下した。 結果、支持率は上がるどころか
下がり続け、総選挙の惨敗も確定的になった。このまま突っ込めば終わったの
に麻生首相は、運よく金融危機という救命ボートに助けられたというのが本当
のところだろう。
 
 決断できない首相、弱虫太郎などプライドをズタズタにされても麻生氏は、反撃
すらできないで忍の一字だ。 何故かというと、これまでの解散政局と今回は
違うからだ。 これまではどんなに負けても、自民党が野に下る、消滅するなんて
いうことはなかった。 しかし今回は、一歩間違えばすべてを失って自民党は消滅
しかねない。 だから慎重にならざるを得ないのだろう。

 聞くところによると、この9月から10月末まで4回にわたる選挙区情勢調査をや
ったというからすごい。一回数億円もかかる調査だ。 そしてやるたびに、状況が
どんどん悪化しているというからこれまた凄まじい。 表向きは金融だ景気だとい
ろいろ言っているが、先送りの理由は一点、この選挙区調査に尽きる。 つまり 
選挙に勝てる見込みがないと解散は出来ないということだから、麻生自民党はそ
の論理で言えば、任期満了まで解散出来ずに自然死を迎えるということになるの
ではなかろうか。  

 この発想と行動は、まるで国民の命を無視して本土決戦を主張した63年前の
この国の陸海軍の軍人たちを彷彿とさせる。(後略)

政権交代へ! 
1日1クリック!こっちもクリック!応援お願いします。
  ↓     ↓

  



最新の画像もっと見る

コメントを投稿