ニュースサイト宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

英国の政権交代は、今世紀まだ1回

2017年10月07日 18時43分20秒 | 政権交代ある二大政党政治の完成をめざして

 所有物をアップするのは、あまり趣味ではありせんが、今週、注文していた、英国庶民院議員要覧の2017年版が届きました。

 THE TIMES GUIDE TO THE HOUSE OF COMMONS 2017で、1880年から発行しているとのこと。私の手元には、1997年、2000年、2005年、2010年、2015年、2017年の6回の総選挙分がそろいました。ちょうど日本で言うところの、平成6年政治改革4法が出来てからの、英国の総選挙分はそろえたことになります。メイ首相(保守党首)は意外と期数が若く、1997年初当選です。下野時に当選したので野党が13年間で政権交代とともに内相として初入閣わずか6年後には保守党首に当選して速やかに首相になったことになります。

 この20年間で英国の政権交代は、1997年の労働党、2010年の保守党の2回のみです。我が国では、2009年の民主党、2012年の自民党の2回となります。今世紀では、英国1回、日本2回となります。

 70年経ってまたアングロサクソンの勝利です。米連邦準備制度理事会と、英国イングランド銀行は、自国通貨切り下げすなわち量的緩和をまったくしていません。ところが、欧州中央銀行をはじめとする世界中の中央銀行は量的緩和を手仕舞いできない状態になっており、最悪の現状が我が国日本銀行(BOJ)です。ですから、私は安全保障と金融の不安定さのもと、野党第1党は、そのまま、岡田克也ネクスト総理でやっていれば、数回のうちに政権交代できるのではないかとにらんでいましたが、この1週間で、そういうことは難しくなりました。

 安倍政権を打倒すると連呼するだけでは、政権交代しても、マニフェストに書き込み過ぎた鳩山・菅・野田内閣未満にしかなりません。

 ぜひ、もう少し長期的視点で、政治をやり、見るようにしたいものです。

 (c)2017年、宮崎信行。



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