【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

大阪・関西万博の協会長、十倉経団連会長の住友化学が1000億円大赤字、万博へ足元揺らぐ

2023年11月02日 04時56分45秒 | その他
[写真]十倉雅和・経団連会長、先々月2023年9月、都内で、宮崎信行撮影。
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 維新が主導する「2025年大阪・関西万博」の博覧会協会長、十倉雅和・経団連会長の「住友化学」が950億円の赤字となる見通しになりました。きのう、来年3月までの決算期で、おおむぬ2000億円の減収、1000億円の減益で、950億円の巨大赤字が出るため、十倉さんや社長が3月まで役員報酬を全額カットすると社長が発表したと報じられました。

 同社の平均給料は年850万円のようです。率先して、賃上げをし過ぎて赤字になったかと思いきや、プラスチックが中国経済の失速で国内外で売れなくなり、開発していた子宮頸がん治療薬の完成が間に合わず投資を回収できず、7%も売り上げが落ちる予想となりました。赤字は、石油化学コンビナートが止まった震災イヤーから12年ぶり。

 万博の開催費の3分の1にも及ぶ巨大赤字を1年でつくったことから、前売り券を大量に買う前提で成り立つ万博の成功への機運が、財界で乏しくなることも予想されそうです。

 以上です。


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