【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

【2008年は物価高?】1バレル=100ドルの年明け

2008年01月03日 23時33分36秒 | 人物
(写真はThe Wall Street Jounal)

【2008年の物価高を暗示? 1バレル=100ドルの年明け】

 2008年の物価高経済を暗示するかのような年明けになってしまいました。

 正月早々、ニューヨーク商品取引所(NYMEX=ナイメックス)で、1月2日の最初の取引で、1バレル=100ドルちょうどをつけました。

 WTIを投機的に運用している投資家(以下、「わるい奴ら」と略します)のせいです。

【日本国民の生活を直撃するWTI】

 日本への影響も多大です。私の生活への影響も多大です。
 本当に困りました。どうしたらいいのでしょうか!?

 「WTI」とは西テキサス産軽質油、West Texas Intermediateの先物取引価格。

 なぜか世界中で掘り出される油の伝票には、この「1バレル=100ドル」という基準に基づいて計算した値段が書いてあります。

 で、油の決済はドルでやることになっています。
 だから、ドルは強いし、米国は強いのです。

 「わるい奴ら」は「1バレル=100ドル」を「ナイジェリアの政情不安が~~」などと理由をつけますが、そんなの口実に過ぎません。


【世界の原油産出量は変わらない―オイル・ショックとの違い】

 オイル・ショックと違って、世界の原油産出高が減っているわけでないのです。

 供給は同じくらいです。
 需要は中国などで増えていて、東アジアの需給はやや不安定です。

 とはいえ、1年前は50~60ドルだったから、およそ2倍になるとは極端です。

 ガソリン、石油製品の値上がり、穀物高は確実な2008年。
 自己防衛しましょう。買いだめしましょう。

 麦をやめ、米を食いましょう。

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NY原油史上初の100ドル 08年米市場、波乱の幕開け(共同通信) - goo ニュース

2008年1月3日(木)18:54

 【ニューヨーク3日共同】2日のニューヨークの原油先物相場は、需給逼迫懸念から投機資金の流入が加速、国際指標となる米国産標準油種2月渡しが急騰し、一時、史上初めて1バレル=100ドルに達した。これを受け2日のニューヨーク株式とドル相場は急落し、08年の米市場は波乱の幕開けとなった。サブプライムローン問題拡大で米景気後退の恐れが強まる中、原油高騰による世界経済への悪影響が懸念される。

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