【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

「政調の設置を目指す会」が発足 初会合は41人が参加

2010年03月04日 21時44分39秒 | 第174常会(2010年1~6月)空転政治主導


[写真]安住淳さんと生方幸夫さん

 報道によると、政府外議員41人が参加して、3月4日

 「政府・与党一元化の下での政策調査会(政調)の設置を目指す会」が発足し、民主党らしさの復活のため、政調復活をとりまとめていくことになったそうです。責任者は民主党副幹事長の生方幸夫さん衆院安保委員長の安住淳さんということのようです。

 政調復活は、2月17日に生方さんら政府外議員の4人が、鳩山由紀夫代表と小沢一郎幹事長にペーパーを提出したのがきっかけです。

 鳩山内閣最初の当初予算の年度内成立が確定したところで会を発足させたということで、政府外ながら、政権運営に責任ある考えを持った議員たちだと思います。政務3役では、内閣府政務官の田村謙治さんも参加したようです。

 2月17日の申し入れの際に、小沢幹事長は各省政策会議で、一方的な説明に終わることが多いことに、驚いて改善を約束したとされています。政府主催の政策会議に民主党副幹事長や衆参委員会の委員長・理事らがコアメンバーとして加わるなどの改善策が浮上していますが、これでは不十分です。そもそも、政府主催の政策会議では、次期国政選挙にのぞむ民主党としてのマニフェストを作れないという構造的大欠陥があり、政調の復活は必須です。

 自民党内では連日、石破茂政調会長や有志が設けた勉強会が盛んなようで、現地視察などをして、どんどん力を回復しています。

 私は、「政調の設置を目指す会」の活動を応援していきたいと思います。

時事ドットコム:政調復活目指し41人結集=安住、生方氏ら民主有志

 民主党の安住淳衆院安全保障委員長、生方幸夫副幹事長ら有志が4日、「政策調査会の設置を目指す会」を発足させ、衆院議員会館で初会合を開いた。衆参のベテラン、中堅議員ら41人が出席。政権獲得後に廃止された党政調の復活を執行部に求める方針を確認した。ただ、鳩山由紀夫首相や小沢一郎幹事長は政調復活に否定的で、今後、党内対立に発展する可能性もある。

 生方氏は会合の冒頭、小沢氏が政調復活を認めず、各省政策会議の運用見直しで対応する考えを示したことについて「党内の活性化、議論の活発化には遠い案だ」と批判。出席者からは「民主党らしさがなくなった」などと政調廃止に対する不満が相次いだ。

 執行部に求める政調の体制に関しては、(1)鳩山政権の「政府・与党一元化」方針に反しないよう、政調会長には閣僚を充てる(2)各府省に対応する部会を設ける-ことを決めた。 
 出席者は政府に役職のない議員がほとんどで、衆院当選1回の新人議員は呼び掛けなかった。今後は新人を含め賛同者を広げ、執行部への働き掛けを強めていく方針。生方氏は会合後、記者団に「賛同者は100人くらいになるのではないか」と語った。

◇民主会合出席の有志議員
 民主党政策調査会の復活を求める4日の会合に出席した有志議員は次の通り(丸囲み数字は当選回数)。
 【衆院】土肥隆一(7)、玄葉光一郎、藤村修=以上(6)、安住淳、小林興起、筒井信隆、平岡秀夫=以上(5)、石毛子、生方幸夫、奥田建、小宮山洋子、吉田公一=以上(4)、岡本充功、菊田真紀子、篠原孝、首藤信彦、田嶋要、田村謙治、手塚仁雄、寺田学、和田隆志=以上(3)、稲見哲男、城井崇、郡和子、中川治、中根康浩、藤田一枝、本多平直、三谷光男、村越祐民、森本哲生=以上(2)、斎藤勁(1)
 【参院】岡崎トミ子(3)、大河原雅子、風間直樹、金子恵美、鈴木陽悦、徳永久志、白眞勲、松浦大悟、松野信夫=以上(1)



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