小沢幹事長が国会法改正案について、21世紀臨調にアイディアを求めました。
私も国会法改正について、一つアイディアというより、お願いがあります。国会法52条第1項の改正をお願いしたいと思います。
「委員会は、議員の外(ほか)傍聴を許さない。但し、報道の任務にあたる者その他の者で委員長の許可を得たものについては、この限りではない」
実は、国会の常任委員会・特別委員会は「原則非公開」と、現在の国会法でもなっているのです。
実際は、衆参の常任委員会・特別委員会はインターネットで生中継されています。議事録も後日、ネットに掲載されます。ところが、国会法では「原則非公開」になっていて、但し書きで、「委員長の許可を得た者」のみが傍聴できることになっています。
このブログで実際に国会に行って、委員会の傍聴記を書いていますが、実はそのたびに委員長の許可を得て傍聴券を入手しています。この作業のために、衆院・参院とも複数の民主党議員とその秘書の方に多大なご協力をいただいているのです。本当に感謝します。ありがとうございます。
ちなみに参院本会議は議員の紹介無しでも先着40人まで傍聴できます。この制度はたまに使っています。また衆院本会議も比較的楽に傍聴券を入手していますが、これにも、議員会館と国会議事堂との往復のご足労をかけています。
「原則非公開」で困ることがもう一つあります。委員長のハンコが必要な関係から、どうしても、委員室に入る時間がどうしても開会数分後以降になることが多いということです。予算委は傍聴者・傍聴席が多いので、おおむね開会10分前に、衛視さんが入れてくれます。本会議は30分前に入れてくれますが、やはり国会審議は委員長が「これより会議を開きます」と言って、その日の議題を読み上げる場面から見ないといけない、そういうこだわりがあります。
ぜひ、他の委員会も含めて、この「原則非公開」を「原則公開」にしていただきたいと思います。そうすると、傍聴券入手のプロセスも簡素化され、各議員のスタッフにお願いするご苦労も軽くなると思います。
まあ、実際のところはネット中継を見て傍聴記を書いていることが多いのです。で、私は直接行ったのか、ネット中継を見て書いているのかを一々明示していないから、毎日のように国会議事堂に行っているように思われるかも知れませんが、そうではありません。ただ、委員数が50人になる衆院予算委などは、ある程度座席の位置関係などの雰囲気を頭に入れておかないと、中継で見ても、委員室全体のイメージにズレが生じてしまいますので、秋の臨時国会や通常国会の冒頭に直接傍聴席に行って、座席配置のスケッチも含めてノートをとっています。
26日召集の臨時国会については、すでに民主党の委員の配置は内定していますから、各委員会の委員を見て、傍聴券をお願いできる議員を探しています。あと、数議員の事務所にご挨拶にいけば、どの委員会でも衆院は傍聴できる目途が立ちました。参院も、2年前から民主党が最大会派になっていますので、必要があれば、どの委員会でも、お願いできる事務所はあります。とはいえ、手間がかかるので、大変仲良くさせてもらっている事務所でも、正直、気苦労はあります。
常任委員会・特別委員会はネット中継されているのですから、ぜひ国会法52条は「原則公開」に改正してください。
それと、衆院事務局・参院事務局は、唯一ネット中継していない「議院運営委員会」を中継してください。議運の情報がないと、国会全体のスケジュール感がつかめません。議運は委員室ではなく議長室隣室で会議が開かれているからネット中継ができないのだと思います。とはいえ、参院議運委は、日銀総裁人事をめぐる意見聴取のときに録画中継された事例があります。
開かれた国会審議のために、ぜひ、国会法改正案に盛り込んでほしい、と要望します。
tags 小沢一郎・民主党幹事長
私も国会法改正について、一つアイディアというより、お願いがあります。国会法52条第1項の改正をお願いしたいと思います。
「委員会は、議員の外(ほか)傍聴を許さない。但し、報道の任務にあたる者その他の者で委員長の許可を得たものについては、この限りではない」
実は、国会の常任委員会・特別委員会は「原則非公開」と、現在の国会法でもなっているのです。
実際は、衆参の常任委員会・特別委員会はインターネットで生中継されています。議事録も後日、ネットに掲載されます。ところが、国会法では「原則非公開」になっていて、但し書きで、「委員長の許可を得た者」のみが傍聴できることになっています。
このブログで実際に国会に行って、委員会の傍聴記を書いていますが、実はそのたびに委員長の許可を得て傍聴券を入手しています。この作業のために、衆院・参院とも複数の民主党議員とその秘書の方に多大なご協力をいただいているのです。本当に感謝します。ありがとうございます。
ちなみに参院本会議は議員の紹介無しでも先着40人まで傍聴できます。この制度はたまに使っています。また衆院本会議も比較的楽に傍聴券を入手していますが、これにも、議員会館と国会議事堂との往復のご足労をかけています。
「原則非公開」で困ることがもう一つあります。委員長のハンコが必要な関係から、どうしても、委員室に入る時間がどうしても開会数分後以降になることが多いということです。予算委は傍聴者・傍聴席が多いので、おおむね開会10分前に、衛視さんが入れてくれます。本会議は30分前に入れてくれますが、やはり国会審議は委員長が「これより会議を開きます」と言って、その日の議題を読み上げる場面から見ないといけない、そういうこだわりがあります。
ぜひ、他の委員会も含めて、この「原則非公開」を「原則公開」にしていただきたいと思います。そうすると、傍聴券入手のプロセスも簡素化され、各議員のスタッフにお願いするご苦労も軽くなると思います。
まあ、実際のところはネット中継を見て傍聴記を書いていることが多いのです。で、私は直接行ったのか、ネット中継を見て書いているのかを一々明示していないから、毎日のように国会議事堂に行っているように思われるかも知れませんが、そうではありません。ただ、委員数が50人になる衆院予算委などは、ある程度座席の位置関係などの雰囲気を頭に入れておかないと、中継で見ても、委員室全体のイメージにズレが生じてしまいますので、秋の臨時国会や通常国会の冒頭に直接傍聴席に行って、座席配置のスケッチも含めてノートをとっています。
26日召集の臨時国会については、すでに民主党の委員の配置は内定していますから、各委員会の委員を見て、傍聴券をお願いできる議員を探しています。あと、数議員の事務所にご挨拶にいけば、どの委員会でも衆院は傍聴できる目途が立ちました。参院も、2年前から民主党が最大会派になっていますので、必要があれば、どの委員会でも、お願いできる事務所はあります。とはいえ、手間がかかるので、大変仲良くさせてもらっている事務所でも、正直、気苦労はあります。
常任委員会・特別委員会はネット中継されているのですから、ぜひ国会法52条は「原則公開」に改正してください。
それと、衆院事務局・参院事務局は、唯一ネット中継していない「議院運営委員会」を中継してください。議運の情報がないと、国会全体のスケジュール感がつかめません。議運は委員室ではなく議長室隣室で会議が開かれているからネット中継ができないのだと思います。とはいえ、参院議運委は、日銀総裁人事をめぐる意見聴取のときに録画中継された事例があります。
開かれた国会審議のために、ぜひ、国会法改正案に盛り込んでほしい、と要望します。
tags 小沢一郎・民主党幹事長