
昨夜は十五夜で、3年連続で「中秋の名月」が満月になった夜でした。中秋とは月の満ち欠けを基準とした旧暦の8月15日のことで、太陽を基準とした新暦とはずれがあり今年は9月19日でした。しかし、月の満ち欠けは29.5日なので少しずつずれるため旧暦の15日が必ずしも満月とは重ならず、次は2021年まで中秋の名月と満月が一緒にならないのだそうです。
雲が出てきて綺麗な十五夜が見られないかなと思っていたら、少し雲が切れてきました・・・
「十五夜・中秋の名月」と言えばススキ、月見団子や野菜、果物などと一緒に必ずススキを飾っていますね。孫たちが月見団子を作ったと娘が画像を送ってきました・・・
単なる月見でなく農耕儀礼としての意味合いが強い「十五夜」ではススキは無くてはならないもの、昔はこれを束ねて屋根を葺き、炭俵を編み、家畜に食べさせ、敷き藁として踏ませてたい肥にし、緑肥としても使い非常に大切な植物で草刈り場は共有の大切な場所だったのです。(今はほとんど見られなくなってしまいましたが・・・)
このように人間生活に重要なススキは何か秘めた力を持ち季節的にも農耕儀礼の花として使われたようです。そして秋の七草でもあるススキ・・・
月と一緒に眺めると一層風情がありますね!
ススキと月で花札の8月・坊主を思い出してしまう人も居るかもね・・・
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