MATURE&RELAX

好きが仕事に
イギリスアンティーク雑貨とシャツの店を
オープン。
主婦のつれづれ日記

日々、 恋心

2006-05-02 | 恋の絵手紙
真夏日であった昨日が嘘のような肌寒さ。おまけに雷雨。
春先からのこの日々変わる天候は、ドラマチックというより、もはや
「なにか企んでいるに違いない」と思ってしまう。
愛犬のルーナ(トイプー レッド 4歳 男の子)は 雷の音に慌てて
ソファーのクッションの隙間にもぐりこんでいる。

連休中の予定は久々にスケッチでも出かけようかと思っている。
行き先も未定だが、公園にシートをひいてあたりを見回して目に付いた物を、
描きたいと思ったものを、描こう。

絵手紙、、、私は墨で線描きをし顔彩で色づけをしている。下書きなんかしない。
目の前のモチーフをありのまま、感じたまま、思いのまま筆を滑らせる。
まるで恋人に会うかのようにドキドキ、緊張しながら。まさに恋絵である。
お陰で、物を見る楽しさを覚えた。「ふ~ん。筍の節にはこんな赤い斑点があるのか」と。
絵を始めなければ、とっとと皮を剥いて煮つけて食べるのみで、
それぞれの個性に目をやる優雅なひと時などなかった筈。筍、描き切れなかったら
2枚綴りで描こう。一度に2枚仕上がってお得。同じ人へ出しても、
別々でも。

画材はなんでもいいと思う。色鉛筆でもクレヨンでも。
ただ、墨の濃淡やかすれや滲みが、日々の心を表しているようで面白い。
艶っぽさまで表してくれるから不思議。

スケッチには筆ペンと水彩色鉛筆が便利。仕上げは戻ってから顔彩でお色直し。
この作品は来月 MATURE代官山STYLE にて開催されるワインパーティーとの
コラボ絵手紙展へと出展予定。うまくいけばの話だが。




SAKURA

2006-05-01 | 恋の絵手紙
5月になった。桜の若葉が目に染みて、そよぐ風は初夏。

桜といえば、今年はドラマチックに春の天候が変わり、お陰で随分と
花を楽しめた。講座でも桜は人気だが、折って画材にする訳にもいかず
かといって、花見客の前で描くのも恥ずかしい。

蕾から、三分咲き、五分咲き そして満開を、一度でいいから追っかけて
描いてみたい。画材を調達している花屋のイケメンオーナが、
いっきに咲かない様に管理しながら、頃合良く手渡してくれる。

シーズン中、あちこちの講座では桜にちなんだ季語が添えられ、
華やかな葉書やカードが出来あがる。花衣、花筏、花冷え、花散らし。
一瞬にして散りゆく桜は、講座終了後も小枝に分けて生徒さんが持ち帰る。

「あっつ、私の分も少し、、、、、」と毎年懇願するのだが、空しく声はかき消されて。

それを聞いたイケメンフローリスト、私の分を店でキープ。
すべりこみ、満開の桜をやっと手に入れたのである。

今年は念願の千鳥が淵へ花見へと。想い馳せながら、
うららかな春、四月を満喫。数枚描いた桜のカードは
新社会人になった女の子と、病気お見舞いへと、届けられた。
それぞれに想いのせて。