MATURE&RELAX

好きが仕事に
イギリスアンティーク雑貨とシャツの店を
オープン。
主婦のつれづれ日記

恋絵交遊録

2006-05-09 | 恋の絵手紙
生徒さんの年齢層は幅広い。前にも述べたが、子供から上は限りなく。
男性もちらほらと。こちらはリタイアされたおじ様方。『素敵な絵ですね~~♪』
と女性群に囲まれ、思いがけずばら色の退職後の人生のスタートを。
絵が素敵だと、御本人までナイスガイに見えるから怖い(笑)

近年若い女性の受講者も増え、講座が活気を増してきた。
WEBデザイナーやファッション界で活躍するVMD(ヴィジュアル マーチャンダイジング)
という聞き慣れない職の女性もいる。OL,主婦、介護士と職は様ざまであるが、
筆を持つとそれぞれの元来の『素(す)』が現れて面白い。本人達が一番
新たな自分との出会いに驚く。絵そのものが季語であり、
季節の移ろいを日々感じる事の出来る『恋絵』はさながら絵手紙セラピー。
講座のうけてる要因はそんなところかもしれない。

さらに楽しいのは、人生の大先輩とご一緒に描く時。御近所の
デーサービスへボランティア。
気難しい方も表情が、回を重ねる毎にほころんで、
御自宅で描いた絵を待ち構えてたくさん見せて下さる。
主に、たくさんの草花をモチーフとする絵手紙は、さながら
アロマと同様、植物の力もあると私は信じている。
利き手が麻痺の方は、そうじゃない手で描く事が出来る。
美しいものに感動する心があれば、残された機能が
どんどん有効に働いてくれる。
奥様へさりげなく感謝を込めたラブレターを添える方も。
ここでも『恋の絵手紙講座』は健在である。

未踏の春野菜の調理法を伝授していただいたりすることも。
『ウドの食べかた、やっとわかりました』
『先生は、美味しさ、わかるお年頃にやっとなれたね。』
どんどん心は繋がっていきますが、
病院に入られたり、施設へ入所されたりと
、、、。お目にかかれなくなる寂しさも覚悟の日々。