MATURE&RELAX

好きが仕事に
イギリスアンティーク雑貨とシャツの店を
オープン。
主婦のつれづれ日記

梅雨のきざはし

2006-05-29 | 恋の絵手紙
今日は雲の隙間から時折お日様が顔をのぞかせる。
風もあり爽やかではあるが、梅雨の“兆はし”の苔蒸す香りがどこからともなく。
「きざはし」というのは 兆し よりもさらに季節のはしり。
日本語というのは、趣があリ過ぎて容易に使いこなせない。
一年を四季で分けるだけでなく、さらに細かく時の流れを「旬」という
はかなくも、贅をつくした自制で表現する。

季節が移行するさまを「季節途中」とかいて「季節なかば」と読むことも。
確かに春から初夏へ、初夏から真夏へ。日本では曖昧な季節移行が存在する。
花曇、梅雨寒もその様でもある。

つい先日まで、生い茂るどくだみの葉を見かけてはいたが、いきなりここ数日で
どこもかしこも可憐な白い花が満開に。季節の移ろいは
ある意味“勝負!”うっかり見過ごさないように、瞬、旬をとらえて。
それは、人にも言える事。一期一会。

今週から暫く日本を離れる。
帰国頃には梅雨入りをしているだろうか。
きっと紫陽花が見頃を迎えているだろう。


    *このどくだみの画像は80円切手で送れる葉書。裏面には私信を書いて。